ドーブル入りイーブイバトンとバトン構築の課題
構築経緯
イーブイバトンで勝てない吹き飛ばしカバルドン+呪いミミッキュに対して挑発とバトンタッチを両立できるポケモンで戦えるかもしれないと思い構築をスタートしました。
だいたいのパーティに対してはイーブイを選出するので、バトン先として優秀なマジックミラーエーフィとマジックガードピクシーも確定させます。
カバルドン+ミミッキュのパーティに対して起点作り+挑発とバトンタッチを両立できるポケモン+ピクシーと選出するはずで、ピクシーのS種族値ではS+1で足りないので、S+2上昇とバトン時に吹き飛ばしカバルドンを後出しされても一発で倒せるぐらい積み技が必要です。
以上の条件を満たすポケモンを探してみたところジオコントロールドーブルが見つかりました。
ミミッキュと戦うためにコットンガードを持たせ、剣の舞をされてもケアできるように配分しました。
残り二枠の起点作りポケモンを考えます。
イーブイとドーブルの積むスピードが速いので追い風+置き土産で繋げることが最も相性がいいと思いました。
追い風と置き土産を両立できるポケモンはラティオス、フワライド系統、エルフーン系統、ドーブルだけです。
置き土産で繋げる際の一番の障害はメガせずに戦うクリアボディメタグロスだったので、リフレクターを覚えるラティオスを採用しました。
ラティオスをCS配分にするとサイコショックでH振りメガゲンガーを高確率で倒すことができますが、気合のタスキやカシブの実を持たせないとCSメガゲンガーのシャドーボールを耐えることができません。
さらに耐久無振りのラティオスはメガミミロップの猫騙し+恩返しを耐えることもできません。
以上の課題を最も効率よく解決できる持ち物を考えてみたところ、メガストーンを思いつきました。
残りの一匹に、ラティオスでは厳しい剣の舞ギルガルドにも起点を作ることができる甘える挑発エルフーンを採用しました。
当初ラティオスに持たせるはずだった気合のタスキが余ったので、エルフーンに持たせることができました。
これでパーティは一応完成です。
配分意図
・イーブイ
H:残り
C:ナインエボルブースト後のアシストパワーでH-D=157-185までのドヒドイデを確定一発
S:実数値103 +2で最速135族抜き(メガミミロップ等)
・エーフィ
H:最大 4n
B:残り
C:4振り ナインエボルブースト+瞑想後のアシストパワーでD172ギルガルドに160~ +2草結びでD151メガギャラドスに180~
S:+1で最速135族抜き
・ラティオス
H:残り
C:サイコショックでH-B=165-102メガゲンガーを確定一発
S:最速
・ピクシー
H:残り B+6でA156ミミッキュの+4じゃれつく×2+影打ちをほぼ耐え
C:ナインエボルブースト後の火炎放射でD172ギルガルドに159~
S:実数値103
・エルフーン
S:最速
ほぼBS
・ドーブル
H-B:+6でA156ミミッキュの+4Zじゃれつくを15/16で耐え
S:実数値103
バトン構築の課題
この構築のままでは初手の身代わり、挑発を持っている悪タイプポケモンで簡単に詰みます。
エルフーンの特性をすり抜けにすると多少マシになります。
しかし、今度はエルフーンよりSが高い挑発持ちポケモン(カプ・コケコ等)で詰みます。
本末転倒ですが、ドーブルを抜いてすり抜けエルフーン、悪戯心モンメンを採用すればイーブイへ繋げられる可能性は高くなります。
呪いミミッキュに対応できるポケモンが少なく、数少ない呪いミミッキュに対応できるポケモンもそれ以外のポケモンに簡単に対応されます。
よって、今の環境でバトン構築で高い勝率を狙うなら、バトン選出以外や、バトンポケモンである程度ミミッキュと打ち合うことも選択肢に入れる方がいいでしょう。
個人的に一匹で相手の三匹を全部倒そうとする構築が好きでバトン特化戦術もその中の一つですが、性能が高く、数が多い呪いミミッキュがいる今の環境で勝つのは難しいとしか思えません。
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