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楽天経済圏に移住する利点と方法

前書き


「楽天なんてダッせえよな!」
「サイトデザインがウンコ中のウンコ」
「登録してもいないメールがクソほど来るのはスパム業者より凶悪」
「『会計は任せろー』って彼氏がマジックテープ式の財布をバリバリ鳴らしながら開けた上に出てきたのが楽天カードで百年の恋も冷めた」
という感じで楽天を目の敵にしていた諸君、私もかつてはそうだった。
Amazonで何もかも発注しながら、楽天の民を馬鹿にする日々。

しかし、あまりの還元率の高さに私もついに魂を引かれて楽天経済圏に入り、その恩恵を受けることを決意したのである。
笑いたければ笑うがいい。私は名を捨て、実を取ることを選んだのだ。
後に続くもののために、移住のメリットと方法を書き残すこととする。

楽天経済圏移住のメリット

楽天経済圏へ移住することのメリット、それは圧倒的な還元率。
クソUIもクソUXも乗り越え、スイッチングコストを支払う価値がある。
特に大きく影響を受けるのが、ふるさと納税だ。

君の年収が仮に500万の場合、6万円のふるさと納税が可能である。
年収が1000万の場合、18万円となる。
年収が2000万の場合、57万円まで納税額可能が跳ね上がる。
年収が倍になると、ふるさと納税可能額は約3倍になるのだ。
君の周りの高年収層が必死にふるさと納税する理由がわかっただろう。

楽天経済圏でこの納税を行うと、納税からポイントで軽く20%前後の還元率を受けることができる。ポイントは半分以上期間限定のポイントだが、この期間限定のポイントは次の納税に使うことができる。
納税できるということは、実質的に現金に等しい。
日本銀行券はその金額分納税できる券でもあるのだが、楽天ポイントはそれに比肩しうるパワーがあるのだ。
仮に50万円納税して20%還元されたら10万円である。
金持ちほど楽天を利用してる理由がわかるというものだ。

楽天経済圏のデメリット

今のところ楽天カードを会計時に出すと気恥ずかしい、UXがクソなので検索結果が見づらい、マメにメール登録を解除しないと大量のスパムが送られてくる、等のデメリットが観測されている。
これらはそこまでクリティカルではないので、気の持ちようで耐えよう。

楽天経済圏の活用方法(ベース還元率向上)

楽天は楽天のサービスを利用するほど還元率が上がる仕組みになっている。
なお、還元率は楽天市場(楽天のサイト)での買い物を想定した数字である。
通常の店舗で楽天カードを使った場合の還元率は基本1%だ。

楽天アカウントを作って楽天会員になる +1
楽天カードで決済する +2
楽天プレミアムカードだと +4
楽天プレミアムカードと通常のカードは還元率に2%の差があるが、年会費が11,000円かかるため年間55万円使用が損益分岐点になる。
楽天プレミアムカードはいわゆる空港のカードラウンジに入る機能もあるため、ANAのスーパーフライヤーズ等を保有していない場合優先度が上がるだろう。

楽天モバイル利用 +1
楽天のアンテナ設置範囲と密度がいまいちなので、オススメはwifiを契約することだ。月1GBまでなら0円で回線を維持できる。
6か月ほど通信しないと解約されるらしいので、月1くらいで起動して通信すれば問題ない。

楽天銀行を楽天カードの引き落とし先にする +1
楽天証券を利用する +1
楽天証券はポイントを投資に使用することが条件なので、毎月500円分のポイントを投資することになる。ETFでも買うと良い。

楽天市場アプリを使う +0.5
携帯電話の楽天市場アプリを使うとさらに0.5%還元される。
買い物かごにブラウザから入れて、決済時だけアプリを使用する形で問題ない。

ここまでの合計で還元率のベースが6.5%になる。
楽天トラベルで旅行する、楽天光回線を使う等の様々な還元があるが、上記の6.5%までは簡単に達成できるのでこれをベースにするとラクだろう。

なお、上記のベース還元率からは使用期限がないポイントがもらえる。この使用期限がないポイントは、証券口座での投資に回す等ができるため、ほぼ現金と同様の性質である。

楽天経済圏の活用方法(イベント還元率向上)

ここから先は、楽天内で定期的に行われているイベントの解説である。
これらのイベントからは、「期間限定ポイント」と呼ばれる使用期限が1か月程度のポイントが発生する。さらに、1エントリーあたりでもらえる上限が設定されていることが多い。
この期間限定ポイントは投資には回せないため、ふるさと納税に使用するor楽天ペイ等での支払いに回すと合理的である。

楽天はほぼ毎月「お買い物マラソン」「楽天スーパーセール」のどちらかもしくは両方のイベントを実施している。
これは10か所違う店舗で、1ショップ1000円以上の買い物を行うことで還元率が10%増えるイベントだ。エントリーが必要なので気を付けると良い。
この店舗として、ふるさと納税の自治体も1店舗として数えられている。そのため、1000円ずつ寄付して件数を稼ぎ、残りを本命のふるさと納税に突っ込むのが有効だ。
もちろん、なんらか楽天での購入と組み合わせても良い。
10店舗分かごに入れ、まとめて決済しても10店舗全てに10%が適用される。ただし、この10%由来のポイントは月の上限が7,000円と設定されているため、効率よく納税するためには毎月70,000円を上限としての納税になることに留意してほしい。

さらに、末尾が5か0の日に買い物をするとポイント還元率が2%上がる。上記のお買い物マラソン等と重複するため、期間内の5か0の日に買うと良い。これも事前エントリーが必要なので要注意だ。

また、39ショップ(3980円以上購入すると送料が無料になる店舗)はお買い物マラソン中に事前エントリーすることで1%追加のポイント還元を受けられる。自治体はすべて39ショップなのでこれも適用される。

運が絡むが、楽天イーグルス・ヴィッセル神戸・FCバルセロナが勝った場合エントリーするとポイント還元率がさらに1%増える。5の日か0の日に試合があり、勝つことを祈るしかできないので上振れ分として認識しよう。

楽天でのふるさと納税の最適化

以下に実際の行動手順を記載する。

  1. 年間の納税額を12か月で均等割りにする(年間50万なら月4万ずつ等)

  2. 前項の楽天の各種サービスでポイント還元率の基礎を上げる(5-6%)

  3. お買い物マラソンの期間中に末尾が5か0の日に買い物をする

  4. お買い物マラソン、5の日、39ショップ、買ったら倍キャンペーンにエントリーする(毎月エントリーボタンを買い物前に押す必要がある)

  5. 通常の買い物と1000円のふるさと納税(返礼品なし)とふるさと納税(返礼品あり)を組み合わせ、10店舗で目標金額に達するようにかごに入れる

    • 例えば1000円のふるさと納税7か所:7,000円+1.1万円のふるさと納税3か所:3.3万円で合計4万円 等

  6. 携帯の楽天アプリからかごの中身を決済する(まとめて決済でOK)

上記で還元率がベース6.5%+イベント13%で19.5%となる。たまに楽天が持ってるチームが勝てば平均20%程度の還元率になるものと思われる。
なお、キャンペーンにエントリーする系のポイント還元率は決済時に表示されるものとされないものがあり、謎UIとなっている。エントリーしてたら多分大丈夫なので、クソUIに文句垂れながら決済しよう。
翌月以降はここから沸いた期間限定ポイントを決済時に使用することで、ポイント還元量は落ちるものの期間限定ポイントの消費に悩まされなくなる。

オススメふるさと納税

以下、おすすめのふるさと納税のリンクである。
だいたい1万円前後のものが多いので、毎月納税するときに使いやすいアイテムとなっている。
それでは楽しいふるさと納税ライフを。


果物系

調味料・茶・海苔

魚介・加工食品

主食系

珍味系



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