見出し画像

桃太郎のネーミングセンス、やばくないですか


こんにちは。こんしるです。



みなさんいかがお過ごしですか。




え!?

2021年が終わり、製作課題が終わり、発表が終わり、授業が終わり、試験が終わり、レポートが終わり、レポートを無視し、学期が終わり、Baba is Youの追加レベルパックは終わらず、一日が終わり、風呂に入り、水を飲み、しようと思っていたキーボードの掃除を忘れ、人の怪文を読み、出しっぱなしの消しゴムをしまい、このnoteを書いている!?



僕と一緒ですね。



さて。

人間誰しも、風呂に入り昔話について思いを馳せる瞬間があると思うのですが、今日はその話です。






早速ですが、桃太郎のネーミングセンス、やばくないですか?


「桃から生まれた桃太郎」って、やばくないですか??





かつて桃太郎を現役で読んでいた、いわば昔話erだった頃は思いもしなかったんですが、


「桃から生まれた桃太郎」って、やばくないですか??




そもそも桃から生まれるシチュエーションが変という話はさておき、生まれた赤子からはもう「桃から生まれた」情報はエピソードとしてしか残らないんですよ。



なのに、生まれた出所を、これでもか、これでもかと、誇示している。



「なんで桃太郎?」って聞かれたとき、説明のしようがないし、本当のことを打ち明けても信じてもらえるはずがない。クスリきめてるとしか思われない。



そんな恐ろしい可能性を内在させているのが、

「桃から生まれたから、桃太郎かな(笑)」

という安直ネーミングなんです。アンチョクネーミング・ボーイです。





じゃあそれなら、


おじいさんとおばあさんは「人間から生まれた、人間太郎」なのか。


「とっとこハム太郎」は「とっとこハム」から生まれたのか。


全国津々浦々のプレーンな「太郎」さんはnullから生まれたのか。


って話。




そう、

桃太郎のネーミングはあまり良くなかったわけです。



では、他の昔話ではどうでしょうか。




Case1. 浦島太郎


多分「浦島」は彼の住む地域の地理的な特色でしょう。ここから名前を付けるのは桃太郎よりかは自然な気がします。


「山太郎」「砂洲太郎」「扇状地太郎」みたいな感じですかね。うん、「人間太郎」よりはよっぽど許せる。


「海」とかじゃなくて「浦島」ってのもポイント高いですよね。ちゃんと名前としての見た目を意識している。


固有の地名でないのもいいですよね。プライバシーをしっかり保護している。どこの浦島なのか分からないけど、海沿いなんだな~ぐらいは分かると。あ、釣りの話とか盛り上がりそうだな~、ってね。

これが「九十九里太郎」とか「江の島太郎」とかだとなんか嫌ですよね。ご当地キャラ感が出ちゃう。


そうなってくると、全国各地に「浦島太郎」が偏在している可能性も浮かんできます。そう、浦島太郎が実は一般名詞である説ですね。

日本全国!浦島太郎さん集会」とかTBS夜6時半の番組ぐらいにあってほしいし、「あなたはどこの浦島太郎さんですか?」「広島じゃ」とか言ってほしい。




2.かぐや姫


天才。

本当にありがとう。

名付けが世界一上手。

名付けで世界目指せる。

肩にちっちゃい重機乗せてんのかい。





何しろ、「竹から生まれた、竹太郎!w」じゃないことに我々は感謝しなければならない。






名前からおじいさんおばあさんの愛情を感じずにはいられません。


しかも、「か ぐ や」の三文字を選んでるのが最高。可愛さしかない。

「か」でちょっと期待させて、「ぐ」でちょっと意外性を見せてからの、「や」で優しく暖かく心に広がっていく。



そう、これはもう、曲です。


「か」がAメロ、「ぐ」でBメロ、「や」で泣かせサビなんです。



センスしかないですよね。


変換で「家具屋」がまず出てくる点以外、本当にツッコミどころがない。


「姫」とかつけてもイラっとしないんですよ。めっちゃ謙虚。すばらしいんですよね。「ちゃん」「君」「さん」「様」、全部合うんですよね。


ということで、かぐや様3期をよろしくお願いします。



3.一寸法師


これも結構やばいですよね。生まれたときの身体的特徴を名前にしちゃうんですよ。嫌すぎる。

現代風に言えば「2900グラム太郎」ってことですよ。


しかも一寸法師って、最後大きくなるじゃないですか。そこからも「一寸法師」って呼ばれんのかわいそうすぎる。

「クロ」って名付けた犬が白くなっちゃって困るやつですよこれ。


あと、「一寸」なのが輪をかけて嫌ですね。そこの定量性、具体性はいらないんよ。論文じゃねぇんだよ。再現性はいらねぇんだよ。


せめて「コンパクト法師」とか「ポケットサイズ・法師」ぐらいのふわっとした抽象度にしてほしかった。





4.赤ずきん


もうやばいって。名前なんでしょこれ? どうして? 悩みある? 大丈夫? 話聞こうか? 相談乗るよ?


ということで、説を立ててみました。


・説1:何らかの理由で、赤い頭巾を生涯付け続けなければならない

 「戒め」または「呪い」説ですね。嫌だ~~~~

 おばあさんの心配する前に自分と向き合えよ。





・説2:ハンドルネーム

 おばあさんやお母さんからハンネで呼ばれている説です。娘孫に対してHNを使うのはかなりトチ狂っていますが、複雑な家庭であるという可能性は捨てきれません。





・説3:実は赤ずきんが体の一部である

 生まれたときから「赤頭巾アセット」が身体に付属していて、一寸法師と同様に身体的特徴から名前を付けた説ですね。あの赤頭巾、実はちゃんと神経が通っていて、随意筋で動かせると。


 ああ、、だから赤いのか、、、


 ってなったらなんかちょっとホラーなので、一旦考えないことにします。






 ここで、「実は初対面のオオカミも『赤ずきん』と呼んでいる」ことを踏まえると、こんな説が有力になってきます。






・説4:この世界では、その時の外見特徴が名前になる

 この日たまたま赤頭巾をつけていたから、この日は「赤ずきん」の日だった、という説ですね。名前が日替わりなんです。

 現代風に言えば、その時の服に合わせて「厚底ブーツ」「ユニクロ」「カツラ」って呼ばれるようなもんです。嫌だ…

 しかも日替わり。実質Bランチ。個人もクソもねぇ。


 まあ初対面でも名前が分かるってのはいいですよね。だいたいあってりゃ正解なので、最悪「服着てるやつ」でいいんです。








あれ?

でも赤ずきんは、おばあさんのことを「おばあさん」って呼んでいたような…







「おばあさんコス」、ってこと!?!?!?












5.金太郎













は?

















何? 


なんで?
















わからん…





わからんのですが、何かが「金」だったんですよね。

でも彼は森に住んでて、力が強いってだけで、金とは関係ないんだよな…




そもそもgoldの金なのかも不明ですよね。moneyかもしれない。













あ!? money!?













「生まれたときに両親が欲しかったもの」ってコト!?!?!?










出生時に両親が財力を欲したから「金太郎」ってコト!?!?!?!?
















現代風に言えば、「不労所得太郎」ってコト!?!?!?!?!
























2022/02/02 22:00 って0と2が多いですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?