ざっくり見てみた各小説投稿サイト所感

　どうも、ノートではお久しぶりです、こむてくです。

　近況として、昨年末に「小説家になろう」に投稿しておりました「Survive~回復魔法しか知らない僕は生き延びる~（中辛）」（R15版）が完結し、「ミッドナイトノベルズ」に投稿しておりました「サバイブ〜回復魔法しか知らない僕は生き延びる〜」も今年初頭に完結しました。

　自身初となる一次創作への挑戦でしたが、大変でも、楽しくもありましたね。
　その間に様々な出会いがsns上であり、また参考になる情報やありがたい感想をくださった方々もいらっしゃいました。

　趣味って、他人とのつながりもまた楽しみのひとつですよね。

　早速ですが、本題に入ります。執筆中に気づいた点として、

　各投稿サイトごとに特色が違うな

　と、当たり前の話ですが思ったわけです。

　以下では、

　各サイト毎の、個人的所感

　について書いていきます。

・小説家になろう

　最大の特長は、なんといっても、

　知名度の高さと登録ユーザー数の多さ

　でしょうね。
　僕も、書き手始めるまえから名前だけは知ってましたしね。
　いろいろとベテランさんたちはマンネリのようですが、その特長の強さはまだまだ絶対かと思われます。
　確かに人気の出る作品に偏りはあるかもしれませんが、それ度外視なら多種多様な作品を見れます。
　ノクターンやムーンライトのような官能小説サイト、過激すぎる作品の受け皿としてミッドナイトが存在する点でも作者の表現の自由に寛大で書きやすいです。

　これは完全に結果論ですが、最初の一歩になろうを選んだことは正解であったと断言できますね。試金石としてこれ以上有用な小説投稿サイトはないです。

・カクヨム、ノベルアッププラス

　申し訳ないですが、一緒くたに語ります。なぜなら同様の所感を持っているからです。

　その特長は、

　小説家になろう（以下なろう）と比べ、より作品の書籍化収益化を目指すための投稿サイトとのコンセプトを明確化していること

　です。
　なろうで書籍化を目指すとなると、まず立ちはだかる壁として、

　なろうウケ

　して注目されなければならないわけです。

　この「なろうウケ」がかなり厄介でして、早い話がタイトル〜あらすじ〜序盤までで大勢を決します。
　ですから「なろうウケ」を狙うと必然的に竜頭蛇尾な作品となりやすくなり、作品全体の質が残念なものとなって書籍化しても市場で淘汰されてしまうケースが多々あってしまうようです。

　そこでこの２つのサイトは書籍化した後に市場で通用する作品が評価されやすいように配慮がなされているようです（詳しいことはその筋に真剣に取り組んでらっしゃる方々に聞いてください）。

　ただし、そのぶん熱量に一般校のクラブ活動と全国優勝を目指す強豪校の部活くらい差があることは、覚悟したほうがいいかもしれませんね。
　僕個人はあまり食指が進みませんが、邪魔する気はありませんし陰ながら応援する所存です。

・アルファポリス

　このサイトをひと言でいえば、

「女の園」

　ですね。

　現在女性ユーザー率が高まりホットでタイムリーなジャンルは恋愛と言われてますが、このサイトは特にそれが顕著です。

　サイト全体の雰囲気が、漫画雑誌なら「少女コミック」や、「花とゆめ」みたいな印象を受けました。

　例えて言うなら、「女子校の休み時間や放課後の話題」のような作風の作品が目立つのがこのサイトです。男子禁制です（笑）。

・ハーメルン

　このサイトの最大の特長は、

　他のサイトで敬遠されがちな、「二次創作」が活発

　な点です。

　ですから逆に一次創作はあえてここではなくとも……、といった感じですね。

・エブリスタ

　このサイトは、他と比べて

　過激な表現やグロテスクな描写の用いられる作品が強い

　ですね。

　ホラーや骨太な作風の作品も人気が出やすく、レーティングがR18となる作品も差別化されず普通に表示されます。
　ですから他のサイトでは敬遠されるであろう作品が多く、またそういった作品のニーズも期待できるサイトです。

　それこそ代表作品が、「食料人類」や「王様ゲーム」のサイトですからね。昔のラノベでいえば、「多重人格探偵サイコ」のような作品でも受け入れられやすいかと思われます。

　　以上が各サイトの個人的所感です。もしかしたら解釈違いもあるかもしれませんが、個人的にはこのような印象です。

　僕自身の今後の展望として、他作家応援用にカクヨムノベルアッププラスのアカウントを作り、エブリスタには本格進出を考えています。
　「サイトのチョイスには上も下もなく、各々の適正に見合ったものかどうかが最も重要である」が僕の考え方だからです。