東京国際映画祭のコピーはひどすぎるのだろうか?

東京国際映画祭のコピーがひどいというのが
まとめられたり、ニュースになっていました
問題になっていたのは、このコピー。

ニッポンは、
世界中から尊敬されている
映画監督の出身国だった。
お忘れなく。

新聞広告では、
黒澤明監督の写真とセットで
このコピーがあったそうです。

これ、どういう意図で
書いたのかわかりませんが、
外国の人に対して言ってるのか、
日本人に向けて言ってるのかで
ニュアンスが変わってきますね。

ひどい RT @copy ニッポンは、世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく。

という感じで最初に見ちゃうと、
外国に対して偉そうに言ってる
という意味でしかとれませんが、

日本の映画人は忘れちゃダメ RT @copy ニッポンは、世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく。

というのを最初に見ると、
いまの日本の映画界に対して
自戒を込めた言葉に思えます。

外国の方で、エラソーに!
ってつぶやいてる方がいたようなので
前者の意味で受け取られている場合が
多そうですが。

このコピーで、
東京国際映画祭の認知度は、
上がりましたし、
無視されるコピーなんかより
ぜんぜんいいと思いますが、
これだけ批判されると、
このコピーを書いた
コピーライターが気の毒ですね。

たとえば、コピーの目的が
変わっちゃうかもしれませんが、
こんなコピーだったら
反応も変わってたのでしょうか?

___________

天国で、あの監督が、
いまの日本映画を観たら
どう思うのかなぁ?

___________

わざわざこの東京国際映画祭で
自虐的になる必要はないかもしれませんが、
日本の映画であんまりいいニュース聞きません。

そのことを正直にコピーにして、
外国の方と共に、日本映画について
考えるきっかけにする。

そんな映画祭にしたらどうかなーという
コピーを考えてみました。
そんなの求めてないと思いますが…。

___________

映画を上映しても
満員にならないけど、
アイドルのライブを
映画館で中継すると、
満員になる。

___________

マンガで
ヒットしたものばかりを
実写映画にしていて
いいのかなぁ?

___________

映画を観るのに、
日本では1800円。
インドでは300円です。

___________

映画は、映画館で
観るものではなく、
部屋で観るものかも。
多くの日本人にとって。

___________


まぁ、これらは、
ただの暇つぶしですが、
映画、もっと安い料金で観たいですよねぇ。

以前、コピーライターの友達と
川越の映画館のポスターを
一緒につくったことがあって、

いちばん泣けるBGMは、
人の泣き声でした。

(川越スカラ座/後藤亮平)

というコピーをその友達が書いて
映画館って人の反応を見られるのが
いいよなぁと思いました。
そういう場所ってあんまりないので。

でも、やっぱり、Twitterとか
出てきて、コピーって
めちゃめちゃ読まれるように
なってますよねー。

コピーライターにとって、
とても追い風だとうれしく思います。

きょねん、
電車内の広告をつくったとき
めちゃめちゃ小さく書いた文字が
けっこう読まれていて
ビックリしました。

ふだん電車乗ってると
誰も広告見てねーじゃん。
誰もコピー読んでねーじゃん。
と思うけど、読んでるんですよね。

さいきん、別のクライアントで
電車内の広告をつくったので
そのコピーもつぶやかれるかどうか
とても楽しみです。

映画にまつわるだいすきなコピーを
ひとつコピペして終了します。

元気ですか?
あの日君が笑ったシーンで、
泣きそうになりました。 

(名画座ライズ/ 澁江俊一)

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僕ひとりしかいなくて、
外部のコピーライターの方に
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協力してやってもいいという
コピーライターの方は、
コンタクトとってください。

あ、「勉強中ですががんばる」
とかはナシで、
「こんなコピー書いてます」
ってのを教えていただけると
ありがたいです。

よろしくおねがいします。

コピーライター長谷川哲士
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