スクスタ26章の感想と考察(ネタバレあり)
ここでユニット結成のお話を入れてくるか!となったスクスタ26章。
26章の展開
前章までのトーナメント戦を経て果林、愛の新しい課題ができ、本章では薫子さんからスクールアイドルエキシビションという新しい目標が与えられます。そして出場するためには虹ヶ咲内で校内オーディションをして勝つ必要がある。
個人のままではせつ菜やランジュには勝てない。そこで愛が提案した秘策が果林・愛でユニット(DiverDiva)を作ること。なんと2人が部へ行ったこと自体がユニット結成の導入だったのでした。作曲もあなたちゃんではなくミアが担当。ミアが今後虹ヶ咲で一緒にやっていくなら確かに適任です。だって部に行ってからの2人と長らく一緒にいた訳ですから。
私はこれを「あなたと叶える物語」の否定にはならないと思います。むしろここであなたちゃんに作曲を頼んだら「自分の意思で部に行って、部にはミアという一流の作曲家がいるのになんで同好会のあなたちゃんに頼むの?部にいる意味なくない?」ってなるかなと思います。
少し話題逸れますが私、DiverDivaについてはユニットマッチング投票の頃からこの2人がユニットになってくれないかな~と思っていたので、本当にそうなったときはとても驚きましたし喜びました。それで特に思い入れ強いんですよね(いやもちろん全ユニット好きよ)。
あなたちゃんを意識し始めたミア
璃奈ちゃんの曲を作る展開もあるかも
中盤にてエマちゃんは調和をテーマにした4人ユニット(かすみ・彼方・エマ・璃奈;QU4RTS)を、
歩夢は個性を内包したテーマパークのような3人ユニット(歩夢・しずく・せつ菜;A・ZU・NA)をそれぞれ結成することに。
栞子・ミアはスクールアイドルエキシビションに不参加であることから、校内オーディションは、DiverDiva、A・ZU・NA、QU4RTS、ランジュの4者の戦いということになります。
27章以降の展開について
お、ここまできてようやく話の着地点が見えてきたような気が。現最強であり唯我独尊のランジュ。恐らくこれをユニット結成して倒す流れかな。なるほどね。
いやね、私てっきり23章の時点ではトーナメント戦でランジュを倒して、仲間になるか和解する流れになると思ってたんですよ。見事に外れましたが(笑)。
27章からの展開について考察していきます。
特筆すべきは前回のトーナメント戦では不出場だった歩夢、彼方、エマの3人でしょうか。私はここでエマに注目したい。エマは第2部開始時から一貫して部のやり方に反対の姿勢を貫いています。
エマの求めるスクールアイドル像は同好会メンバーの中でも最も部の方針から遠い。いやもはや対極と言ってもいい。なのでランジュとエマって一旦ぶつかったら激しく対立するはずなんですよ。今まで直接対決の機会が無かっただけで。QU4RTSとして立ち上がった今となっては校内オーディションで争うことになるのは必至でしょう。
ランジュや部の扱いがどうなるにせよ、ここは同好会として乗り越えなければならない第2部最大の山場になるはず。
第2部の構成について
26章でユニット結成のエピソードを入れたことで、そもそもDiverDiva、A・ZU・NA、QU4RTSの3つのユニットの個性を逆算して第2部のシナリオを構成していたということが判明しました。
恐らくですが、ⅰ)ランジュとミアという新メンバーを追加すること ⅱ)同好会メンバーが分断すること は早い段階から決まっていたと思われ、そこで同好会離脱組としてDiverDivaの2人に白羽の矢が立ったという感じではないでしょうか。
愛さんについて
愛さんが部へ行った理由。ずっと腑に落ちないなとモヤモヤを感じていましたが、これでようやく合点がいきました。シナリオ上やむを得ないとはいえ、キャラクターの行動原理に合わないアクションを起こさせればそりゃおかしなことになります。
というかこれは第2部が始まってからずっとなんですが、相手に対する思いやりの足りない発言が目立つ気がします。なんというか「陰キャが苦手とする陽キャ」みたいな。会話において持ち前の明るさで押し通そうとするパターンが多いんですよ(特にかすみんに対して)。愛さんは明るいだけでなく相手を思いやる能力もとても高いはずなのでちょっとこれまでの愛さんと食い違う描写が多いかなと思ってしまいました。
結局DiverDivaの2人はどうなる?
果林は25章で、愛は24章でそれぞれ気付きを得ました。21章で気付きを得て同好会に戻ってきたしずくと違い「部」に在籍したままです。果林も愛も部を自分達の新たな居場所としてますます根付いていってます。なんだかもう同好会に戻る流れでは無くなっているような気が…。少なくとも今の私には、2人がしずくの時のように「部から同好会へ戻る」流れが思いつかないです。
でもリアルイベントでの『私達、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!』の掛け声が変わるとも思えないので、ずっと部に所属したままではないはず(多分…)。すると可能性としては部が同好会に吸収合併されるくらいしかないかなぁと思うのです。(メタ考察になっちゃいますが)
栞子・薫子について
栞子はなぜランジュの妨害工作を止めなかったのかという疑問がずっとありました。第1部の栞子だったら性格的に「ランジュ、いくらあなたでもやっていいことと悪いことがありますよ。」くらい言いそうじゃないですか。が、今回のランジュ・栞子・薫子のやり取りを踏まえるとパワーバランス的に薫子>ランジュ>栞子 であるという図式が浮かび上がってきます。24章でランジュは"個"としての力は虹ヶ咲内で暫定トップであることをトーナメント戦で示しましたが、どうやら日常生活でも昔から栞子の手に負えない存在だったのかなと推測します。自分ではどうにもならないという諦念の思いだったのかなと。ただそれでも妨害工作については生徒会長として何とかしてほしかったですね。
それにしてもランジュに一撃を喰らわせる薫子さん、明らかに強キャラです。スクールアイドルフェスティバルの発起人にして元代表という強すぎる肩書!これまでに強烈なエピソードがたくさんありそう。栞子がめちゃくちゃ警戒していることから何か狙いがあることは間違いありません。何らかの窮地に追い込まれるフラグもありここも注目です。
鍾嵐珠(ショウ・ランジュ)について
20章以降のランジュは敵役として明らかに嫌われるように描写されていたことは以前のnoteにも書きましたが、おそらく26章のランジュが本来運営が描きたかった姿なんでしょうね。ところが敵役としての脚色があまりに強すぎてストーリーに強烈な歪みを生み出すことになってしまった。
いやね、ランジュも変化してくることは20章の時点でも分かってはいたことなんですよ。だって商業作品なんだから。最後は綺麗に収まるはずです。26章ではだいぶ性格も(比較的)丸くなってきましたが…、いやねー最初からこの路線で良かったのではないでしょうかと思うのですよ! ひたむきに練習する姿。天然なところ。2部序盤での行動がもう少し穏やかであれば彼女に対するユーザーの見方もだいぶ変わっていたはずです。
ラブライブはキャラクターで商売しているわけですから、敵役として終わらせるつもりがないなら最初から過度の悪役描写は避けるべきです。
最後に
改めてですが、やはり監視委員という設定がとことん悪影響を及ぼしてるなーと。(そういえば部室の使用禁止も監視委員解散の時に解放してくれたのかな?いつの間にかファミレス会議から同好会部室へ戻った)
ひとまず最大の問題点は除去されたので上手く決着してくれることを願います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?