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王蟲がいる!『ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END』行ってきた

開催概要

開催概要
ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END
会場: 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
会期: 2023年2月3日(金)~4月10日(月)
※会期中無休
開館時間: 10:00~18:00
※金・土曜は20:00まで ※入館は閉館の30分前まで

ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END

私と作品

ヒグチユウコさんの作品はたまーに買うMOE(エドワード・ゴーリーとかアリスが大好きなので)でなんとなく知っていた程度。お名前と作品が結びついたのが2020年MOE12月号だった。
ヒグチユウコ×大島依提亜 映画のはなし「風の谷のナウシカ」
ナウシカファンとしては絶対購入の号でその特集ページのお二人の対談に共感し「ナウシカになりたかった」に叫び声をあげ(Me too)ヒグチさんが書く腐海があって一目惚れした。前のページに戻り、サーカス展の存在を知り、東京は既に終わったことをしりしばし絶望。

手持ちのMOE

その後惰性で追い続けたTwitterで今回の展示会(ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END)や特装版の画集を知り、発売日にオンラインショップで注文。初めて画集をゲットした。

画集が素敵すぎてなぜ今までMOEを何冊か買っていたのに素通りできていたか分からない。そして今回の「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」で初の展示会へ(ライト層)約1,500点!すさまじい。一部とは言え写真撮影できるの凄すぎ

展示会感想

ソロで行ってきた。平日のためか空いていた。52階についてすぐにコインロッカーにコートや使用しない荷物を入れ、お手洗いに。列に並んで10分弱で入場できた。並んでいる間に撮影の説明を受ける。入場後に紙チケットに引き換えてもらった。前の方と違う入れ物からチケットを渡された。私はコラボグッズは身に着けていない。前の方も身に着けているようには見えなかった。ひょっとするとアプリチケットかQRの紙チケットでも柄が違うのかもしれない。

会場全体がサーカスのような配色や装飾があって愉しい。
事前にTwitterで感想を調べた通り入口付近が混んでいて動画コーナーが空いていた。
腐海ポスターが一番の目当てだったので映画ポスターがあるコーナーを探しに突き進んで撮影した。空いてた。王蟲と腐海の原画を観ることができて感動(これメインで行ってきた)

次に一番奥の動画コーナーへ。ギュスターヴくんが生きていると感じる動画を満喫し、振り返ってヒグチさんが描くメインビジュアルの動画をみた。描いている姿が2週目かと思ったら最初が真上からのアングルで、2回目は手元の横からのアングルだった。一気に描いているように編集されているが、袖の色が違ったり、シャツになったりアームカバーを付けていたりで作業も撮影も時間がかかっていることを感じた。描き方や色の付け方が独特で天才肌だなと感じた。
続いて通りがかりに気になった和風コーナーへ

 また奥に戻ってソファと今井昌代さん作のぬいぐるみとテーブルウェアのコーナー → トルソー&ランプ → グッチコラボコーナー → と逆走を極め最後に撮影禁止コーナー(主に新作)の入口へと向かった。

覗き穴は全部で3つほど確認した。可愛かった。(特別な映像は確認できず)仕掛けが仕込まれているのサーカスっぽくて楽しい。
入口のほうの額装は結構高い位置にあって、上を向くと咽そうだった(中高年のお嬢さんお兄さん方や気管が細い方、小柄な方は気を付けてほしい)
空いていてゆっくりじっくり見て2時間強。もう少し見たかったがお腹が凄い音量で鳴ってしまい恥ずかしくなって会場を後にした。

ヒグチユウコさんは絵が上手いのはもちろんで作品の世界観が素敵。なんて言っていいか分からない。細かい、繊細、ホラー、ミステリー、不気味、不思議、可愛い、茶目っ気がある、いたずら心がある、儚い。
毒から滲み出る蜜。または甘いお菓子から滲み出る毒。魅力的。眼から食べ過ぎて中毒になりそう
同じ時代に同じ国でこんな凄いクリエーターの作品を観ることができるって凄いラッキー。沢山の作品を産み続けてくれていること、たくさんの企業やアーティストとコラボしていること。自身のギャラリーがあるのに展示会を開いてくれること、素敵なグッズまで作って販売していること、驚きのおまけを用意してくれていること全てに感謝してる。


購入したグッズと感想

可愛すぎてパニック。会期初日から日が経っていた(とは言え1ヶ月以内)ので売り切れもあったようだが初めて行った私には沢山あるように見えた。
私がグッズ売り場に辿り着いた14時過ぎ時点では双子座のお皿、刺繍キーホルダーの青(ニャンコ)、黄(Sちゃん)があった。マステは「ひらがな」2色があった。コウモリトートは無かった。
公式サイトのグッズに掲載されていないもので売り場にあったのはMOEの最新号、ヒグチユウコさんが特集されているバックナンバー、絵本、メモ帳があった。
レジは台数が多く、2、3人待ち程度だった。一点一点確認しながら通すので時間がかかった。ヒルズポイントは付かない。マイバッグがあれば自分で後ろのコーナーで袋詰め。
特製トレーディングカード
無くさないようチケットホルダーへ

  • ヒグチユウコ画集 CIRCUS Exhibition Edition 1点 B5変型、224ページ
    本展時の図録的位置づけ

  • バンダナ 1点
    長野会場のビジュアルイメージ

  • CIRCUS PLAYING CARDS 1点 
    CIRCUS展の象徴的存在かな。沢山の絵が手元にあるの嬉しい。

  • プロカラーペン & ポーチ 1点
    太さ3種(0.05, 0.3, 0.8mm)入り(3柄)、水性・ブラック、ギュスターヴくんのペンポーチ付き。文房具大好き

  • クリアファイル 1点
    (FINAL ENDのメインビジュアル『終幕』柄)

  • マスキングテープ 2点
    フォント大好き

  • ポストカード 1枚
    ギュスターヴくん柄

  • CIRCUS クッキー 1点
    漆黒の・・とか言われると欲しくなる中二病タイプ

  • CIRCUS ピンズ付きキャンディー 1点
    ボリスくんだった。クッキーだけで我慢するつもりだったがパッケージの可愛さに撃ち抜かれた

  • 神ミイルティー(カモミールティー)1点
    胃痛様だった

欲しかったけど購入できなかったグッズ

  • ガチャ
    1,000円札→100円玉の両替しかなく断念。500玉2枚あったのだが。。

  • 缶入りポストカードセット
    実物を見ると缶が最高に可愛いかった。予算オーバー。大きい画集のポスターがあるので我慢。

  • CIRCUS BAG 1点
    デカエコバッグ(FINAL ENDのメインビジュアル『終幕』柄) サンプルを手に持ってみた。肩かけても大きいサイズ。手持ちの場合は中に何か入れたら床にギリ着きそうなくらい大きかった。汚れたら泣くかもと思い断念


コラボカフェ

メラミンのお皿残り1種類だった。もう無くなってしまうのではとドキドキした。店内は空いているのに5分くらい並んだ。入店後オーダーを受けてから次のお客さんを入れている感じだったので並んだみたい。後から入ったお客さんに先にお皿が回らないようにとの配慮だったんだなと解った。徹底して凄いなと思った。
お料理を待っている間にニャンコのお皿と真っ赤なショッパーをいただいた。
ギュスターヴくんのストロベリーコーラ
氷がストロベリーの味付きなので溶けてもコーラの味は薄くならない。初めて飲むのに懐かしい感じがしたのはなぜだろう。
そんなに溶けないし炭酸だからかき混ぜられない。
グラスのギュスターヴくんのシールも簡単に綺麗に剥がれるようになっていてこちらはチケットホルダーへ貼った(すぐに剥がせる)
ボリスのツナ入りプッタネスカ
コラボカフェでこんなに美味しいの初めて。パスタが細かったので見た目より少なく感じた。食後に美しいデザインのボリスくんが出てきて嬉しかった。このお皿が一番先に無くなったの解る。
ハートの裏は食べられませんと大量に書いてあった。すぐに抜き取り拭いてチケットホルダーへ
特製トレーディングカード
コラボメニューを注文をすると特典のトレーディングカードが貰える。お皿に2枚伏せて持ってきていただき受け取るシステム。可愛くて悶絶。こちらもチケットホルダーへ
お会計
食後にテーブルチェック。ヒルズポイント付けてもらえた


コラボグッズ

tabioのコラボ靴下
初日に完売し、後日抽選販売を知った。もし当たれば引き換え開始日がちょうど前売り券を買っていた日だった。勝手に運命を感じ抽選開始日時に即申し込んだら当選。帰りにピックアップしてきた。当日の引き換えは身分証明書を渡し、お店の方が住所を確認。当選メールを見せることは一切無かったので最低限の転売対策はできてそうだなと思った。
ついでにtabioのポイントとヒルズアプリのポイントゲット。

ひとつめちゃんの靴下が他よりちょい長目だった。サイズは23-25cm。
シャリシャリしていて薄手。洗っても色落ちも無し、糸もほつれてこないので安心した。(tabioでいつも買ってるソックスより手触りが違ってちょっと心配だった)抽選に当たったのはtabioのidがあって過去にも購入履歴があって、店舗受け取りにしたからなのかな。idある枠、無い枠(新規顧客層)、配送、店舗、ターゲット層(今後もtabioでお買い物してくれそうな見込み年代)とそれぞれ枠があったのではと推測している。ご縁があって嬉しい。他のtabioの靴下と共に沢山履いて色々なところへ出掛けたい。

GUCCI
さらに足を伸ばして下の階のGUCCIへ。展示回の帰りと伝えると気持ちよくコラボグッズを見せていただき嬉しかった。トレンチコートは裏地まで可愛かった。靴下3足で予算限界だったので見るだけで我慢。手回しオルゴールを聴かせていただいた。綺麗な音だった。
金額:靴下3足 >オルゴール だったので抽選外れていたらオルゴールに手を出していたかも。ノートも3種類あって心がグッラグラだった。退店時にヒグチユウコさんデザインの厚手のカードをいただきビックリした。(裏面はGUCCIコラボのLINEスタンプのQRコード)


展示会に行くにあたって

用意したもの

  • 100円玉1枚(52階コインロッカー用)・・使った

  • 三ツ折りが簡単に作れるスリムチケットホルダー(無印良品)・・・使った(紙チケット、トレーディングカード、コラボメニューのシール等)

  • A4クリアファイル・・・使った(フライヤー用)

  • エコバッグ・・・使った(コラボ皿の赤いショッパーも入るサイズ)

  • モバイルバッテリー・・・使った(スマホ撮影)

  • ヒルズアプリ・・・使った(森アーツセンターオンラインQRコードチケット用。これがあれば3階で引き換え不要)

  • 小銭500円玉2枚(ガチャ・コインロッカー用)・・使えなかった

用意しておけば良かったもの

  • 1,000円札(両替機対策:ガチャ用)

  • 100玉5枚(ガチャ用)

  • 単眼鏡・・・使っている方を見てしまった!忘れたと悔しく思った。原画が想像以上に小さいものが多く線が本当に繊細なので持っている方は是非。


悲喜こもごももまた想い出
//フライヤー//
開催日前の特設コーナーがあったGINZA SIX蔦屋にもなく、当日六本木ヒルズのいくつかフライヤーがあるコーナーにも無く、本展示グッズ売り場を出た先にも無かった(コラボカフェのフライヤーはあり。こちらも可愛い)。が、52階トイレ前と、ユーミンミュージアム内の出入り口にあった。同日YUMING MUSEUMを出る際にありがたく1枚いただいた。(存在しない都市伝説かと思ってた)紙の質感いいし綺麗

//お皿//
本当は「ニャンコとオカヒトデのはちみつレモンパンケーキ」も食べたかったけど、お皿が残り1種類だったので一人でも多く渡るようにと思い頼まなかった。(後から思えば残り1種類だったから2種類頼んでも貰えるのは1枚だけだったのかな。それか2皿目は断ってパンケーキだけ食べれば良かったとちょっと後悔)
現時点でメニューの提供「停止」となっているがお皿無しで「再開」があればパンケーキも食べに行きたいなと思う。
コラボのお皿付きメニューは凄い人気で日に日に種類が減っていった。翌日は完売だった。春休みに訪れようとした学生さんと思われる方の「もっと在庫用意して欲しかった」というツイートも切なかったし、ヒグチユウコさんが謝罪されているツイートはもっと切なかった。人気の作家さんだと難しいよね。これだけ反響があって猫の日前日まで良くぞもったなと感じている。
私自身はお皿が手に入ったことは正直メチャクチャ嬉しかった。約一年くらい前に展示会が帰って来ることを知り、情報をインスタで追い、別件の用事が会期中(イベント開始月・平日・猫の日より前。になるように予定を調整し、2か月前に有給申請し(休前日、土日祝に六本木とか無理)、森アーツセンターオンラインで前売りチケットを買い(QR発行は入場がスムーズ)、前日まで残業して頑張った。できる範囲でやり遂げた。これでお皿無かったら縁が無かったと思うように祈った。
今、お皿をどこに飾るか検討中。展示会楽しかった。行ってよかった。

【追記】
お皿に替わって3月1日(水)より展覧会ポスター(非売品)の配布へ変更のお知らせが出た。B1サイズ(1030mm×728mm)で箔付き駅貼りと同デザインとのこと。
この絵柄色も配色も大好き。欲しい。パンケーキ食べたい。

公式サイト・SNS

https://www.instagram.com/higuchiyukoten_tokyo/


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