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2024年7月のメッセージ

2018~2023年の5年間に渡り運用してきた「はてなblog」への投稿とLINE公式で配信していた「今月のメッセージ」をnoteへ一本化しました。

サロン会員の方も、そうでない方も、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。


今月のこよみ

エネルギーを意識したい日にちをピックアップ。

二十四節季

小暑(7月6日~)

暑気に入る時期。ここから日に日に暑さが増してきます。
待望の梅雨明けを迎えるのもこの時期と言われています。
近年ではすでに猛烈な暑さの日が続くようになりましたので、熱中症対策をしっかりとって、夏ならではの風物や行事を楽しんでいきましょう。

☆泥の中から美しい花を咲かせる蓮は、仏教では神聖な花とされ、極楽浄土の象徴でもあります。小暑の頃には、開花した蓮の花を見ることができます。
暑気の期間は「恐怖」や「不安」の手放しを意識してみましょう。
ネガティブな気持ちが押し寄せてきたら、目を閉じ、深呼吸しながら暗闇に差し込むまばゆい光をイメージしましょう。
そして、その光を辿っていくと燦燦と太陽の光が降り注ぐ明るい場所へとたどり着く、そんなビジョンを描きます。
イメージと深呼吸を繰り返すことで、いつのまにか恐怖や不安を手放せているはずです。

大暑(7月22日~)

一年で最も気温が高くなる頃。いよいよ夏本番の様相となります。
小暑と大暑の期間をあわせて「暑中」といいます。日本では、日に日に暑さが厳しくなってゆくこの期間に、相手の健康を気遣い「暑中見舞い」を送ったり、「暑気払い」と称する飲食で健康を願う習慣があります。

☆「暑気払い」とは体に溜まった熱気をとり除くことをいいます。暑さや熱そのものに限らず、弱った気(エネルギー)を元に戻し「元気」になろうという意味も込められています。
暑気払いの飲食では、旬の食材を摂ることで「熱気」を取り除き「元気」を取り入れます。
スイカやキュウリは体の熱を下げ、利尿作用で余分な水分を出してくれます。また、6~7月に収穫される「麦」は栄養価も高く、夏の体調管理に欠かせないものとされています。麦茶は身体のミネラルバランスを調え、冷麦は夏バテを防ぐ上でも効果的です。
暑気払いと称してビールを飲むのも納得ですね😊(お酒はほどほどに…)

月齢

月は感情的な肉体感覚と潜在意識の天体です。
生理的欲求や好き嫌いなど、無自覚な自分自身の欲求や情動を司ります。

新月(7月6日/蟹座15°)

「ありあまるほどの食事を楽しだグループの人々」
倫理的に優先すべきことがあればそうするが、躊躇なく楽しみにまい進する
経済的な豊かさ、財産、利益の追求、精神性から物質性への反転

蟹座15°のサビアンシンボル

新月は死と再生の時間。
満月であかるみになったエゴ(自我)が新月には輝きを失うので、真の己(真我)に還る時間とも言えるでしょう

友愛・コミュニティの部屋で迎える新月です。
Mcに牡牛座の火星と天王星が重なり、蟹座の新月と金星を強力にサポート。
共有の部屋に位置する魚座土星も調和の角度に位置し、Mcを頂点とした小三角形を形成しています。
また社会の部屋に位置する双子座木星が、精神・魂の部屋の獅子座水星をサポートし、魚座海王星も調和の角度で関与しています。

今回の新月は、あなたの「好き」や「得意」を世に出すタイミング。
「心地よさ」を基準に行動し、自分にとっての「心地よさ」が一体何なのかをどんどん追求していきましょう。
無理や我慢を手放して、新たな安心感を手に入れる時です。
世間体を気にしたり、誰かの期待に応えようとする癖があるなら、今回の新月で手放しましょう。
また、身近な人とのコミュニケーションの中に「心地よさ」のヒントがありそうです。欠点や改善点を指摘するのではなく、長所や美点をどんどん褒めあいましょう。
自分では「取るに足らない」と思っていることも、他者にとっては素晴らしい能力かもしれません。
人から褒められたことは素直に受け取り、それをどんどん世に出していくことで、豊かさにつながる新月です。

願い事をする方は、蟹座の象意に関する事がおススメです。
ジャスト新月から48時間以内(8時間以内がベスト)に願い事を書くと、願いが叶うと言われています。
ただし、ボイドタイムは避けて書きましょう。
今回は7時57分に新月を迎えます。翌日にボイドタイムがあるので、6日中に願い事をするとよいかもしれませんね。
ボイドタイム:7月7日 12時47分~12時55分迄
ボイドタイムは願い事をするよりも瞑想や祈りの時間に充てるのがおススメです。

蟹座の象意
安心・家庭・基盤・母性・仲間意識
束縛・常識的・排他的・愛情

満月(7月21日/山羊座30°)

「秘密のビジネス会議 」
これまでのしがらみを突破するための会議をする
社会的な権力、重要な役割、自己実現、管理能力、保守的、好機

山羊座30°のサビアンシンボル

満月は達成・成就の時であるとともに、潜在意識を解放するタイミング。今の自分に不調和・不要なものは新月へ向かう欠けゆく月の期間にどんどん手放してゆきましょう。

精神・魂の部屋で迎える今年2回目の山羊座満月です。
水瓶座冥王星と重なり、基盤の部屋から牡牛座天王星と双子座火星が調和の角度で関与する満月です。パートナーの部屋にある獅子座水星と天王星・火星、McがTスクエアを形成。所有の部屋に滞在する魚座土星はノーアスペクトです。

2024年9月2日~11月20日の冥王星山羊座滞在を目前にして、まるで過去14年間かけて破壊してきた山羊座的な資質をきれいさっぱり吐き出すかのように、6月・7月と山羊座で満月が続きます。
今回の満月を境に、かつての社会秩序はいよいよ終焉を迎えます。
今回は特に「経済活動」に関する部分、お金の稼ぎ方、使い方、お金に対する概念を大きく刷新するよう促しているようです。
折しも、7月3日から新紙幣の発行がはじまります。12月には現行の健康保険証が廃止されることも決定しています。
日本は皆保険制度ではありますが、最近は自由診療の医療機関も増えているようですし、医療保険に限らず日本の社会保険制度そのものが崩壊寸前であるという見解を持つ有識者の方もいらっしゃるようです。
iDeCoの拠出限度額の引き上げや新NISA制度などもそうですが、国家が個人に対して「投資による資産形成」を推奨する流れも加速しています。
国や社会に依存して生きる時代から個の力を出し合う時代へ移行するために、今回の満月は経済活動に関する古い価値観をあぶりだすことで、個々に意識改革をもとめているようにも感じます。
国や社会に頼れない?!と不安を感じる人もいるかもしれませんが、国や社会へ依存して生きていくためには自己犠牲や協調性、さらには忠誠心が求められます。国や社会へ依存するのではなく個の力を出し合って生きる時代というのは見方を変えれば自由で平等な世界とも言えますね。

満月は浄化作用が強いので月光浴がおススメです。
パワーストーンやオラクルカードだけではなく、心や身体の浄化にも最適です。
心と身体の浄化に関しては、わざわざ外に出なくても、満月をイメージしながら瞑想するだけでも効果があります。
今回も山羊座の象意に関するデトックスを意識してみましょう。
ジャスト満月は19時17分。前後24時間が浄化タイムに適しています。

山羊座の象意
社会性・伝統・堅実・実利主義・経済活動
野心・ルール意識・地味・ステイタス・肩書

今月のメッセージ

私の太陽星座は山羊座なのですが、以前、太陽星座を冥王星が運行することについて、質問をうけたことがありました。

トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)は出生図では世代天体となるため、パーソナルな影響として意識しにくいのですが、トランジットのトランスサタニアンはパーソナルな影響を比較的意識しやすいように思います。

冥王星は公転周期が約248年と大変長く、発見されたのが1930年ですから、まだその軌道を1/3まわった程度です。
冥王星は1つの星座に約12~32年滞在します。(楕円軌道のため滞在年数に幅があります)
従って、私たちは一生のうちで冥王星がすべての星座に滞在する時代を経験することはできません。
発見されたとき、冥王星は蟹座を運行中でした。約90年の年月をかけて、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座を通り抜け、2023年から山羊座と水瓶座を行きつ戻りつしている冥王星ですが、今年の11月20日以降は2043年3月9日までの長きに渡り水瓶座を運行します。

冥王星のテーマは未知や闇、そして破壊と再生です。
隠された部分や人生で向き合うべき大きなテーマについて物語ります。
自分の中に抱えている闇や悩み、心の奥底に潜在しているものだけでなく、社会全体の闇や隠された部分を炙り出し、風潮や価値観についても徹底的な「破壊と再生」をもたらすと言われています。

冥王星は2008年1月26日に山羊座入りした後、2008年6月14日~11月27日まで射手座に滞在、同日再び山羊座に入り、2023年3月23日まで山羊座を運行していました。以後は2023年6月11日~2024年1月21日、2024年9月2日~11月20日に山羊座に短期滞在なので、今、まさに「山羊座の総決算」みたいな時期を迎えているというわけです。

ということで、冥王星が太陽星座滞在中にどんな影響をうけていたのか、私の生まれたときの太陽の位置とトランジットの冥王星がタイトにヒットする時期を改めて見直してみました。

計算してみたところ、2014年2月22日頃~2016年12月1日頃、約3年弱が最も影響を受けていた期間と言えそうです。
この頃はどうしていたのかな?と思い返してみると、会社員としてのピークを迎えていた頃と合致していました。
年収も増え、仕事に対するやりがいも感じていた頃です。
忙しかったし大変だったけれど、どんどん結果を出せる自分に酔いしれていた時期でもありました。

しかし2016年6月に転機が訪れます。
人生の絶頂とも言える恍惚感の中、突然の強制終了。
そこから4か月後の健康診断までに、なんと10キロもやせていました。
そこから2年ほど粘りましたが、一度崩壊したリズムは立て直しどころか、ますます災難が続くこととなり、2018年3月末にその会社を退職。

いかにも「冥王星」が人生を壊して再生したと言える流れだったので、我ながら「星通りに生きてるな」と、改めて感慨深いものがありました。
しかも、その内容がいかにも山羊座的だったことも印象的です。

その後、2019年は土星も私の太陽にタイトヒット。
土星は山羊座の支配星ですからね、どんな影響があったかなと振り返ってみると、ほぼ重なっている2019年2月に実母が他界していました。

土星は社会天体の最終段階。
私の父は2006年に既に他界していたので、母が他界したことにより、私は「娘」「長女」「子ども」という看板(肩書き)を下ろしました。
2019年、冥王星はタイトなアスペクトをとっていなかったとはいえ、山羊座滞在の相乗効果があったように感じています。

また、この時期は2018年から牡牛座に滞在している天王星の影響も色濃く出ています。
牡牛座は「衣食住」「お金」「美」「豊かさ」などを管轄する星座で、山羊座にとっては調和の関係に位置しています。

私は2018年に新居を購入して転居しています。
しかし、転居してわずか1ヶ月で会社を退職してしまったので収入は激減。それでもサロンの収入と退職金を切り崩しながらどうにかやってきたものの、2020年にはコロナ禍でサロンの仕事も思うようにいかなくなり、収入的にはかなりの窮地に立たされました。
しかし、冥王星の人智を超えた再生力のおかげなのか、なぜかその間も生活には全く困ることなく、今に至ります。

このように振り返ってみると、約16年かけて、確かに「私の人生(太陽)」における「破壊と再生(冥王星)」を体験したな、という感じです。

それ以前に経験したサターンリターン(土星回帰)の時とは比にならないくらい「人生激変」という感じでしたね。

このように、自分の出生図の天体にトランジットの天体がどんな影響を出しているのかを読むのも占星術の面白さです。

どんなにつらい体験をしてきたとしても、結局、星の通りに生きていたのかと思えば「これでよかったんだ」と自分の生き方を肯定的に受け入れられます。

今回は私個人の体験談になってしまいましたが、9月には最終の山羊座滞在が間近に迫っているので、2008年~2024年の間におきた出来事であなたが「破壊と再生」を体験した「山羊座的」なことを振り返ってみましょう。
山羊座の象意は「満月」のコーナーに記載してありますので参考にしてください。

もしも今、山羊座的なことで苦しみや問題の渦中にある人も、9月〜11月に生まれ変わるような体験が待っているかもしれません。
あるいは既に生まれ変わっている「新しい自分」に気付き、前に進む準備が出来るかもしれないですね。

今月もお読みいただきありがとうございました

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