ミュージカル 『生きる』 Oct.12

🐇 予想とちょっと違う観後感
🐇 このミュージカル好きかも!
🐇 鹿賀さんバースデー

初見です。
まずは鹿賀さん新納さん。

あれ?公園が出来たのって勘治のおかげではないんじゃない?
役所は助役の一声で渋々動いたのであり、助役が動いたのは「写真を撮られちゃったから」じゃん…
勘治に説得された訳ではないし、懸命さに心打たれたとか執拗さに折れたとかでもない。

とよちゃんや黒江町の皆さんが「夢はつかみとるもの!」と嬉しそうに行進してるのを見ても何だか虚しいよ…実はあなたたちの思いや力では何も動いていない。

いや、もちろん勘治は「生きる」ことを決意して、来る日も来る日も諦めず懇願し続けた。その決意と行動が無ければ何も始まらなかったし、そんな姿を見たから小説家は損得勘定を越えたあの行動に出たんだけど。
そうだ…あの写真の件、勘治はたぶん最後まで知らなかったよね!?小説家は言わなかったでしょ…

最期の夜ブランコに座って、勘治は何を思った?
この半年「生きた」と感じていた?
自分の力ではないけれども公園が出来たなぁーって思ってた?「生きる」ってそういうことかなーとか思ってた?

息子を愛していたということは、小説家を通してだけどちゃんと光男に届いた。
これだけは届いた。良かった。

小さな人間の思いが近くの人に僅かながら影響して、そういうものが積もり積もって世の中は動いていくのかな。
「生きることはただそれだけで美しい」ってそういうことなのかな。

いわゆる「泣かせにくる話」かな?と思ってたとこあったからちょっと警戒してたけど、全然嫌いじゃなかった。けっこう好きかもって思ってる。こんなにも咀嚼したい複雑な後味が残ってるし、鹿賀さんの佇まいすげぇ!とか、全体通してミュ的高揚に頼るのではなく説得力あるお芝居だった満足感があるし、ミュとしてはキャスト全員歌がめっちゃ良いのとステージの使い方や動き(役所の机とか)も面白くて、すっごく楽しかった!

村井くんかわいい息子だよ☺️昭和の家庭で父ひとり子ひとりで育ってきた息子のリアリティが凄いな。お父さんのこと好きなんだよ。村井くんの優しくていい子なところが滲み出てる。めっちゃ適役だわ。

新納さんカッコよい!
竜にい様ステキ!
佐藤誓さんも不気味で良い!
ヤマニンさん芝居は勿論なんだけど歌が良くて驚き!
ふうかちゃんのとよちゃんめっちゃパワフルではち切れそうにエネルギッシュでぴょんぴょんしてて可愛い!

公式さんが「#鹿賀さんには内緒」でツイッター拡散して企てたサプライズカテコw
とても温かかった☺️
息子から花束を手渡したのも良かった☺️
観客も楽しんだよ!鹿賀さんがあれ?緞帳降りてこないな?っていう顔をされたの見てフフッてなっちゃったもの😆そして生オケが鳴り劇場中一斉にハッピーバースデー!今日出てないコニタンも駆けつけてた。キャスト・スタッフ・観客みんなから愛されてる鹿賀さん!という雰囲気だったよ☺️
そうだね、1幕ラストの「二度目の誕生日」も感慨深かったよね。
偶然だけどいい日に観に行ったなー。

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