VALORANT新MAP「アビス」についての基本情報
MAP特性について
早速、新MAPとして登場した「アビス」の特徴について私が感じたことをまとめます。
まずMAPを通しての印象は広いこと、そしてMIDの重要度が非常に高いことです。
アビスの特徴はなんといってもこのMIDの構造です。
青のエリアはディフェンダー、赤のエリアはアタッカーにとってローテートをする際に使いたい通路です。逆にこのアタッカーが青のエリアを取得することで得られる恩恵が以下になっています。
・ディフェンダーのローテートを遅らせることができる。
・CT側の足音を聞くことでサイト選択がしやすい。
・AサイトBサイトへの挟みのアプローチがしやすい
ここまでは従来のMAPであったスプリットやサンセットに似ていますね。
特にアタッカーにとってサンセットのようにスモークやバリアオーブを使うことでMAPを縦に分断し、人数の少ないサイトにエントリーする選択は強力です。
そして、アビスの特徴はもう一つあります。
それはアタッカーのCTプッシュが非常に強力なことです。
ここまでエリアをとられてしまうとCT側からのリテイクは困難です。アタッカーは本来サイトやスパイク周りに使われるアビリティを黄色いエリアに対してディフェンダーに吐かせるだけで大きな価値があります。
そして今回のアビスはなんといってもこれでしょう!
従来のMAPにはない落下要素、危険でリスクのある道を通りリターンを得るのか、それともアビスのアビスへ真っ逆さまか。
これからは他のMAPでもキャラコンミスをしたら友人に「お前、それアビスなら死んでるよ?」と苦い言葉を吐き捨てられることでしょう。
また、壁のない場所はすべて落ちることができるので今までにはないクリエイティブなエントリーなどもありました。
アタッカーサイドにおけるアビスの考え方
Aサイト側
気を取り直して、ここからはアタッカーサイドについて解説します。
まずはAサイト側についてです。
Aメイン進行のみの場合、エントリーをする際にケアしなくてはいけない射線が多すぎます。エントリーできないことはないと思いますが、バックが耐えやすい構造をしていることや、タワーがとれないと対リテイクの際にサイト中で取れるポジションがほとんどないことがネックです。
また、MIDからの距離が近いのでディフェンダーがMIDを逆プッシュした場合、Aメインで挟まれてしまいます。
ラッシュなどを選択する場合はタイミングに気を付けましょう。
やはりこのようにMIDから換気通路を経由し、ディフェンダーのラインを下げ、挟みを成立させることが大事です。
また、プラント後は必然的に青のエリアからリテイクすることになるため早めのリテイクを防止できます。
Bサイト側
続いてBサイト側です。
きつい!!!その一言がまず出てきます。
Bサイト進行において懸念点はディフェンダーがサイト中で立ち回りやすく、青いエリアのように耐えるポジションも多いことです。
また、耐えスモークを焚かれることで早めのリテイクまでの時間を稼がれてしまします。タワー上の射線はアイスボックスのAサイトやスプリットのBサイトのように完全に切ることはできません。
そして、もう一つ。デンジャーとメインが射線を共有できないことです。
リスクに見合ったリターンほんとにあるのか…?と不安になるほどです。
青いエリアに対してダメージアビリティを入れることで能動的に打ち合いを発生させることが重要になるでしょう。
結果的にはAサイトフェイクやMIDからの挟みを使って進行をしたい印象です。AサイトフェイクをするためにもMID取得は外せないのでやはりMIDに重きが置かれるMAPですね。
全体
全体的に意識するべきことは、MIDの取得をすることでディフェンダーのラインを下げることそしてCTプッシュなどプラント後の動きが重要です。
ディフェンダーからのアクションを察知して人数の少ないサイトにアプローチをしていきましょう。
ディフェンダーサイドにおけるアビスの考え方
ディフェンダー側のラウンドの作り方
アタッカーとは異なり、ディフェンダーはMAP全体を考えた書き方をさせていただきます。
MIDは両者にとって重要なエリアであることは確かです。
アタッカーは必ずMIDに対してテイクを行ってくるのでこれに対してのディフェンダーが行える選択肢をいくつか記載します。
①MIDカウンター
単純なMIDに対する人数でのあたりです。
MIDをとられてしまうと必然的にリテイクラインを下げられてしまい、プラント後も不利な展開を押し付けられてしまいます。
タクティカルFPSにおいて戦闘をしないラウンドはありません。リテイクは戦闘の後回しという考え方もできます。リテイクが不利になるくらいならその前に自分たちから能動的な撃ち合いを作っていきましょう。
また、MIDカウンターを行うことでアタッカーは以降のラウンドにMIDをとる場合、アビリティを多く支払わなくてはいけないように印象付けることも可能です。
②メインテイク
相手がMID主体にゲームメイクを行っている場合、メイン側の取得は有効です。相手のエントリーに対してメインから挟みこむようにリテイクを作ることができます。Aサイトに関してはメインとCT(セキュリティ側)からの挟みこみリテイクは非常に強力で相手にサイト中でのポジションを与えません。不利なリテイクを嫌がるMIDカウンターと比べこちらは有利なリテイクを作り上げる考え方です。
ここがアビスの真骨頂!!!
スプリットや従来のMAPとは異なる点で、ディフェンダーのMID逆プッシュにおける恩恵が非常に大きい!
MIDを逆プッシュした際にメインとの距離が非常に近いためすぐさま挟みの撃ち合いを作り上げることができます。
また、Aメインに関しては出入り口が一つのためローテートをさせなくできるのも特徴です。
相手がメイン主体の組み立てをしてくる場合はこのような手札も面白いですね。
アビスを少しやって思ったのはリテイクやディフェンダーの早めの仕掛けが大事ということです。
能動的に仕掛け、局地戦を仕掛けること。それがこのアビスにおけるRiot様の考えだと思います。
画像のようなセットにおいて敵がいればよい仕掛けにできますし、いなければメインプッシュからBメインへ動き、メインからの挟みこみリテイクが効果的だと思います。
具体的な考え方はフラクチャーに似ている印象です。
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♡アストラ♡
アストラです。モクが大きい!!!
あとかわいいし、声かわいいし、性格良いし、かわいいし。
そんなことは置いておいて、スモークの大きさは重宝できそうです。
特にこのスモーク一つで射線を切りつつ、換気通路へ仕掛けられるのは魅力的です。
オーメンでは切り切れなかったBメインスモークも完璧に隠せる。
また、アストラの特徴である距離制限のないアビリティは広いアビスにとても相性が良いと思います。
ディフェンダー側からの逆プッシュが強いアビスにおいて、自由に行動しながらいち早くディフェンダーの動きを察知できるのは魅力的です。
おすすめ構成
・能動的な打ち合いを作りやすいこと
・ダブルコントローラーによるセカンドプランの立てやすさ
・ダメージアビリティで相手のポジションをつぶせる点
・ランクにおいてハイタイドやカスケードなどシンプルなオペ対策が可能
さいごに
普段はキャスターとして活動している私ですが今回初めて記事を書いてみました。好評であれば続けようと思います。
アビスが出てまだ一日ですが、できる限りの情報は記載したつもりです。
「全然ちげーだろ!」や「こうのほうがいいと思う…」という意見は最高なので沢山教えてください。また、あくまでも一つの意見として参考にしていただけたらなと思います。
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