咳嗽反射

結論から先に書く。

咳嗽反射は、粘膜細胞が感知した接触物の、塩分濃度が生理食塩水に近いほど、抑制される。
と感じた。(既に、学術論文などで検証済みだったら、すみません。論文探索の余力がなくて・・・)

なぜ、そう思ったか。私自身は、今現在「突発性難聴」と診断された、難聴に苛まれている。
個人的な感覚で言えば、まず私に副鼻腔の炎症があって、その影響で耳管が閉塞を起こして聞こえが悪くなった。そこに加えて、(体質的なのか)水分代謝の関係で内耳系統の「圧力感知細胞」が浸透圧の関係で音圧を正常に感知できなくなった現象と合わさって、極端に聞こえが悪くなったりした、と感じている。メニエル氏病の「発作」が起きた時は、その水分代謝の影響で内耳系統でどこかの「膜」なのか「隔壁」なのかが破れて、一気に体液が空洞に流れ込むなどしたんじゃないかな、と、体感している。それが、数ヶ月前に起きた。つまり、ごく単純な炎症による副反応と、代謝系統の異常とが重なって、極度の難聴に晒されたというのが、自分に起きたことかな、と体感した。

試行錯誤による対症療法で、「鼻うがい」と、漢方薬の服用にたどり着いた。これらによって、そこそこ、環境音も含めて、会話に支障がない程度に聴力が回復した。漢方薬は、水分代謝の改善の薬による。自分の選択には自信がないが「苓桂朮甘湯」と「桂枝茯苓丸」による。どちらも、体感的に水分代謝を改善した感じで、聴力の回復に寄与した。さらにそれらとは別に、「黒酢」などで体液のpHの調整も同時並行で試した。いずれも効果があった。さらに、かなり強引だけれども「水虫」の薬などの、抗真菌薬を綿棒に浸して鼻腔の奥に突っ込んだりしたら、数日のうちに聴力が回復したこともあった。(副鼻腔に炎症のある体感がない限り、ここまで極端な自己治療はしていない。)また、副鼻腔に炎症があるか、両耳の奥に違和感のある感じがあった際にビクシリン(入手したのは、海外からの個人輸入のアンピシリン:医者に訴えたけれど、処方してもらえなかった)を試したら、これも漢方と同様に、かなりの効果があった。これらの対症療法で、現在は、とりあえず日常会話に支障がない程度に聴力は回復した。特に「ほとんど外の音が聞こえなかった」時期に、医者が処方してくれたステロイド剤は、効果があったかもしれないけれども、自分なりに前述の対症療法も試していたので、どちらに効果があったのかよくわからない。
説明が長くなった。いずれにせよ、現在も、まるで花粉症のように鼻の奥の「ムズムズ」が難聴に関与していて、「鼻うがい」と「水分代謝の漢方」に効果がある感じがあって、怠ると聴力が落ちる状況が続いている。(34年前、左耳が完全に聞こえなくなった、当時は、その時にかかった医者に「治療法がありません」と言われた「メニエル氏病」と診断された症状の時に、これだけ試していたら、もしかしたら左耳も「完全な聴力喪失」は免れていたかも知れない。多分、私の左耳の内部は、内耳などに結合組織ができていると思う。水分代謝異常は、私自身の過度な飲酒などが原因だとも思う。当時、「酒を飲まなきゃ、やってらんねぇ」的な感じで生活していた。)とにかく、水分代謝が関係していたから、基礎的な腎機能の一時的な衰えなども含めて、体細胞の水分が調整できず、蝸牛管などが異常な反応を起こしたことが、原因という気がする。それに加えて、鼻腔内部の炎症があったから、たぶん、今でも「鼻うがい」に効果があるんだろうと思う。「鼻うがい」をしないでいると、たぶん、粘液がゲル化して、さらに乾燥して物理的な膜になって、気道を塞いでいるような体感がある。

状況説明の、話のまくらが長くなった。
この「鼻うがい」では、ネット検索で「食塩水」にすれば、苦しくないと書かれていたので、塩分濃度を変えながらずっと試しているけれど、塩分濃度が薄かったり、濃かったりすると、咳嗽反射というのか、まるで「吐き気」があるかのような、嗚咽というか、反射的な体感があった。鼻から、なのに、喉の奥で「反射」的な反応がある。

この「鼻うがい」をしないと、聴力が落ちる(自分で、耳管に空気を通す治療ができればいいんだけれど・・・)感じがあるので、日々自己治療に勤しんでいるけれど、「鼻うがい」の際の「嗚咽感」で言えば、塩分濃度の調整で、ずいぶん違いがある、気がした。要するに、耳が聞こえ続けるために、毎日数回やっていることだから、いちいち面倒臭い計量などせずに、適当に塩を混ぜて「鼻うがい液」を作っているのだけれど、その塩分濃度の微量な調整で、嘔吐反応というか、吐き気がずいぶんと違う。

あれ、「咳嗽反射」の話題だったけか「嘔吐反応」の話題だったけか?あれ?どっちもあったかな?
いずれにせよ、塩分濃度がちょうどいいと、嘔吐反応も、咳嗽反射も、どっちも起きない。

生理食塩水、っていうのは、体細胞組織の「異物排除」反応を、相当に抑制するのかな?とふと感じた。

すみません、学術論文じゃないです。(当たり前か・・・)ただ、読み拾ったどなたかが、学術的な研究をする、何かしらのヒントにしていただければ、私としては嬉しい。

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