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(記事移植)第2回THE NEW COOL NOTER賞~11/24講評

みこちゃんの引退に伴い、コンテストの講評記事のみ、こちらに移植させていただきます。

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第2回THE NEW COOL NOTER 賞へ応募の皆様。
コンテストの先行募集を開始させていただいたところですが、早速歴史部門へのエントリーと、愛加審査委員からの講評をいただきました。

ここまで深く作品を読解していただいて、主催者としては感動です。
そのとおりですよね。
「愛国心」この言葉がどれだけ、きょとんとするほど大切なあたりまえの言葉で尊い言葉なのか。

愛加ちゃんの講評で、さらにLVNさんの思いが理解できました。

愛加ちゃん講評文

愛国心、そう聞いて抵抗を覚えてしまう日本人は、少なくないんじゃないかなと思います。どうしても、「お国ために」って口で言いながら、心で大事な人を思って命を散らした、そんな悲しい歴史的事実が脳裏をよぎるから。

かくいうわたしがそう。何年か前に教育基本法が改正された時、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」の一条に、違和感を覚えたものでした。

でも、LVNさんの文章の中には、当たり前のように、それがあった。「本来の愛国心はこうなんだ」と思わせてくれる温かさも。

悲惨じゃない戦争なんてないけれど、川が血で赤く染まるほど凄惨を極めた戦争だったと、聞いたことがあります。その中で、粘り強く戦い、勝ったと。情け容赦ない弾圧の中で皆をまとめたホーチミンは、どんな人だったんだろう。
LVNさんもわたしも、生まれる前の出来事、人物。なのに、ホーチミンという人が見たこと感じたこと大切にしたこと。それが、時を超えてLVNさんにの中に流れている。

歴史なんだけど、過去じゃない。今、ここにある。
伯(バク)胡(ホー)の敬称とともに、ベトナムに注がれた1つの大きな愛として、今、ここに。
決してあせることなく、むしろその色を増して。

愛加は日本で生まれ育った日本人。だから、上述したように、愛国心と聞くとついついフィルターをかけてしまうのだけれど。
そんなわたしでも。
ホーチミンが生きた足跡を、ぎゅっと凝縮した形で命としているLVNさんが、語らずにはいられないんだと綴られる愛国心。
悲しい意味ではなく、温かで優しい【国を愛する哲学】なら、読んでみたいと素直に思いました。

歴史部門のご応募お待ちしております!

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