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都合のいい女をやめる方法

以前投稿した「都合のいい女とは」に引き続き、今回は実践的な『都合のいい女をやめるには』をお届けしたいと思う。



先に申し上げておくが、これは私の経験則に基づく成功法だ。

”あのときこうしていたらもっと早く抜け出せたのではないか”

という、都合のいい女をやめられた今だからこそわかる視点による仮説を立て、なるべく多くの現・都合のいい女の方々に伝わるように力を尽くして書き綴らせていただく。


さて、ここから本題に入らせていただくが、都合のいい女をやめるにはいくつかの方法がある。

ここでは大きく3つに分けてそれぞれ解説していくことにする。

その方法がこちら。

①クズ男の実態を知る

②覚悟を決める

③自分の人生を生きる


これはどれか自分に合いそうなもの、考え方に共感出来るものを実行してみるもよし、①②③と順番に辿っていくもよしだ。


ではまず①から解説していこう。

【クズ男の実態を知る】

あなたの愛するクズ男は一体どんな人間だろうか。

仕事が出来るビジネスマンかもしれないし、ちょっと頼りないけど心優しい笑顔の素敵な人かもしれない。はたまた、あなたのことを褒めてくれて、いつでもトキメキを与えてくれる、ちょっと危険な香りがする男だろうか。


きっとこの記事を読む「私って都合のいい女かも…」と思っている方は、お相手となる男性と人には言えないような関係だったり、曖昧で不確かな関係だったり、明らかに2番手以降だったりと色々な苦しみを抱えていると思う。

そうでなくとも自分ばかりが尽くしてしまい、見返りがないばかりか、感謝もされず疲弊されている女性なのではないかと予想する。


本題の「クズ男の実態」とはなんだろうか。

あなたが見ている愛おしい彼は、一体あなたのことをどう見ているのか?真剣に考えたことはあるだろうか。


きっと多くの方が

「どうせ二番目だってわかってる」

「私のことなんて身体しかみてない」

「好きでいても振り向いてくれない」

と、ため息をつくだろう。


これに対しては、

その通りです。

という非常に残酷な言葉しか出てこない。

そればかりか、もっとひどいことを考えている場合もある。


なぜなら彼らは、あなたという自分を好きでいてくれる絶対的存在を、立場上支配していると思い込んでいる可能性が高いだからだ。

言い換えれば「見下している」のである。


もちろんこれが意識的ではなく、無意識にそう認識されている場合が多いため、彼らに「私って都合のいい女なんでしょ?」と聞けば、当たり前のように「そんなことない」と返事をしてくることだろう。


しかし本音は

「まぁまぁいいからセックスしよう」

「今日も俺をいい気分にさせてくれるんだろ?」

「俺がなにやったってどうせ好きなんだろ?」

である。


大好きな彼に対しあなたは

「どうしたら好きになって、私を彼女にしてくれるんだろう」

「どうしたらもっともっと大切にしてくれるんだろう」

と、彼のために出来る努力を考えている間

「どうすれば面倒を起こさずセックスさせてくれるんだろう」

「なんでもいいから早くセックスさせろ」

が彼らの頭の中にはあるのだ。


つまり、あなたの不安な恋心などどうだっていいのである。


もしもあなたが彼といる時間に「彼とセックスすること」が目下の目標ならば、利害が一致しているので問題はない。

しかしあなたが求めているのは

「彼とのセックスを通じて、彼の愛を手に入れたい」

なのではなかろうか。

もしそうだった場合、先程の「ただセックスできればいい」という彼の理想とは噛み合わず、そのギャップがあなたにストレスを生じさせているのだ。


彼らはあなたがストレスを感じていることなど全く気付いていないし、気付いていたとしてもそれをケアするほどあなたの心に興味がない。常に彼らの興味は「自分が気持ち良くなること」でしかないのだ。

あなたの身体を利用したオナニーなのである。

ここまで割と強烈な書き方をした自覚はあるが、あながち間違いではないはずだ。

これは私が過去身を持って感じた経験も含まれているため、自信を持ってお伝えできる。


というわけで、クズ男の実態は

あなたという存在を無意識のうちに見下し、自分のオナニーのためにあなたの身体を利用する男

である。



【覚悟を決める】

さて、あなたが想う彼は、どうしようもないちんぽマンだということはご理解いただけただろうか。

そうは言っても…という方が大勢いるかと思うので、そんな方に向けてご紹介したいのがこの「覚悟を決める」である。

覚悟を決める、というのは主に2通りある。

ひとつは、彼との関係を捨て次に進む覚悟。

そしてもうひとつは、クズ男だと承知したうえで辛い恋をする覚悟、だ。


前者の場合、どうしようもない寂しさや彼に会いたいという気持ちに駆られることを覚悟した上で、それでも未来の自分のために踏ん張るといった覚悟が必要になる。

夜という時間は、人間は無意識にネガティブなことを考えやすい時間らしいので、工夫次第で乗り切れる可能性もあるのでぜひこれを選んだ方は心の底から応援したい。

そして後者の場合。

これは、下手したら何年かの長い時間を費やしてしまう覚悟、年月をかけたところでひどい結果になる覚悟、彼を想っている最中に周りの幸せを見届ける覚悟、彼に尽くしたところで得られるのは彼とのセックスの時間だけになるかもしれない覚悟、だ。

実に様々で恐ろしい内容の覚悟が連なっている。


いつか別の記事で書いたことがあるが、人間は自分以外の人間をコントロールするのは不可能である。

しかし後者を選んだ場合に起こりやすい心理としては

「これだけ好きで尽くし続けたのだから、相手は私のことを好きになるかもしれない」

という、期待の心理だ。

確かに、長い時間を一緒に過ごし、年月をかけて育まれる愛というのは存在する。

特に夫婦愛や家族愛はそれに当てはまる最たるものだろう。

しかし、ことクズ男×都合のいい女の組み合わせにおいては、お互いの目的が噛み合っていない為、愛が育つどころか根腐れしてしまう。


あなたの愛情が育つ一方で、その栄養分を吸い取ったクズ男は、さらなるクズ男として花を咲かせてしまうということだ。


「こんなに好きでいたのだから」というのは、相手にとっては頼んでもいないし、あなたが勝手に決めて、勝手に好きでいたという事実に他ならない。

どんなにあなたが「ギブアンドテイク」の精神を大切にしていようとも、それはあなたの価値観であって、彼の価値観はまた別にある。

仮に彼も「ギブアンドテイク」を提唱していたとしても、あなたとの関係においては「テイクしっぱなし」ということも十分あり得るのだ。


ちなみに私はといえば、こともあろうに後者の覚悟を選択し、複数人の男性の間を転々とし約11年もの歳月を費やした。

今となっては笑い話だし、むしろこれがあったからこそこの記事を自信を持って書いている。


【自分の人生を生きる】

これは一体どういうことだろうと思った方が多いのではないか。

意味はそのまま「あなたはあなたの人生を生きる」ということである。

なぜこれが都合のいい女をやめる方法なのかを解説しよう。


人はだれしも幸せを求めて生きている。


彼氏・彼女と愛し合いたい。

素敵な人と結婚したい。

家族と立派な家に住みたい。


実に様々な種類の幸せがある。

ではその幸せを決めるのは一体誰だろうか?

答えは言わずもがな『自分自身』である。

誰かにとっては美味しいウニも、誰かにとっては生臭い海産物だ。

私は納豆が大好きなのだが、納豆が嫌いな人も多く存在する。


食べ物ひとつで好き嫌いがあるように、誰かにとっての幸せは、あなたにとっての幸せじゃないかもしれないし、あなたが幸せだと思えば、誰が何と言おうとあなたは幸せなのである。


話が少し飛んだが、彼との関係にフォーカスしよう。

彼との関係においてのあなたの幸せは誰が握っているだろうか?

恐らく間違いなく『彼』だろう。

あなたが決めるはずの幸せを、彼が握ってしまっている。

これではあなたの人生の幸せは現時点で『彼任せ』になってしまい、あなたの人生は彼に支配されてしまっているのだ。


人は、相手をコントロールできると無意識にでも思い込んでいる人間ほど、相手にもコントロールされてしまう。

人間関係において、『支配』といったことは通常出来ないはずなのにだ。

それなのに、どうして人は相手に自分の意のままに人を動かそうとしてしまうのか。

それが「自分の価値観が作り出した正論」だ。


「人を叩いてはいけません」

「悪いことをしたらごめんなさいと謝る」

「なにかしてもらったらありがとうを言おう」


このような、子供の頃から何度も聞いたフレーズから


「好きならLINEの既読スルーはしてはいけない」

「好きじゃなかったらきっとあんなことはしないはず」

「あれだけ彼にメリットを与えたのだからなにかしらの見返りはもらえるはずだ」

このようなグレーゾーンな思い込みも、全てそれぞれの価値観が生み出した自分なりの正論なのである。


本来ならばその正論は、自分の胸に刻み、決して人に押し付けることなく、価値観の合う人間と心地の良い関係を築く糧にするのが望ましい。

そして出会った先々でその価値観をアップデートし、人間として少しずつ成長出来たらいいのではないかと、近頃の私は思うのだ。


これが「正論」であることを盾に、相手を屈服させてしまおうとすると途端に関係に陰りがでる。

コントロールする側は、相手の問題点を自分の問題点のように捉え、半ば強引に相手の人生に踏み込んでくるのだ。

こうなってしまうと、相手の人生が自分の人生になったり、自分の人生が相手の人生になったりと、自分の幸せを自分で決めることが出来なくなってしまう。


あなたが生きているのは一体誰の人生なのか、今一度考えてみて欲しい。

自分の幸せのために彼が必要だというのならば、彼をコントロールするやり方ではなく、彼がどんな価値観なのかを観察してみるといいだろう。

そしてその価値観は、あなたが共感できるものなのか、はたまた尊敬できるものなのか。

違っていたとして、受け入れ尊重したいほど価値を感じるのか。


彼に認められることがあなたの価値ではない。

あなたの価値は、あなた自身で作り、あなた自身が認めてあげることから始まる。


そもそもこの記事をここまで読んで下さるだけでまず素晴らしい人間であることを、私が声を大にしてお伝えしたい。

これは私の記事の良し悪しに関わらず、真剣に読み進めて下さったというあなたのお人柄に敬意を表したいのである。



2回に渡って都合のいい女をテーマにして書き綴ってきたが、まだまだ書き足りない思いでいっぱいだ。

それは、少しでも多くの苦しむ女性が前を向くきっかけになったり、彼への思いが強い故に周りが見えにくくなってしまっている状況での靄が晴れたり、まぁなんでもいいので誰かが笑ってくれたらいいなと思う。



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