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無為の殻 令和6年年始

吉川英治の「宮本武蔵」を手にしたのは、15歳ぐらいの時ではなかったかと。
この書を座右の書としていた大山倍達極真総帥を尊敬していた事もあって、影響を受けて購入。購入した本で手元にある中では一番古い(古本屋とかでもっと昔の本は持ってはいますが‥)。

本の中には沢山書き込みとか蛍光ペンで線が引いてあります。
そして、歳をましてゆくほど、いろいろと気づきを得ます。

以前にnoteでも書いた「無為の殻」は、文庫本の第六巻の章にあります。
その少し後の「円」という章へと続いてゆくのですが、私にとってはもっとも感銘を受けた節です。
芸や術の道を突き詰めていこうとするとこの「無為の殻」は必ずあるものと思ってます。

昨年のいつ頃からか「無為の殻」に覆われてます。それを破るため、とにかくがむしゃらに突き進み、答えが出るかと思いきや、なかなか殻は破けそうになりません。
で、明けてからは怠け者になってます。

破けようが破けないようが、時は流れ世は移ろう。
しばらく、時に身を任せ、今を生きよう。
そんな年始令和6年。

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