2024年04月に見たもの

映画館
DUNE 砂の惑星Part2
成功したオタク
オッペンハイマー

配信
バービー(二回目)

DUNE 砂の惑星Part2
前作ではそれなりに美術がすげ~けどどちらかというとえ、これ終わらんくない?続くの?が気になり集中できなかったみたいな感想をここに描いた気がするんですが今回話しが大きく動いたのとあまりにも最高に癖(へき)なシーンが散りばめられすぎていてう、うお、うお、うおーーー!!!となりっぱなしで見終わったらその場でアートワーク本ポチってました。
原作も読みたいな…。
誕生日の決闘場のシーンの異様さとか美術感とか、何よりもオースティンバトラーのフェイド=ラウサ・ハルコンネンがいいキャラ過ぎて…たまらん…。
開戦した瞬間、あまりにも戦争という事実が自分の中の倫理観で最悪だと思うのに対してあまりにも血肉踊り最高に脳みそに決まってしまい泣いてました。それくらい…映像美が凄まじい映画だった…。

成功したオタク
2018年、韓国のナイトクラブバーニングサンでのセクシャルハラスメントがきっかけで起こった暴行事件を発端に芸能、政財界を巻き込んだ大スキャンダルにまで発展したバーニングサン事件を発端に「推し」が性犯罪者だと発覚した「オタク」のドキュメンタリー映画。
私はその頃はもうKpopのオタクをしていたので事件の行く末をリアルタイムで追っていたんですが最初に起きた暴行事件からこんなフィクションみたいなことがあるのか?ということがどんどん明るみになっていったのも記憶に新しいです。
それをあくまで部外者の、ただのファンの、いちオタクが時間やお金をかけてきた「推し」が犯罪者になってしまった様々なオタクから話を聞きながら心情を整理し語っていくという形式の作品、これは見なければ…と思い見に行きました。
結論としては青春や生活の中に確かに好きだった「推し」がいたというオタクなら誰しもが経験したであろう事象にプラスして「推し」が犯した罪は応援していた自分にもあるんじゃないかという自問自答の繰り返しや推し活哲学を考えながら監督の気持ちを整理していく作品といった感じでした。
試写の時点で様々な意見があり、もちろん賛否があったんですが否定的な意見の中に「ファンダムの有害性」について語るポストがありかなり覚悟して見に行ったんですね。Kpopの(とは限りませんが…)一部度の過ぎた人たちの行動は本当にひどいので。
なんの心配もいりませんでした。
その人の語り口は「勝手に好きになって裏切られたという、無関係なのに理解者ぶれるファンって気楽な立場、逆説的にファンダムの有害性を描いている」と語っていたんでどれだけひどい語り口や誹謗中傷があるのかと思えば、ただただ資本主義の中のアイドル文化、推し活文化の範疇のごく一般的なオタクの姿がそこにあったので。
なので私見終わったあとに該当のポストに相当怒ってた気がするんですよね…。
まず最初に、先に裏切ったのは、偶像性を壊したのは犯罪を犯したアイドルの方だということを、肝に銘じて見ないといけません。
その中で、アイドル側の心中や立場を想像し、断定的に語るオタクの姿も確しかに合った。それはある。しかしアイドルに限らず人々は往々にしてそう。
一般的に「オタク」と「推し」の人生は交わらない。
表に見えている「推し」の姿を観測する「オタク」の一方的な視点と、一方的な時間の消費、金銭の支払いでのみ初めて触れることができる。表で見える部分で同じ時間は共有し、作用するがそれは決して交わりではない。(と、私は思っている
そもそもが勝手に好きになり、勝手に好きでいないと成立しない商売であり、関係性ということを、このポストをした人間は分かっているんだろうか。
「推し」側が「オタク」達を消費者としているのだから。
消費のされ方については、常々思うところはありますが…。

ただ犯罪者と発覚してもなお応援し続けるファンとの対話を避けたり、傍聴の内容を明記しなかったりとかなり消化不良な部分もあったんですがそれはあくまで今回監督したオセヨン氏の選択であり、そこを明記する作品ではなかったんだなと納得しました。
共感するにせよ、反感するにせよ、昨今手軽に使われる「推し活」というワードについて改めて考えるいいきっかけの作品ではないかな、と思います。

オッペンハイマー
なんでこれ日本公開そんなしぶったん…?バーベンハイマーのせい…?ってくらいさっさと公開すればよかったのに映画。
非公開裁判?尋問?聴取?のシーンでの裸からのNTRセ…のシーンの描写は正直テンション上がりました私もあれ書きた~い。
なんかめっちゃ好きな男に似た男いるな…と思ったらジョシュ・ハートネットだったので私の初恋やんって顔しました。
バタフライエフェクト見てから見に行って良かったと思いました。
成功したオタクの書くために労力使いすぎてバカの感想になったけども物理学としての成功体験とそこと乖離した、技術が戦争と暴力に使われることによる苦しみ、2024(2023)年現在この世界情勢だからこそ今公開されるべき映画であると見終わってからはちゃんと色々…考えてたんや…。

バービー(2回目)
作業しながら吹き替えで。
映画館で見た字幕よりもニュアンスがわかりやすかった気はします。
あと何度見ても馬とマチズモは関係ないと気づいてから萎えるケン好きだな。

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