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令和の革命家 フワちゃん


2020年、芸能界を一気に駆け上がった人物である。

私はこのフワちゃんを知ったのは、AマッソのゲラニチョビというYouTubeチャンネルである。この時、フワちゃんの面白さに衝撃を受け追っかけることを誓った。
ぜひ、この動画を皆さんに見てほしい。特に「ノッテサーノッテサー」のギャグは秀逸であるし、私の流行語大賞にノミネートされていた。
この時はまだ、スポブラの恰好はしておらず、常人の服装をしている。


あの寒そうなフワスタイルのファッションを確立するのも、このAマッソのゲラニチョビである。
台湾タイマンツアーという回で、台湾をAマッソと一緒に回るため台湾に同行していたのだが、最初は髪を下ろして、Tシャツで来たそうだが、作家の白武さんが返信するよねと言った一言がきっかけで、おなじみのフワスタイルが誕生した。その時は、ビビアン・スーのオマージュだった。
この台湾タイマンツアーはAマッソのゲラニチョビの中でも屈指の作品であるが、いろいろな大人の事情により現在は見ることができない。いつか見れることを期待している。

そんなわけで、Aマッソのゲラニチョビから今のスタイルのフワちゃんが始まったといってもよい。この時は、SF世紀宇宙の子というコンビを組んで。このコンビを解散し、YouTubeに参戦する。初めにフワちゃんのうーうーというチャンネルでグアム旅行の動画がアップされる。この時、度肝を抜かれることになる(ちなみに、ナレーターは元オレンジサンセット・元なかよしビクトリーズ岡田)とにかく、南国にフワちゃんは合っていた。出店のジュース屋さんの人が1時間半歌うのをみてを死ぬほど笑う。知らない現地の人にグラビアを撮ってもらう。初めて会う異国の人にハゲイジリをする、参加してはいけないポリネシアンダンスに参加する。とにかく面白かった。コロナ禍で海外ロケは現実的ではないが、落ち着いたらすぐに、海外に飛んでいってほしい。
その後、自分のYouTubeチャンネルを持つことになるのだが、これもまた秀逸である。落ちてるポテトを食べる、ニーチェとギャルを同列に扱うなどなどだ。


とにかく、面白いフワちゃんだが芸能界に与えた影響はとても大きい。芸能界を変える人たちといえば、尖っていて新進気鋭、思想強めのような人たちをイメージするがそれでは変わらない。オードリーの若林さんが言っていたが、「フワちゃんに怒ったら負けだよな」これに尽きると思う。敬語やさんづけなどしょうもないことを今まで気にしていたことが馬鹿になるこんな気持ちにさせてくれる。とにかく楽しくて、明るい、そんな人の言動を制限するのは野暮である。この状態になれば最強である。何をしても怒られない。変革をすること、何かを変えることが余裕になる。革命し放題になるのだ。社会に対して何かを変えたい人、組織で変革したい人は上に噛みつくのではなく、革命し放題のキャラになる方が確実ではないのか。チェゲバラでも、クロポトキンでも、ポルポトでもない革命家のニュータイプにフワちゃんはなるのではないか。この成熟した社会を変えるのはフワちゃんのような太陽である。



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