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3年目、かき氷のない冬が来る
最初の読者様へ
これはあなたがメッセージを発信したという仮定に基づいたお返事です。そもそも仮定が間違っている、もしくは以下の内容がお気に召さない場合、読むのをおやめください。
あなたと訣別してそろそろ1年になります。いかがお過ごしですか?
経緯ゆえ、あなたは相当憎悪か敵意を抱いていることでしょう。それか、まったくの無関心か。少なくともあなたがしたような振る舞いを、私はそういう相手にしかしません。結果、私に悪感情がなかったとは申しません。
ですから、あなたからのメッセージ(と仮定したもの)を拝読した時、無関心か憎悪で一蹴すればよかったのに、実際には和解の可能性を幻視していました。そして、そうなるならそれがいいと思いました。
結局のところ、私に誰かを憎み続けることはできませんでしたし、ましてやよき友だった人間と死ぬまで会うことも話すこともないのには耐え難かった。私が人との繋がりの喪失に強い忌避感を覚えることはご承知の通りですが、あなたに対しては最上級にそれが強かったのです。
とはいえ、あなたがそれを望まないことは十分に考えられました。そこで葛藤している間に、あなたが開いたシールドの穴は閉じられ、コンタクトをとることは叶わず終わりました。以上がこれまでにあったことです。
秋以降、あなたの言葉をまた読み始めました。私はやっぱりあなたの言葉が好きです。私たちが互いによき理解者であり読者であり友である状態に戻れることを、心から願っています。そのために話し合えることも。
ごめんなさい。どうかこれが届きますよう。
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