ななの日
何もかも七の時があった。
いろんなものが全部7だった。
ななの日にフランス語を勉強しはじめた。
一年経ったらちょうどななの日にレッスンがあった。
Les Oiseauxってなんて響きのいい、神秘的な響きだろう。
小さい時にヒッチコックの鳥を見て、鳥は怖いものだと私の中で認識されたままであった。
その認識が存在し続けていたデルタxの期間の年月を考えていたら、「責任」という言葉が浮かんだ。その認識がなかった場合、私は鳥の集団を見て感じることが全く違っていただろうと思うと、「責任」という言葉が浮かんできたのであった。
Les oiseaux という曲を聴いて、シンプルで神秘的な響きによって、忘れていたその認識が蘇って来た。そしてその後、その認識がすっかり姿を消していくような気がした。
今日はメシアンの鳥のカタログを聴いて、尚更に消えゆくその認識をまた思い出し、その消えゆく様を他人事のように感じた。
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