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「ルドン、ロートレック展」のじゃない方_1

ブロガー内覧会に招待された友人の感想は、「蔵出しみたいなものだった」。
しかし、やはり信じるべきは自分の眼。
モローの「ピエタ」が岐阜県美術館から来ているし、ドガがラファエルロを模写した貴重な油絵。ミレーの絵の隣にミレー風なピサロの「牛の番をする農婦、モンフコー」が並べて展示されている。


印象派の二大巨匠のルノアールとモネのいかにもな印象派の絵も対比させるように展示されている。モネの「草原の夕暮れ」は10年前の所蔵作品展でも見たが、改めて見ると自分が10年年を取った分、若々しく見える。

同室に展示されたピサロの「窓から見たエラニーの通り、ナナカマドの木」には点描が施され、先のミレー風な絵画から下って、この時期はスーラに学んだ直後かと推測させられる。彼は印象派展に通年出し続け、画風もいろいろと変えていったあくなき追求者なのだ。


初っ端から飛ばしてます。
一室目でお腹いっぱい。
ピサロに関しては、奥の部屋に晩年の「エラニーのロックおばさんの農園」が展示されており、ここでおちつきをみせるかと思いきや、



『レスタンプ・オリジナル』で版画も作っている。

『レスタンプ・オリジナル』はピサロが始めた版画集。
ということで、じゃない方で充分に満腹でした。

続く…かも。

※画像はブロガー内覧会とかいう謎の企画に参加した友人からいただきました。

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