【7・8日目】事業計画書1-③④⑤
はじめに
ここでは、一気に「1.補助事業の具体的取り組み」を仕上げていきます。
該当しない項目は書かずに、
スキップで問題ないかと思います。
事業計画書1-③④⑤
③補助事業を行うことによって、どのように…(以下略)
ここでは、
「どのような方法や仕組み、実施体制で、他者、既存事業と差別化するか」
を書いていきます。
株式会社三本松茶屋さんのものが参考になります。
3ページ分を使って
差別化、方法や仕組み、実施体制を書いていますね。
ここでポイントなのは、
既存事業との違いをハッキリと記載することです。
三本松茶屋さんも、
3枚目の写真で既存事業と新規事業を
分かりやすく比較しています。
事業再構築で、
既存事業のどういった課題が解決され
差別化に繋がるのか。
更にそれを実行する方法や仕組み、実施体制はどうするのか?
について図などを使いながら説明をしましょう。
差別化については、
抜けがちな点については「市場ニーズ」です。
三本松茶屋さんだと差別化を「日光ブランド」と「クラフトビールとのセット販売」としています。
クラフトビールとのセット販売は良しとして、
日光ブランドは市場ニーズとしてどうでしょうか?
消費者は、これは日光ブランドであるから買おう!!と思うでしょうか?
もしかすると、そう思う人もいるかもしれません。
しかし、消費者は商品が良いからこそ購入するわけで、”日光”で生産された惣菜だから買おうと思う人は少ないのではないでしょうか。
ですので、本来的には商品の良さ、つまり素材の希少価値や、それが求められている市場ニーズを伏せて記載できると良いです。
市場ニーズの調査は、グーグル検索で「〇〇 市場ニーズ」と検索すれば
大抵はなにか出てくるでしょう。
加えて、クラフトビールのセット販売も根拠を示すことができれば尚良いでしょう。
例えば既存顧客100名にアンケートしてみました。すると、7割の人が新製品とセット販売があれば購入を検討すると回答をもらいました。
というような事実をグラフなどで分かりやすく伝えられるといいですね。
④従業員の解雇を伴う場合の配慮
従業員の解雇を伴わない場合は、
私はこの項目は書かずにいました。
三本松茶屋さんは、逆に雇用しますとの文脈で記載されていますね。
地域での雇用創出は、
中小企業にとっての社会的責務でもあるので
書いておいて損はありません。
同じ意味合いで、解雇する場合は
社会的責務を、ある種放棄するわけですから
適切な処遇を与えます、ということを書くべきです。
⑤個々の事業者が連携する場合又は複数の事業者の代表の場合
これは例えば工業団地内で共同の設備を導入する場合などが考えられます。
これは殆ど無いかと思いますので割愛します。
おわり
さて、ここまでで示すべき事項の四分の一が終了です。
最もヘビーな部分が終了しました。
もう少しです。
次回はこちらから
【9・10日目】事業計画書2
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サービス内容:事業再構築補助金の申請サポート
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