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Twitter運用における分析方法 【Twitterアナリティクス編】

世界的に利用されているSNSであるTwitterは仲間内の交流といったプライベートな使い方だけでなく、その拡散性からビジネスにおける集客などのマーケティングにも広く使われています。

日本は20代を中心にTwitterの月間利用者が4,500万人を超えており世界でも活発に利用されている国で、若い世代をターゲットにしたサービスを展開している事業者にとってはTwitterを効率よく運用していくことは、マーケティング戦略の中でも重要なポイントとなっています。

そこでこの記事では、Twitter運用の分析において基本となる無料分析ツール「Twitterアナリティクス」についてその使い方や、分析手法についてご紹介していきます。

企業のSNSを担当している人だけでなく、個人でサービスを展開していてTwitterアカウントの運用を考えている人はぜひチェックしてみてください。

その他Twitter運用に役立つ過去記事はこちら↓

Twitterアナリティクスとは

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Twitterアナリティクスは、自身のアカウントのツイートが何回見られているかや、「いいね」や「リツイート」などの反応がどれくらいあるかを確認できるツールです。

Twitterの公式サービスのため、Twitterのアカウントを持っていれば特に設定などは必要なく、すぐに利用することができます。

主な機能としては、自身のツイートの右下の棒グラフのアイコンから見ることができる各ツイート毎の「ツイートアクティビティ」があります。

ツイートがどのぐらいのユーザーに見られたかや、ツイートに対してどのようなアクションがあったかなどがチェックできます。(指標の詳細は後ほど説明します。)

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また、Twitterアナリティクスの専用ページではこれまでのデータの推移や、もっとも注目されているツイートはどれかなどのデータも確認できる仕組みとなっています。

■Twitterアナリティクスページ
https://analytics.twitter.com

Twitterアナリティクスの数値を分析すれば、どのようなツイートが注目されているか、拡散されているかなどがわかるため、ビジネスに役立てることができます。

Twitterアナリィテクすの分析項目

ここでは、Twitterアナリティクスで分析できる主要な項目と、その見方や活用法についてご紹介していきます。

ラインナップは、以下のとおりです。

・インプレッション数
・エンゲージメント数/率
・リンククリック数/コンバージョン率

数あるデータの中でも、上記の3つは特に重要なデータとなっていますので、しっかり押さえておきましょう。

インプレッション数

最初にご紹介する「インプレッション」は、他のユーザーのタイムラインにツイートが表示された回数です。

インプレッションの数が想定よりも少ない場合は、ツイートに盛り込むワードが適切ではなかったり、アカウントの発信力が少なかったりなどの原因が考えられるでしょう。

効果的に発信を行うためには、まず見られることが重要になりますので、インプレッション数は気にかけるべきデータだと言えます。

インプレッション数をアップさせるには、フォロワーを増やした上でツイートを自身のフォロワーへと拡散する「リツイート」をされやすいツイートに仕上げる必要があります。

企業によるプレゼントキャンペーンなどのツイートで参加条件に「リツイート」を設定しているのも拡散を促しインプレッションを上げていく狙いがあります。

「リツイート」以外の方法でインプレッションを獲得する方法としては、ツイートの内容にTwitterでのトレンドワードをうまく取り入れたり、ハッシュタグを追加することで検索されやすくしたり、文字だけでなく写真や画像を含めることでTwitterのアルゴリズム上で取り上げてもらいやすくなる可能性があります。

また、Twitterアナリティクスのページでは、トップページに過去の自分のツイートで最もインプレッションを獲得したツイートが表示されていますので、ぜひ確認してみてください。

インプレッションはこの記事で紹介するデータの中でも、最も変化が現れやすいデータですので、まずはインプレッション数をアップさせることに注力してみましょう。

エンゲージメント数/率

つぎにご紹介する「エンゲージメント数」は、ツイートに対してユーザーが行った動作の数を指します。
具体的には、以下のような行動があり、それぞれ内訳も確認することができます。

・ツイートの詳細を確認
・ツイート経由でユーザーのプロフィールページにアクセス
・「いいね」を押した
・「リツイート」を行った
・ツイート内のメディア(画像や動画)のクリック

先ほどご紹介したインプレッション数は、タイムラインに表示された回数であり、ツイートに対して興味を示したことを裏付けるデータではありません。

一方で、エンゲージメント数はユーザーがツイートに対して興味を示していることを表しているため、エンゲージメント数が多いツイートは注目されているツイートとなります。

そして、エンゲージメント数÷インプレッション数で計算される「エンゲージメント率」はインプレッション数に対してエンゲージメント数がどれほどあるかを示しており、エンゲージメント率が高ければ高いほど、多くのユーザーの興味を引くツイートができているということになります

そのため、インプレッション数よりもエンゲージメント数、そしてエンゲージメント数よりもエンゲージメント率が高いほど、質の高いツイートであると言えます。

アカウントの運用を始めて間もないタイミングは、インプレッション数を上げることで精一杯かもしれませんが、ある程度運用になれてきて、Twitterアカウントのフォロワーが増えてきたらエンゲージメントにも力を入れてみてください。

なお、エンゲージメント数をアップさせるには、「リプライ(返信)」しているユーザーの意見が気になるツイートや、ついクリックしてしまいたくなるような画像・写真を掲載するのがおすすめです。

また、ポジティブな内容が含まれるツイートや、お祝いをしたくなるようなツイートには「いいね」が寄せられやすいので、高いエンゲージメント率を出せる傾向があります。

リンククリック数/コンバージョン率

最後にご紹介するリンククリック数は、ツイート本文に記載されているURLや、URLを元に作成されたリンクを含んだ画像のクリック数でエンゲージメント数の内数になります。

リンククリック数と、先ほど紹介したインプレッション数を見れば、何名がツイートを見て、何名がURLをクリックしたかがわかるため、ウェブサイトに誘導するマーケティングのためのツイートで重要となる「コンバージョン率」(=リンククリック率÷インプレッション率)を図ることができます。

掲載しているURLのウェブサイトへの集客を目的としている場合は、インプレッション数やエンゲージメントのデータよりも、リンククリック数が最も重要なデータだと言えますので、目的によってデータの重要度が異なることを覚えておきましょう。

ただし、誤クリックや誤タップでURLを開いてしまうこともありますので、興味を持ってURLを開いたユーザーは、実数よりもやや少ない数である可能性が高いので注意しましょう。

また、コンバージョン率を改善していくことがマーケティング効率を上げていくことに繋がりますので、ツイート内容やツイートする時間帯などを試行錯誤しながらコンバージョン率を上げていくようにしましょう。

まとめ

この記事では、Twitter運用の分析方法としてTwitterアナリティクスの概要や使い方、ツイートのインプレッションやエンゲージメントなど、主要な分析項目についてご紹介してきました。

Twitterアナリティクスをうまく活用することで、Twitterのフォロワーを増やしたり、ユーザーに訪れてほしいサイトへの誘導ができます。

サイトへの来訪者を増やしたい場合や、何かを発信したり宣伝するためにTwitterを運用している場合には、ぜひTwitterアナリティクスを活用して、効率的なマーケティングに役立ててみてください。

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