ぼくたちのかくめい![再]感想のような何か
ゴールデンウィーク後半という文言がニュースから流れてきて鬱になりかけています。オタクの皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。僕は毎日無気力状態で過ごしています。
はじめましての方ははじめまして。はにゅえると申します。
本記事はぼくたちのかくめい![再]の感想のような何かになります。
特に当たり障りのない文章を書いたつもりではありますが、気に入らない点やそんなこと言ったりやったりしてないけど……?のような指摘したいところがありましたら、僕の勉強不足だと思いますので見逃していただければと思います。
イベレポのようなものを初めて書くので駄文拙文とは思いますが最後まで見ていただければ幸いです。
はじめに
この記事を見るような方は既に御存知の方がほとんどかと思いますが、今回行われた「ぼくたちのかくめい![再]」は2020年6月20日に配信公演された「ぼくたちのかくめい!オンライン」の再演という位置付けになります。
配信公演を見た上で僕が感じたもの、得た感動などを共有できればと思います。
”生”の音、”体験する”ライブ
度重なる緊急事態宣言による有観客でのライブ自粛、有観客で開催したとしてもオールシッティング+声出し不可など、主催側は勿論オタクも口惜しい時期が長く続きました。
ライブの配信を見ても、自宅で得られるのはちゃっちいスピーカーから流れる音楽と椅子から転げ落ちる衝撃くらいなものです。人によっては環境が整っている方もいるとは思いますが。
今ではそれもそれで楽しさを見出せていますが、やはりライブといえば生。
映画館のライブビューイングと現地なら余程金銭や時間的な問題がない限り現地が良い、というのは有史以来決まっています。
それほどライブというものには”体験”が伴います。
会場ならではの音の響き、肉眼で得る情報の多寡、音に合わせて体を動かし声を上げる感覚、周囲の観客からも感じる高揚、ライブ終了後の満足感。
他にも人それぞれ、感じるものがあったと思います。
「ぼくたちのかくめい![再]」では、依然として声を出すことは叶わなかったものの、コロナ流行以前のライブに限りなく近い”体験”ができました。
2020年10月10日に開催されたDIALOGUE+JAM Vol.2(オールシッティング)でのかくめい!で跳ねすぎて椅子から転げ落ちていくオタクや16歳のアガペーで堪えきれずに声が漏れるWUGシャツのオタク、鬼頭明里さんが出てきた瞬間に目の前から一瞬で消えたオタク。
自分の体で自分の「好き」を表現していくオタクのことが僕は好きです。
そんなオタクに真正面からレスを返すパフォーマーが好きです。
ライブ用パフォーマンスを考える振付師も、振付に合わせる演出家も、それら全てを取りまとめるディレクターやプロデューサー、他にも様々な方がライブというコンテンツに関わって1つの舞台が出来上がる。僕はそういう在り方が好きです。
今回のライブではそれが肌で感じられたと思います。
でなければ僕はおそらくこの記事を書いていないと思います。
ライブ感想を書くのも初めてですし。
今までの「再演」じゃない
今回のライブで一番注目されていただろう[再]の部分について。
僕は正直、「ぼくかく!オンライン」と全く同じセットリストで、同じような演出で進行するものだと思っていました。
が、蓋を開けてみれば、以前よりもパワーアップした歌声、キレの増したダンス、メリハリのついた動き、いつの間にか僕の知らないものに進化していました。
セットリストも、おもいでしりとりとEN曲にあやふわアスタリスク(昼)/人生イージー?(夜)が追加されていて、最近の曲を一番しか覚えていなかった僕としては嬉しい半分、いや後半わからん!半分でかろうじて音楽にノることしかできなかったのが少し残念でした。
しかし昼公演が終わった時点で気分は完全に大場ななです。
同じ再演は二度とない、というのは何度も実感していましたが、久しぶりの同一演目公演ということもありなかなか大きな衝撃を受けました。
本題
だらだらと本筋ではないところを書き連ねてしまいましたがここからが本筋です。
再演でセトリ全部を振り返るのもちょっと違うかなと思いますが、ずっと温めていた思いなども含めて一曲ずつ振り返っていければと思います。
DIALOGUE+ 1st LIVE「ぼくたちのかくめい![再]」セットリスト
M-01 かいかいせんげん!
M-02 はじめてのかくめい!
M-03 トーク!トーク!トーク!
M-04 SCENE B-2:上々だ
M-05 パジャマdeパーティー
M-06 Domestic Force!!
M-07 SCENE C-2:また立ち上がる
M-08 好きだよ、好き。
M-09 ダイアローグ+インビテーション!
M-10 大冒険をよろしく
M-11 ぼくらは素敵だ
M-12 あたりまえだから
M-13 おもいでしりとり
EN-昼 あやふわアスタリスク
EN-夜 人生イージー?
M-01 かいかいせんげん!
入場曲。
入りのギターが気持ちよすぎて毎回拍手してしまいそうになるのを堪えています。
僕は鷹村彩花さんを応援してるんですが、この曲の緒方佑奈さんのパートが好きすぎて毎回クレラップになっています。一生お邪魔してくれ。
M-02 はじめてのかくめい!
「見当たんないならすぐ考えて」の振りが好き。
サビは全部振りコピできるとすごい楽しいのでオタクみんな振りコピしませんか?
現場でやるじゃんジャンプしたのは天体の音楽会以来かもしれません。
楽曲としては田中秀和さんが手がけていて、DIALOGUE+は知らないけど某有名配信者が弾いてたとかで知ってる人も少なくないかもしれませんね。
僕がこの曲を初めて現地で聴いたのは2019アニサマけやきが最初だったんですが、跳ねていたらステージ終了後に過呼吸になりかけたのを思い出して泣きそうになりました。
M-03 トーク!トーク!トーク!
ワ!?!?!??!??!?!??!?!??!??!???
振りコピが楽しい曲ですね。
「世界中アンテナでスタンバイ」で頭上指差しぐるぐる、後ろから見るとサイリウムが綺麗だろうな~と思います。今回のライブでもっと現地で聴きたい曲になりました。
「知りたいことばっか」の鷹村さんが毎回眩しすぎて直視できないのでどうにかしてほしいと思っています。後光が差してる。
M-04 SCENE B-2:上々だ
「DIALOGUE+は上々だ!」
この曲で早く声を出したい。早く声を出したいと僕の中で話題に。
一生振りコピする曲しか流れて来なくて体力を失ったオタクにとってはこのあたりからもう苦しくなってしまいました。鷹村さんのソロが強力になってて推しはこんなに成長しているのに僕は……と終わった後に若干ブルーな気持ちになりました。
M-05 パジャマdeパーティー
緒方佑奈さんの1.2.3.が個人的ポイントです。
この曲も随所に振りコピ楽しいポイントが振られていて踊っていてとても楽しかったです。
この曲の直後にDomestic Force!!が来て記憶全部持って行ってしまったので実はあんまり覚えていないのが正直なところです。なのでここだけぼくかく!オンラインのBDを見ながら書いています。
M-06 Domestic Force!!
記憶全部持って行った曲です。
サビで一生飛び跳ねたりヘドバンしてたらいつの間にか終わっていました。
パジャマdeパーティーがかわいいに振り切った曲だとしたらこちらはかっこいいに振り切った曲ですね。全体的にドスの効いた声というか怖いくらいの声で全身を揺さぶられて頭がバグってしまうのでこの曲順で組んだ演出は天才だと思います。
M-07 SCENE C-2:また立ち上がる
ぼくかく!オンラインでは客席からスタートした曲。
今回はスライド式の簡易階段で再現されました。
ダイアローグ+インビテーション!のように各ソロパートで自己紹介のようなものを挟みつつ、インビテのときとはまた一味違うテンポの良さがあっていいですね。
ラップ部分に合いの手を入れたくてしょうがないんですが、声出しがOKにならない限り合いの手を入れることは叶わないんですね……。
M-08 好きだよ、好き。
好き。
M-09 ダイアローグ+インビテーション!
直前にバンドメンバーの紹介が入り、余韻に浸る間もなくインビテ。
黒須さん、結婚してくれ。
はじめてのかくめい!のB面だけあってライブでの歌唱回数もかくめい!と並ぶほどになっているこの曲ですが、毎回体力を持っていかれるので実は踊っててしんどい曲なんですよね。
そういう意味では一番しんどい曲が次に来ているのでこのセトリを考えた演出はやっぱりバカだと思います。
あとD+の曲はフォーメーション変更というか立ち位置が良く変わるので、つい一瞬前まで目の前にいたはずの演者が次の瞬間にはいなくなってる、なんてことがよくあるんですよね。
今回のライブを通して、特に目を離したつもりはないのに何回もそういうことがあって自分の痴呆症を疑いました。
M-10 大冒険をよろしく
「でも気抜いたら置いてくぜ」
置いてかれたのは僕の心肺機能でした。
でも勝手に体が動いちゃうんですよね。それでまた苦しくなるの悪循環なんですけど、音が気持ち良すぎて楽しいので曲が終わるまで止まらないんですね。
ある意味麻薬のようなものなんだろうなあと思います。
M-11 ぼくらは素敵だ
「僕らは信じた、負けるもんか!絶対負けるもんか!向かい風に逆らって できる限り速く!」
この一年と少し、向かい風だらけでした。他のオタクもそうだと思いますし演者や運営の方も辛酸をなめるような決断をたくさんしたと思います。
それでも今ここで歌って踊って、僕らはそれを笑顔で見て、ぼくかく!オンラインで内山さんが言った「また必ず皆で、笑顔で会いましょう」の言葉を思い出して。
まだまだ状況が好転したとは言い難い現状ですが、それでもこの瞬間だけは、半年前の約束が叶ったのかなと思います。
M-12 あたりまえだから
「あやふやな未来だけど 楽しいことばっかりだ」
大丈夫、で泣きたくなる曲。
他の方もそれぞれ苦しいこと辛いことがあったと思うんですが、僕自身辛さを感じたこの一年を思い出してつい涙してしまいました。
ライブに行くと普段抑えていたものが色々出てきてしまうのでつい涙もろくなりがちなんですよね。ライブで泣いたのは解釈違いのテキストを出されて周りの人間が笑ってた時の悔し涙しか経験がないんですけど。
M-13 おもいでしりとり
てっきりかくめい!が来ると思っていただけにあれ?となった曲。
D+を追ってる、と言ってる割に実は今回のライブが初視聴の曲でした。
アニメも見ずMVも見ずで聴きなじみのないイントロなのに他のオタクが沸いてたので不思議だったんですよね。昼の部終わって昼ご飯食べてるときに調べて知りました。
知らない曲のはずなのに体は揺れてたのでひたすら困惑してました。
この曲、稗田寧々さんと宮原颯希さんに視線が吸い寄せられて困る曲ですね。今度はちゃんと対策していこうと思います。
EN-昼 あやふわアスタリスク
EN-夜 人生イージー?
3rdシングルの両A面でこういう使い方をできるのはある意味再公演ならではなのかな、と思います。
タイアップ先のアニメタイトルだけに、どちらもEDM調というか電子音楽系統で非常に好みです。
特にあやふわのラスサビラップ調のところですね、不思議なんですが聴いていると何故か目線がどんどん下がっていくんですよね。怖いですね。
感想の感想
殴り書き、というかほとんど箇条書きのような形になりましたが自分が書きたかったことは書けたのかなと思います。最初に書きたかったこと覚えてないんですけど。
今回のライブは「再演」という形で、既存のライブとはまた違った難易度があったと思います。わかりやすいところだとパフォーマンスの向上とか歌の上達とか。会場の違いはあれど、良くも悪くも明確な比較対象が存在するライブだったわけです。変わっていない、とかなんか下手になってね?みたいなことは一切口に出させないような圧倒的なパフォーマンスを求められてもおかしくない状況でした。実際に行ったオタクがどう思っているかは別として。相当なプレッシャーがあったと思います。
そんな中でツイッターのトレンドに上るような「再演」をして、打ち上げ放送でも少し言っていましたが、「昼はちょっとダンスが……とか歌が……みたいなことがあったけど、夜は本当に見ている方も心から楽しかったって思えるようなライブだった」って、演出側にそんな評価されるライブをするグループに成長したんだ!ということが今になって実感できて、このグループを応援してきてよかったな、と思います。
願わくばこれからも、新しい景色を見せてくれるDIALOGUE+についていければと思います。
ジェッ飛ばされすぎたら僕が追いつかないかもしれませんが……。
最後に、この記事を書こうと思ったキッカケの見ず知らずのオタクに、「再演」でもかくめい!を起こしたDIALOGUE+に、DIALOGUE+を支えたチームスタッフの皆様に、感謝を。
本当にありがとうございました。
次のかくめい!も楽しみにしています。
ここまで見ていただいた皆様も駄文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
次はこれを読んだあなたのライブレポお待ちしています。
ではまた。
P.S.村上まなつさんの投げキッスは耐えられないんだよね。
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