お江戸の裏側を覗き観る『大吉原展』行ってきた
浮世絵が好きなので楽しみにしていたが開催前に炎上していて観に行くまで少し不安だった。
開催概要
私と作品
浮世絵が好き。子供の頃から今昔の「吉原」がどんな場所であるかは知っていた。作品より土地の方が身近。
展示会感想
当初の不安はいつの間にか消え去っていて釘付けになった。当初はどのような展示の予定だったかは知らないがとても真剣で細やかだった。
作品点数が多く、展示品の間隔も狭い為、土日祝日にじっくり見るなら時間は3時間以上必要。最後早足になってしまって勿体なかった。
第一部
エレベーターで地下2階へ(階段もあるが天井自体が高いので無理しなほうがいい)撮影不可の場所が多々紛れ込んでいて油断ならない。
絵の上や横に映像での解説があって分かりやすい。禿、振袖新造、花魁、芸者等、違うのは分かるがどれが誰というのが最初に戸惑う点なのでありがたい。
吉原のしきたり、一日、一年の展示が面白かった。
第二部
風俗画や美人画を中心とした展示。高橋由一《花魁》の絵が修復後初お披露目ということが気になっていた。当初はこの絵をみたモデルとなった小稲が泣いて怒ったとされていて、見たことも無い油絵でリアルに描かれたら怒るよな。。。と思っていたが修復された実物は美しかった。
第三部
中央に大通り、左右に展示室と会場全体が街のような形で展示されており、散策のような雰囲気で回れた。衣装や鬘の展示もあった。
私自身も日本髪の鬘を被ったことがあるのだが軽量化さえれているとはいえ重かった。当時これに沢山の鼈甲の簪をさしていたかと思うとゾッとする。
江戸風俗人形
第三部再奥の展示。唯一の撮影可能スポット。各階に人形がいた。覗き込むように撮影。
音声ガイド
入り口レンタルもあったが、同価格で会期中いつでも聴けるスマホアプリ版「いつでもミュージアム・トーク」を購入
沢城みゆきさんと槇大輔さんでお得感が凄い。炎上しそうな小芝居も無く聞きやすかった。
東京藝術大学大学美術館について
2008年の「バウハウス・デッサウ展」以来
上野駅公園口から上野公園に入らず右方向に真っ直ぐ都道452号にぶつかったら左に曲がり東京国立博物館を右手に観て通過しひたすら真っ直ぐ歩くのが一番迷わない。(上野公園の中を通れば50mくらい短い距離で行ける)
コインロッカー
コインロッカー(100円返却式)は数が少ない
チケット
オンラインで購入し、入口のチケット確認する場所で声をかけて紙チケットをいただいた。
目録
なんと置いていない。ビックリした。感想をメモしながら回る事が多いので事前にダウンロードしておけば良かった。
購入したグッズと感想
思ってたより沢山買ってしまった。
図録 1冊 A4変形サイズ・348ページ(1,440g)
348ページと公式サイトに出ていたので重さの覚悟はしていた。
中身は髪型、ファッションとモード、しきたり等の解説も多く読み物としても大変面白い。展示模型の間取り図や人形の解説、アップ写真があり嬉しい。文化を知る書籍としての側面があり購入して良かった。吉原細見 歴史と文化探求編 企画・発行 吉原商店町会1冊
A4サイズ 22ページ(58g)マグネット 1個
《福田美蘭《大吉原展》 2024 年》
今回の展示のキービジュアルクリアファイル A4 1枚
《吉原の花》喜多川歌麿
表面が透明+一部柄で紙を入れると建物が消え、花見をする花魁と雲とだけになるポストカード 3枚
《吉原の花》喜多川歌麿
《名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣》歌川広重
《官許 博覧会開業ノ図 新吉原営》歌川国貞(三代)
大サイズ
2枚組ポストカード 1セット
山高登 たけくらべたけくらべ その一《吉原大門》
たけくらべ その二《大巻、美登利の姉妹柄》
手ぬぐい 2本
《花魁打掛 鯉の滝登り 渓斎英泉》
かかっていた見本を見て一目惚れ
《里すずめ ねぐらの仮宿》
擬人化されたすずめが可愛い小町紅(雪月花 黒) 1個
化粧箱の外紙:コラボ用の特別パッケージ
《官許 博覧会開業ノ図 新吉原営》歌川国貞(三代)飴ミラーセット(梅ぼ志飴) 1個
ミラー:《官許 博覧会開業ノ図 新吉原営》歌川国貞(三代)
榮太郎飴と赤が好きなので。梅味ではなく梅干しの形が由来
ミラーと缶入りの飴が巾着に入ったお土産に最適なセット和三盆 干菓子 1箱(16個入り)
《名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣》歌川広重
欲しかったけど購入できなかったグッズ
ダイカットポストカード
通常のを5枚購入した為、断念トートバッグ
絵柄は好きだったがドデカいYOSHIWARAロゴが気になり断念
その他
リンク
公式サイト
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