ゲッターロボ好きはドクター・フーを見ろという話
久しぶりのnoteを書こうと思い立ったのは数日前にある天啓を得たからである。
「あれ?ゲッターロボ好きはドクター・フーも好きなんじゃね?」
というものである。
私には私のゲッター好きのフォロワー諸兄にドクター・フーを広める使命がある。そう思わずにはいられない。
待ってくれ、最後まで話を聞いてくれ。まずはドクター・フーってなんぞやから説明させて欲しい。
ざっくり言うとこんな感じである。
どれくらい長寿かと言うと白黒テレビの時代から放送されており、今年で60周年を迎える。
日本だと知名度はほぼ無いが、イギリスでは仮面ライダーやウルトラマンに匹敵するぐらい人気作品なのだ。
タイトルは英語で書くと「Doctor Who」で、由来は主人公ドクターの本名はシリーズを通した謎となっており、ドクターとは何者なのか?という問いかけがタイトルに込められているのだ。
本題に入りたいところではあるが、一つここでドクターの設定について触れておきたい。
ドクターは惑星ガリフレイの「タイムロード」と呼ばれる種族であり、このタイムロードは心臓がふたつあり、時空間移動を可能にするような高度な知能を持っているなどの様々な特徴を持っているが、最大の特徴が「致命傷を受けると全細胞を作り替えて再生する事が出来る」という能力である。
ドクターもタイムロードの一人であるため再生能力を持っており、シリーズを通して何度も再生している。そのため複数の俳優がドクターを演じており、13代目に当たるドクターはジョディ・ウィテカー女史が演じ、シリーズ初の女性ドクターとなった。
さて本題に入ろう、タイトルにある通りゲッター好きはドクター・フーを見ろという話なのだが、今回取り上げるのはシーズン8からシーズン10までに登場するピーター・カパルディ氏が演じた12代目ドクターの話なのだ。
12代目ドクターはこれまでとは打って変わって白髪で壮年の男性となった。
2005年から始まった新シリーズの設定ではドクターは「タイムウォー」という戦争で同族のタイムロードを全て失い、ただ一人の生き残りとなり心に傷を負っている。
おい待て
白髪で壮年で・・・
ただ一人の生き残りだと!?
皆さんは知っている、そんなキャラクターを。
そう
神隼人だ!!!
そう、12代目ドクターは神隼人と似ているのだ。
神隼人と言えばゲッターロボ屈指の人気キャラクターであり、様々な呼称(大佐、司令、じんはや、テロリetc.)で親しまれている。
彼は何かと置いて行かれて者、生き残った悲哀にスポットが当たるキャラクターとなっている。
ん?ただ容姿が似てて属性が一致してるだけだろって?
ではお見せしよう、12代目ドクターの吹き替え担当声優を。
もう言い逃れ出来ない、声も同じなのだ。
属性も容姿も声も同じなのだ、これで神隼人に首ったけのあなたはもう12代目ドクターの沼からは逃れられない。
もうドクター・フーを見る以外選択肢は存在しない、今すぐサブスクを契約しよう。(配信されているサービスは2023年10月20日現在HuluとU-NEXTのみ)
せっかくなので12代目ドクターの魅力を紹介しておこう。
初登場時はちょっとお高めの服でバッチリキメて、偏屈で顔が怖い頑固オヤジみたいなキャラクターだった。
11代目からの付き合いであるコンパニオン(ドクターと旅する仲間)であるクララ・オズワルドとも衝突が絶えなかった。
だがクララとの交流で次第に角が取れていき、シーズン9ではついに・・・
中世のイギリスにてTシャツにパーカーにサングラスというイケイケ若者ファッションでキメた上に戦車を持ち込んでその上でギターをかき鳴らすというなかなか愉快なおじいちゃんと化した。
それだけではなく、偏屈じーさんだった頃もコンパニオンのクララの事が大好きで、我々ファンから「クララ大好きおじさん」という渾名を賜る程クララに対して矢印が向いている。
最も恋愛というより、娘に対して過保護なお父さんと言った感じだが。
宿敵によってクララが危機に陥った時には思わず「私のクララ!!」と口走り、跪いてクララの無事を懇願したり、彼女を守る切り札とするために拷問部屋である仮想空間に閉じ込められても45億年耐え続けて脱出する程クララが大好き。
そんなクララともシーズン9の最終回でお別れとなってしまう。
涙無しで見られない別れはぜひあなたの目でご確認頂きたい。
今回はこれまで、このnoteを見てくれたゲッターロボ好きの貴方は今すぐドクター・フーを見ましょう。
私との約束だよ。
おまけ
せっかくなので10代目ドクターと11代目ドクターも紹介します。
10代目ドクター
歴代で最も人気なドクターにして、21世紀最高のテレビドラマのキャラクターに選ばれた男。
見てわかる通り、この男あまりにも顔がいい。チャームポイントは豊かな表情と笑顔である。
そのせいか憎たらしい程異性にモテる。それは旅の仲間だけに留まらず、エリザベス1世と結婚したり、マダム・ドゥ・ポンパドゥールと浮名を残す等枚挙に暇がない。
10代目ドクターの物語はロマンスを楽しむのも一興である。
ちなみにデイヴィッド・テナント氏は60周年スペシャルでドクターを再演する事が決定しており、全ドクター・フーのファンが湧いた。
筆者も楽しみで仕方ない。
11代目ドクター
筆者が一番好きなドクター。
言動がやたらうるさいが子供にはとても優しい。
シーズン5からシーズン7そして50周年スペシャルまでの登場だが、この一連のエピソード、とにかく面白く伏線がすごい。
気づいたら鳥肌モノである。是非あなたの目で見て欲しい。
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