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フキダシ②【#WEBTOONのいろは】

物語をわかりやすく読者に伝えるためのWEBTOON制作ノウハウを発信している「WEBTOONのいろは」。
今回は、フキダシの位置について。
「フキダシ」……つまりキャラクターの喋るセリフやモノローグですね。
WEBTOONのネーム制作では、フキダシの配置が超重要な要素の一つなので複数回に分けてご紹介します。
前回の「フキダシ①」の記事に引き続き、人気のロマンスファンタジー『聖女は竜騎士様にまもられて』を題材に、フキダシの位置について見ていきましょう!

S字配置の視線誘導

WENTOONでは、スクロールに合わせて読者の視線が上から下に移動するので、フキダシが上から読むように配置されるということは「フキダシ①」の記事でご紹介していますが、あともう一つの特徴として、ゆるいS字で配置されていることが多いです。
試しに、フキダシをすべて左寄せにした原稿と比較してみます。

『聖女は竜騎士様にまもられて』第4話より

読者はフキダシを追いかけながら読むので、S字で視線誘導することによって自然に絵が視界に入り、それが「読みやすさ」になります。
見比べるとわかりますが、片側一方だけにフキダシが配置されていると、やや単調な流れにもなってしまいますね。
もちろん、演出として意図されたものなら、極端に寄せる表現もアリです。
フキダシの位置は、読む際の緩急やリズムを生む効果もあるので、「なんとなく配置する」のではなく、そのシーンに合った配置を考えてみましょう!

©ウミバード/comico

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