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Eugenの備忘録その63-1/31 バーメルト指揮札響東京公演

マティアス・バーメルト指揮札響東京公演(1/31 19時より、於サントリーホール)

ブリテン:《セレナード》○
ブルックナー:交響曲第6番

○イアン・ボストリッジ(T.),アレッシオ・アレグリーニ(Hr.)
 ブルックナーの6番は、煌びやかで温か。教会のステンドグラスのような「光」を感じる様式。過度な味付けを施さず、弱音も無理に抑えつけないが、スッキリと軽やかな音質によりデリカシー不足は全く感じさせない。第2楽章の神秘の音楽は心の襞に入り込むものがあった。ブルックナー6番では大音量のトゥッティのさなかのHr.による第4楽章のオクターヴ音型の強調が興味深く曲に新しい光を当てていた。
前半はブリテンの《セレナード》。Hr.独奏のアレグリーニは冒頭から聴き手を自分の世界へ引き込んでしまう。ボストリッジの世界観も格別。ブリテンの《セレナード》におけるボストリッジの表情にオブリガードとなるアレグリーニのHr.そして透明感ある札響の弦が融合し至福のひとときであった。バーメルトを聴くのは初めてだったがこれにて札響退任というので残念。今後とも聴く機会がある事を願う。

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