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おっさんビジネス用語
前書き
職場にいるおっさんが、謎の単語を喋りだしたことはないだろうか
覚えがない?いや、そんなはずはない
きっと君は聞いたことがあるはずだ
「そこはえいやっでやってよ」
「営業に仁義を切ったのか?」
おっさんだけが使うビジネス用語というものが世の中にはあるのだ
この記事は、そんな言葉をおっさんビジネス用語として蒐集したものである
この記事を読めば、きっと君もおっさんの言ってることがわかるようになる
ただし、気を付けてほしい
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
おっさんビジネス用語を理解することで、君もおっさんに一歩近づく
なに、気に病むことはない。人間はだれしもおっさんになる
それが少しだけ、そう、ほんの少しだけ早まるだけだ
それでは本編を始めよう
なお、この記事は思いつくたびに更新されていく
たまに見返すとまた新たな発見があるかもしれない
ここから本編
おっさんビジネス用語:絵に描いた餅
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 3, 2022
目標は立派だがそこにたどり着けない状態や、実行性が乏しい計画を見たおっさんが発するフレーズ。絵餅とも呼ぶ。対案は出てこないことが多い
おっさんビジネス用語:ボールを持つ
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 3, 2022
自分がタスクや連絡を入れる義務を持っている状態。またその様。
例:今は〇〇がボール持ってるからそれが返ってくるの待ち
実態はボールではなく時限爆弾である
おっさんビジネス用語:投げる
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 4, 2022
何かを送る、何かを依頼する等の時に使う
おっさんは大概のものを投げることができる
メールを投げる、仕事も投げる、匙を投げる
おっさんビジネス用語:がっちゃんこ
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 4, 2022
マージする、合体させるとかをおっさんはがっちゃんこって言いがち
資料だけじゃなく、デカい話だと会社もがっちゃんこしたりする
妻とは長いことがっちゃんこできてないおっさんも多い
おっさんビジネス用語:良い感じにしといて
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 4, 2022
おっさんが若者に仕事を任せる時に使うフレーズ
言ってる本人もどんな感じが良い感じなのかわかっていないので、あまり深刻に考えないようにしよう
おっさんビジネス用語:なるはや
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 4, 2022
なるべく早くを略してなるはや
それすら略すほど早くしろ、という言外の意味がある…訳ではなさそう
たまにASAPを使うおっさんもいるけど意味は同じ
おっさんビジネス用語:にぎる
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 4, 2022
相手と合意すること。
例:〇〇とはもう握れてるから
大概の場合、肝心なところが握れてないし、むしろ相手に金玉を握られてる
おっさんの握力は弱いのだ
おっさんビジネス用語:ガラガラポン
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 5, 2022
くじ引き、あるいは概念としてはスクラップアンドビルドに近いが、多様な解釈がある言葉
例:席替えをガラガラポンでやろう
人事異動を指して使われることが多いが、おっさんはゼロベースで考える時にも使うぞ
一回周りの人間関係もガラガラポンしたい
おっさんビジネス用語:マター
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 5, 2022
誰の案件かを示す時に使う。ボールを持つに近い概念
例:それは〇〇マターでやってよ
でも俺マターとは言わない、責任負いたくないし
うちマターにはたまになる
おっさんビジネス用語:先生
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 5, 2022
敬称っぽく使う。他人を先生呼ばわりしだしたらおっさんの証である
例:〇〇先生、ここ頼みますよ
敬う気持ちが微塵もないのがポイント
似たようなジャンルのレア呼称として選手もある
おっさんビジネス用語:鉛筆なめなめ
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 5, 2022
何かを試算する時に使う
良い感じに調整する、前提をいじるというニュアンスを含む
エクセルをキーボードで触っても鉛筆なめなめである
例:どうせ〇〇が鉛筆なめなめして作った予算だろ?
おっさんにとってはフェルミ推定も鉛筆なめなめの仲間である
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 6, 2022
「仕切り」
誰が責任を持って動かしているかを示す用語。マターの同類
例:あの案件は〇〇の仕切りで進めるから
ファシリテーション、事前準備等を複合的に捉えた概念だが、要するに誰の責任か明確にしたい(そして押し付けたい)というだけの話である
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 6, 2022
「ほぼほぼ」
ほぼで良いのに、2回繰り返してほぼほぼっておっさんさんは言いたくなる
人によって90%〜99%くらいまでの精度幅がある印象
いずれにせよ、本人的にはほぼほぼ確定的だと思って発言してるのだわ
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 7, 2022
「揉む」
議論する、検討するという意味合いで使う
例:あの数字、ちょっとそっちで揉んどいて
おっさんが大好きなマッサージの事ではない
あとおっさんも意外と社会に揉まれてなかったりする
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 7, 2022
「焼いといて」
印刷しといて、もしくはデータをCDに入れといてという意味
おっさん用語というか死語感があるかも知れない
今時データをCDに焼くことすらあまりないのだから
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 7, 2022
「えいやっ」
勢いを表現する用語だが、意味は正直よくわからない
例:えいやで決めちゃいましょう
たまにエイヤーな事もある
会社の大抵のことは実はえいやっで決まっており、予算も人事も将来の計画もだいたい辿ってくとえいやっで決まっている
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 7, 2022
「いってこい」
差し引きすると、相殺されて、と言う文脈で使う
例:その施策は子会社の利益といってこいになりますね
決してどこかにお使いさせるわけじゃないし、ポケモンを繰り出しているわけでもない
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 8, 2022
「仁義を切る」
担当部署や担当者に一言挨拶しておくことを指す
例:お前〇〇社に声かけてるけどXXさんに仁義は切ったのか?
おっさんの世界は縄張り争いが激しいので、仁義を切らないやつは縁を切られる事もある
寅さんみたいな挨拶をしろと言う意味ではない
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 8, 2022
「よしなに」
良い感じにしといて、の雅な言い方。
例:よしなに取り計らっといて
一見全権委任した太っ腹な感じに聞こえるが、全くそんなことはなくニュアンスとしては最善を尽くせに近い
おっさんビジネス用語タグもよしなに使ってください
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 8, 2022
「一丁目一番地」
1番最初にやるべきこと、決めることを指す
例:それが一丁目一番地でしょうが
個人的な観測では霞ヶ関方面で使用されやすい印象がある
突然一丁目一番地はどこだ?とか言い出したおっさんは地図が見たいわけではない
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 9, 2022
「尻叩き」
馬を走らせる時にやるアレのイメージで、お仕置きではない
例:そろそろ尻を叩かないとな
他人の尻は叩くが、自分が叩かれると露骨に嫌な顔をするおっさんは多い
びっくりするほどユートピアである
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 9, 2022
「実際問題」
実際のところ、をおっさんが言うときの表現
例:実際問題どうなのよ
実際のところ問題がなくても実際問題っておっさんは言う
なぜなら語呂がいいからである
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 9, 2022
「はたけ」
専門性がどこにあるか、あるいは所属を示す表現
例:彼はこんにゃくばたけの人間だから
専門性が違うことをやらされる様を畑違いと表現したりもする
おっさんはそこらの畑に生えているのかもしれない
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 10, 2022
「つまるところ」
結局のところ、要するに、結論は、的なニュアンスで使われる
例:いろいろ議論を重ねてきましたが、つまるところアレはもうダメです
話が細部まで詰まっている(決まっている)かどうかはまた別の話
#おっさんビジネス用語
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 10, 2022
「ショートする」
予定の数値に届かない様子を示す
例:予算に対し3億ショートで着地の見込みです
なぜショートなのかは誰もわからない
予算が足りた時にロングになったりもしない
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