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縁は異なもの味なもの

フランシス・キー

1812年6月、米英戦争勃発。

1783年のパリ条約によってアメリカ独立戦争が終結。それから30年足らず。ロスチャイルドの画策によって、アメリカは再びイギリスと戦火を交えることになった。

前年、1811年、アメリカ合衆国議会は民間金融資本に与えていた『20年間免許制米国通貨発行権』の更新を中止して政府が米国通貨を発行することを決定した。米国通貨発行権を掌握することによって巨利を得ていた民間金融資本の実質的支配者であったロスチャイルドは、米国政府の経済力を削ぐため英国が米国へ侵攻するようにイギリス国王を唆した。

ロスチャイルドの企みどおり、英国は米国侵攻を開始。強大な英国軍によって米国軍は次々と敗退し、ついに首都ワシントンも陥落。勢いづいたイギリス軍は、1814年9月13日、アメリカ連合軍の防衛の要衝、メリーランド州ボルティモアにある星形要塞フォートマクヘンリーに襲いかかった。

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フォートマクヘンリー砦を取り囲むように陣取ったイギリス海軍艦隊の一斉砲撃は13日夜明けから25時間続いたと記録されている。 

英国艦隊による砲撃の最中、イギリス海軍の戦艦で捕虜解放交渉中だったアメリカ人弁護士フランシス・キーは、攻撃終了まで敵艦に抑留されていた。

激しい艦砲射撃の中、キーが砦の方角を見遣ると、曙の中、砦の上に誇らしげにはためく星条旗を見つけた。

感動し涙に咽んだキーは、後に「フォートマクヘンリー砦」という詩を書いた。

1931年3月3日、第31代大統領 ハーバートフーヴァーはフランシスキーの詩をアメリカ国歌「星条旗」の歌詞に決定した。

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ポーリン・ロスチャイルド

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この女性をご存知の方もいらっしゃると思います。

ポーリン・ロスチャイルド(1908 - 1976)

シャトー・ムートン・ロートシルトのオーナー、フィリップロスチャイルド(1902 - 1988)の2番目の妻。

ポーリンさんはフィリップさんの愛人を経て1954年に2番目の妻になりました。他にも男性遍歴は数限りなく多くの資産家・著名人と浮名を流しました。

彼女はフランシスキーの曾孫です。

米国通貨発行権強奪のためにアメリカ人を戦禍に巻き込む憎きロスチャイルド。その攻撃に耐えてはためく星条旗を見て感涙に咽んだキー。

その曾孫ポーリン。

ポーリンか?フィリップか?どちらが差したか差されたか?昔の仇は曾孫の愛人… 男と女は面白い。

仮初ながらの思ひ差し 縁は異なもの味なもの



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