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マエストロ三石精一と新星の邂逅

「ミュージック・エトワール特別公演「絆」〜三石精一を迎えて〜」に伺いました。 (2024/01/31@かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール)

卒寿を迎えた巨匠、指揮者の三石精一さんと、中学生トランペット奏者、児玉隼人さんが出演するエトワール・スペシャルオーケストラのコンサートは新星と巨匠の邂逅、巨匠の若々しさが感じられる特別な雰囲気の演奏会でした。

オーケストラは三石精一さんに所縁のあるプロ奏者プロフェッショナルなメンバーで構成され、コンサートマスターには名古屋フィル、日本センチュリー交響楽団、東京シティ・フィルの客演コンサートマスターを務める荒井英治さんが務めました。三石精一さんは、読売交響楽団専任指揮者を経て現在も多方面で活躍しており、薫陶を受けた演奏家は数知れません。

プログラム1曲目はハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」、2曲目にアルチュニアンの「トランペット協奏曲」が演奏されました。アルメニアの作曲家による協奏曲では児玉さんの安定したテクニック、表現力は秀逸で何よりもオーケストラ全体で音楽が鳴っている一体感が印象的でした。

後半はブラームスの交響曲第1番です。模範的なテンポ設定で気負いを感じさせず、全体を通して爽やかな気持ちになれたマエストロとオーケストラの熱演でした。4楽章での高揚感はサスガ!終演後のマエストロの笑顔がとても印象的でした!



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