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【若手社員が勝手に"イケてる企業のC.I.を切る"!~リライト編~】◆「第14回:株式会社 インフォセンス 」

福岡に、めちゃくちゃ可能性を秘めた会社があります。
第14回は、ITソリューション事業を展開していて、今後 更なる成長が期待されている「株式会社 インフォセンス」です。
1989年(平成元年)に設立され、現在、社員数424名で福岡・東京に本社を置いています。
インフォセンスは、創業100年を迎え、売上高4,000億円を超える物流の総合サービス会社「山九 株式会社」の「情報システム部門」から分社化し独立した会社で、売上高76億円を上げる安定した「経営基盤」を持つ会社です。売上は年々 成長していて、今 勢いのある企業です。

インフォセンス_イメージ


この会社は、大手物流会社の子会社としての一番の強みである「物流システム」を軸に、基幹業務やデジタルトランスフォーメーションなど、ITのソリューション開発企業として、幅広い事業を展開しています。一言でいうと、「ITの力を使い、クライアントの様々な仕事の時間を大幅に短縮したり、楽にしたりするような仕事」です。

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【システム会社とは?】
システム開発とは、家電製品や通信機器などの電子機器を制御するために、ITの力を使い、各種企業の業務の仕組みを見える化・効率化することです。
システム開発を担当する職種には…
上流と呼ばれる概要設計・要件定義・基本設計を担当する「システムエンジニア」と、それ以降の詳細設計・プログラミング・テスト・導入支援などを担当する「プログラマー」の2種類があります。
インフォセンスでは、社員の8割を「システムエンジニア」と「プログラマー」で占めているのも、一つの特徴です。

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【物流問題とは?】
大前提として、インフォセンスの一番の強みである「物流システム」が、今 求められている理由は、日本が直面している「物流問題」にあります。
「物流問題」とは、ネット通販の増加により、「小口配送の増加」の一方で、「人口減少などによる人手不足」で、物流業界全体が激務化していて、労働者一人一人の負担が大きくなっているという問題です。特に日本では、まさに今の時代に少子化による労働人口の減少に直面していて、物流で働く人の負担を減らす為に、新たな人材を確保しようと思っても、激務が故に人が集まり難いという構造があります。
インフォセンスは、この課題に対して、ITを駆使して、ソリューションを提供している企業です。


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それでは、「インフォセンス」の「イケてるC.I.」の一部を紹介します。
【インフォセンスの企業理念】
お客さまから喜ばれ、社会にうれしい驚きをもたらし、未来をより良く変えるために、昨日までの「あたりまえ」を打ち破る。そして明日からの「あたりまえ」を創造する。
それが私たちインフォセンスです。

【ブランドメッセージ】
「ITで創る、明日のあたりまえ。」

【1つの使命】
「ITソリューションによる新たな価値の創造を通じて、より豊かで、ともに幸せな未来創りに貢献します。」

【3つの価値観】
◆「1. お客さまのために」
◆「2. 革新を続ける」
◆「3. 一人ひとりが輝く」

【5つの行動指針】
◆「1.当事者として自律する」
◆「2. 創造的に取り組む」
◆「3. 技術を研満する」
◆「4. 未来に挑戦する」
◆「5.信頼関係を築く」

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【若手なりの成長の理由分析】
まず C.I.については、シンプルな言葉で整理されていて、特にブランドメッセージである「ITで創る、明日のあたりまえ。」が、カッコよく、インフォセンスの企業の在り方を上手く表現されいてると思いました。
それでは、若手の私なりに「インフォセンスさん」が成長した理由を仮説ですが、3点上げてみます。

◆1点目は…
「日本で大問題になっている物流問題の一部を解決する『物流システム』を開発・運用している点です。」
*前職のインテリア通販会社でも苦労した「B to C 物流会社」の佐川急便やヤマト運輸が、物(運転手不足)を運んでくれなければ、その会社の事業は成り立ちません。こんな状況下、「インフォセンス」は、大手総合物流会社の「山九」の物流システムを開発・運用した実績を横展開し、世の中の物流問題解決の一役を担っている点です。
*インフォセンスの主力商品に「QUICK Analysis for Logi」があります、これは、物流センターの作業状況をスピーディに見える化し、改善ポイントを報告するクイック・コンサルティング・サービスです。スマートウォッチとビーコンで作業者の稼働情報は自動収集され、診断結果を報告してくれます。
*「QUICK Analysis for Logiの特徴」
■1.「低価格」
●システムが現場データを自動収集。調査工数の低減により低価格を実現。
■2.「低負荷」
●現場は作業中にスマートウォッチを付けるだけ。現場に負担無く、短期間に必要データを収集。
■3.「クイックレスポンス」
●収集したデータはコンサルタントが多角的に分析。評価結果を速やかにレポート。
通販会社では、商品部として働いていましたが、物流問題により商品企画・販売がストップしてしまったことが何度もあります。また、倉庫で実際に出荷をやっていたこともありますが、何度 仕組み化しても、様々なイレギュラーな問題が発生すること、そして アナログな環境下で 中々 数値化ができずに、大変だったことを覚えています。身を持って物流問題の難しさを感じました。
この分野で、ソリューションを提供できるインフォセンスは、貴重な存在で 何より親会社である「山九」の基盤を担っている企業として、データ・経験の横展開をできるのが強みだと思います。

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◆2点目は…
「これからの時代に必要な『AI&RPA(ロボテックス・プロセス・オートメーション)』を開発できる強みを持っている点です。」
*「RPA」とは、業務を自動化するシステムそのものを意味し、基本的には人間が設定したルールに従い、忠実に作業を実行するものです。一方で、AIとは、人工知能のことで、機械に人間と同じような知能を持たせたソフトウエアのことを指します。
*今後 日本で起こる人口減少は、一人当たりの労働生産性の向上が必須になり、働き方改革も加わり、人手不足を解消する業務の自動化が、更に進みます。その根幹となる「システム開発」が他社との提携で「独自開発」できる点です。
*大手システム会社が行っている「有り物の自社システム」を提供するのではなく、ある意味「オーダーメイド」システムを提供している点です。今迄のように、基本機能に追加機能を足していく従来型のパッケージは、想定外の手間とコストが掛かり、導入ハードルが高まる原因でした。インフォセンスでは、お客さまの個別要件に自在に対応する"可変型"のシステムを提供しています。
*時代の移り変わり:アナログ時代→デジタル時代→AI&RPA時代

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◆3点目は…
「会社の財産は『人』であると言う考えが『根底』にあり、社員を大切にし、『教育システム』がしっかりしている点です。」
*IT業界は、社員の成長像(キャリアアップ)が見え難いと言われる中で、インフォセンスでは、「キャリア形成ガイドブック」によるキャリアアップの見える化を実現し、このガイドブックを元に、社員自身がしっかりと「自分のキャリアアップ」を考えられる環境がある点です。開発・ITインフラ・コンサルという3つのルートで、新人からスペシャリストまで、キャリアステップを目指す上での道しるべが描かれています。
*補足:システムエンジニアはPCの前だけではなく、企業の業務フローなど、お客さまから情報を引き出すコミニュケーション力が必要です。

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◎と言うことで…
「インフォセンス」が成長したのは、やはり時代の変化によって人手不足を解消する為の「システム」を開発できることだと思います。そして 企業としての考え方が、「システム」から「ソリューション(課題解決)」へと進化している点で、どちらかと言うと、システム会社は、冷たく"ヒトケ"がないように感じますが、「インフォセンス」には"ヒトケ"の温かさを感じます。
個人的には、世の中がデジタル化し、システム開発企業が増えた中で、技術力は大前提として、「インフォセンス」のようなカッコ付けない人間味のある企業が求められていると感じました。
また、今回のコロナウイルスで、まさに「物流」そして「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の必要性が求められている中で、インフォセンスのような、ITを駆使してソリューションを提供できる企業は、益々 求められてくると思います。
しかし 一方では、このような状況下で 競合企業が増えてくる中で、エンジニアの人材不足が叫ばれている現代に於いて、今後のインフォセンスの成長には、「人材採用力」が直結してくると思います。
若手の私的には、システム開発企業は、どうしても職人気質で「固いイメージ」を持ってしまうので、今後は、"イケてる"、"カッコいい"というような周りからの見られ方も意識して行った方が良い気もしました。

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◎最後に、若手なりにC.I.について一言いわせて頂くとしたら…
「企業理念」を核に「1つの使命」「3つの価値観」「5つの行動指針」と、きちんと連携されていて、インフォセンスさんを分かり易く表現されていると感じました。
しかし、これらの理念を、社内でしっかり浸透するために、社員さんが具体的に「とるべき行動」を示した「行動規範」と「キャリア形成ガイドブック」、そして「評価制度」が理念に基づき、どのように"リンク"しているのか少し気になりました。
これらがリンクすると、社員さんの判断軸ができ、自ら考え、主体的に理念を実践することができる理想的な組織のあり方に近づいて行くのだと思います。
勿論 親会社の意向もあるかと思いますが…
出来れば、コンカンが提唱するC.I.と、御社のC.I.を一度 照らし合わせて頂けると有り難いです。

*concanが考えるC.I.とは?
https://www.concan.co.jp/post/topics-ci


生意気を言って、すみませんでした。。。
長くなりましたが、以上です。


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https://concan.co.jp

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