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2021年6月2日のコマエダージ #80

東京都狛江市のコミュニティラジオ、こまえエフエム「コマラジ」水曜 夜9時のボサノヴァ番組「Bossa da Comaedade(ボッサ・ダ・コマエダージ)」

今週もお聴きくださいましてありがとうございました(^3^)❤️Karen Tokitaです!

もう髪が伸びてきたような気がしないでもない定点撮影。

IMG_2562のコピー


80回記念はボサノヴァの神様「ジョアン・ジルベルト」特集!

あっという間に(って100回の時も書きそう💧笑)

80回!!

わー、どんどんどん!いえーい!\(^o^)/みなさまのおかげで、80回迎えられました。リスナーの皆様、サポーターの皆様、プロデューサー吉田さん、コマラジの皆様、いつも本当にありがとうございます!
(そしてまだ見ぬスポンサー企業様、お待ちしております!✨)

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まず1曲目は私、Karen TokitaのアルバムLugar comumから、奥さんとの喧嘩にいまいち勝てない?旦那さんのぼやきのような歌詞の「Doralice」、ジョアン・ジルベルトも好んで演奏した曲で、私もジョアンの演奏を聞いて覚えました(^^)b

そして2曲目はジョアン・ジルベルトが歌う、アントニオカルロス・ジョビンの「Wave」を。この日は横浜港&長崎港の開港記念日でもありましたので、waveを選んでみました。
人は一人では幸せになれない。最初の出会いは街で。2度目は、波止場で。そして君と僕は永遠になった・・・。と言う歌詞。

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(ボサノヴァの神様、ジョアン・ジルベルト。wikipediaより)

今月6月はジョアン・ジルベルトのお誕生月でもあります(6月10日)
2019年に88歳で亡くなったジョアン、生きていれば90歳と言うことで、国内外、色々と特集が組まれているこの頃ですが、コマエダージも80回記念はジョアン・ジルベルト特集!でジョアンとジョアン関連ばかりを詰め込みました。時間が足りない・・・何をどこから話したらいいの・・・と、選ぶのがとても難しかったです(+_+;)

ブラジルの北東部、バイーア州ジュアゼイロという町の出身。今はジョアンの記念館ができているそう(行ってみたい!)。この小さな町は、ブラジルのポップス(MPB)の女王、イベッチ・サンガーロ(リオのパラリンピック閉会式で歌った方)やサッカーブラジル代表のダニエル・アウベスなどの出身地でもあります。

14歳でギターをお父さんから貰い、音楽に傾倒して中学も辞めてしまうほどだったジョアン。ボサノヴァと呼ばれるスタイルになる前は、試行錯誤の時代もあったようです。でもそこから話すとボサノヴァにたどり着かないので・・・笑

3曲目はこれがボサノバ、と言われるあの曲を。「Chega de saudade」
この曲はジョアンが最初に録音したわけではありませんでした。最初は1958年にエリゼッチ・カルドーゾというすでに人気だった大物歌手が録音しています。ギターはジョアンがギタリストとして参加し、弾いていますが、ジョアンは新人なのにエリゼッチに「そんなふうに歌うもんじゃない」とお説教した、というエピソードが残っています。怖いもの知らず・・・!その後ジョアン自身の歌でもリリースされたのですが、インパクトはジョアンの方が大きかったんでしょうか、若者の間でボサノヴァブームが起こり始めた、と言われています。曲は同じなのに、新しい傾向、ボサノヴァと呼ばれていったのは、ジョアンの音楽の持つフィーリング、ジョビンのメロディとコードの相性なのでしょうか。

2分とすぐ終わってしまうので(^^; 4曲目は2000年にカエターノ・ヴェローゾがプロデュースしたアルバム、声とギター( voz e violão)から、同じ作曲者、アントニオ・カルロス・ジョビンの「Você vai ver」を続けて。
1958年から2000年へ。声の感じも少し違いますね、とてもまろやかで温かみが増した感じがします(^^)


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ジョアンはずっとボサノバだったか、と言うとそうでもなくて、幅広い音楽が好きだったようです。次はちょっと遡って・・・

ジョアン・ジルベルトがリオデジャネロへ移ったのは19歳の頃だそう。コーラスグループ、「ガロットス・ダ・ルア」にリードヴォーカルとして参加しています、前任者ジョナス・シウヴァが脱退したところにジョアンが加入。…したものの、しょっちゅう遅刻したりリハをサボったりしたそうで、1年ほどで首になっちゃったんだとか。この頃の声、パッと聞いたらわからないかもしれません。

と言うわけで、5曲目はジョアンがリードボーカルを務めたコーラスグループ、ガロットス・ダ・ルアの曲、「Amar é bom」愛するのは良いこと、をセレクトしました。昔のコーラスグループの録音ってアグレッシブで好きです。正統派な歌唱のジョアン。

ジョアンはオルランド・シウヴァなど、好きなシンガーとそっくりに歌っていた時期があるのですが(並べてみたかったけれど時間が足りなかった・・・)それだけ歌唱力のとっても高い人。豊かな声量とコントール力。どんな風にも歌えたんじゃないかしら、と私は思うのですが、それだけにオリジナルなところへたどり着くのに時間が掛かったのかな、なんて想像しています。

6曲目はジョアンのソロ名義での録音。私はとってもスイートで好きですけれど、これは売れなかったんだそう。この後しばらく引きこもって、58年のchega de saudade、ボサノヴァの歴史が始まっていきます(売れなくてよかったのかも!?)ボサノヴァにたどり着く数年前の「Meia luz」。

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そしてここでゲストとお電話を繋げて。
山梨を中心に活動するボサノヴァ弾き語り、ジョアン・ジルベルトスタイルで活動されている、Verve Nakajima(バーブ・ナカジマ)さんとのトーク😊


20歳の頃にFMで流れるジョアンの音楽に出会いボサノヴァへ。ブラジル人バーで歌い経験をつみ、甲府を中心にバーやワインフェスタなどイベントやパーティーで演奏していらっしゃいます。バーブさんはジョアン・ジルベルトの演奏を楽譜に起こし出版しましたが、ブラジルのリオデジャネイロ連邦大学やバイーア連邦大学にも所蔵されています。

どれくらいのジョアンの演奏を聞き取ったのですか、と伺うと「本として3冊出したのは281曲、その後さらに増えて400曲近いんじゃないかな。昔はボサノヴァの教則本なんてなかったから、1つのコードがわかるのには2〜3時間かかった。(長い事やってきたので)今はすぐわかるけれどね。」

「弾き語りをしていても、指が1本1本メンバーだと思っているんだって」と言うジョアンの言葉を教えていただきました。その領域までいつか行けるかしら…!

7曲目はそんなジョアン研究家ともいえる、バーブ・ナカジマさんが地元山梨のボーカリスト、リリィさんと組んでリリースしたアルバム「カチューシャの唄・声とギター」から「カチューシャの唄」を。ジョアンサウンドなギターにたゆたう涼やかな歌声、大正時代の歌が新しく息を吹き返すような、そんな1曲でした。(詳細はこちらへ!)リバーブもかけてないなんて信じられない・・・

バーブ・ナカジマさんのホームページではバーブさんが採譜されたジョアンのレパートリーのコードも見ることができます、チェックしてみてね(^^)こちらから

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(Verve Nakajimaさん)

コロナ禍でスタジオに制限がありしばらくゲストはリモートで、短めになってしまうのがもどかしいですが、制限が明けたらゆっくりお越し頂きたいです(T_T)
バーブさん、ありがとうございました!

ジョアンのレアな曲が続いたので、スタンダードなものを。8曲目は「Samba de uma nota só」ワンノート・サンバを。こうしたスタンダードはいっぱい演奏するようになると、あまりCDで聞かなくなってしまうので、新鮮。

本日のおうち生演奏は「オバララ」

最後は生演奏。と言っても、スタジオで生歌が歌えないコロナ制限下なので、ここのところは「おうち生演奏」にて行っています。

録音してきたのは「Hô-bá-lâ-lá」。ジョアンが作詞作曲した作品はそんなに多くないのですが(そしてどれもシンプルに聞こえるのに難しい(-_-)💧)この曲にしました。愛の歌だよ、オバララ、聞いたら幸せな気持ちになるよ、と歌っています。何にしてもジョアンをいっぱい聞いた後では、ハードルが高すぎますが、優しいそよ風のような1曲(^^)


神様ジョアン・ジルベルトは最初からボサノヴァではなかった、という、偉人の試行錯誤時代も含めてご紹介しました。豊かな才能はもちろんのこと、考えチャレンジし続ける、音楽を愛し続ける、そんなジョアンの姿勢が多くのファンの心を捉えて離さなかったのではないでしょうか✨


なかなか駆け足になってしまった80回!
みなさまからのメッセージ、本当にありがとうございました☺️嬉しかったよ〜!


今週のひとコマラジ

20時「カフェ・レイナ」パーソナリティ、フレンチシンガーのReina Kitadaさん、22時「旅するアコーディオン」パーソナリティ、アコーディオン奏者の田ノ岡三郎さんと!

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夜中に田ノ岡さんから乱入お誘いがあったのですが「あっ!生歌ダメでしたね!」とお互い思い出して断念(笑)早くみんなでセッションできるといいな〜!

狛江市議会員の篠さんから枝豆を、狛江市民のリスナーmさんから枇杷をいただきました。狛江、枝豆名産なんだそうです。どちらも味が濃くてとっても美味しかった!ありがとうございました(^o^)✨

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皆様に支えていただいてます(*^^*)muito obrigada!!

次回のコマエダージは6/9(水)!


来週の放送は、6月9日(水) 21:00〜デス♪
今井亮太郎さんの担当です(^^)どんなテーマにするのかな?

来週もどうぞお楽しみに!


Muito obrigada!!!! Tchau tchau!!!


本日のオンエア曲

M1. Doralice - ドラリッシ - /Karen 『lugar comum』より
M2. Wave - 波 -  / João Gilberto 『Amoroso』より
M3. Chega de saudade - 想いあふれて - / João Gilberto『The Legendary』より
M4. Voce vai ver - 思い知ればいいさ -  /João Gilberto『Voz E Violão』より
M5. Amar é bom - 愛するのはいいこと -  /Garotos Da Lua
『Os Sambas Que Ama: ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ』より
M6. Meia Luz - 薄明かり - / João Gilberto『Os Sambas Que Ama: ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ』より
M7.  カチューシャの唄 / Verve & Lily 『カチューシャの唄』より
M8. Samba de uma nota só - ワンノート・サンバ - / João Gilberto『The Legendary』より
【おうちで生演奏】Hó-bá-lâ-lá - オバララ - (Composed by João Gilberto)


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☆Karen Tokita&今井亮太郎『海辺のカフェの水曜日』配信限定シングル


1. 海辺のカフェの水曜日 - Quarta-feira no Café da Praia - (Karen Tokita Vocal Ver.)
2. 流星ピアス - Brinco de Estrela Cadente -

↓日本コロムビアのNewリリース↓
https://columbia.jp/artist-info/imairyotaro/info/71795.html

※Apple Music、amazon music、LINE Music、Spotifyなどなどの各サブスクリプションや、iTune Store、レコチョクなどの配信ダウンロードサイトから、お聴きいただけます。お使いの配信サイトで検索してみてくださいね!(下記はApple musicです)

その他の情報♪

【Karen Tokita ライブ情報】

♪6.12(土) / 宇都宮カフェ・インクブルー
https://www.cafe-inkblue.com

18:00オープン ・18:30スタート
3000円(飲食別途)

Karen Tokita (vocal, guitar) 、
川満直哉(flute)

栃木の皆様、お会いできますのを楽しみにしています!
【今井亮太郎 ライブ情報】 

♪6.12(土) / Swing(銀座)
今井亮太郎〜Ryotaro Trio Groovin〜

メンバー *
今井亮太郎(Piano/Organ)
亀山アキラ(Bass)
黒田清高(Drums)
オープン * 16:00
ステージ * 1st 17:00〜, 2nd 18:30〜
チャージ * ¥3,200
〈ご予約・お問い合わせ〉
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 03-3563-3757
– Swing –
中央区銀座西2丁目2番地 銀座インズ2-2F
03-3563-3757
☆今井亮太郎『シネマ・ボッサ〜ニュー・シネマ・パラダイス/ラ・ラ・ランド〜』
2020.7.1(水)リリース!
¥2,200(税込) COCB-54303
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにて販売中♪

↓『シネマ・ボッサ』の試聴ダイジェスト映像はコチラ
https://youtu.be/UivREoywGg8

↓日本コロムビアのページ↓
https://columbia.jp/artist-info/imairyotaro/news/

↓Amazonにて↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B0875ZQ1W8/ref=cm_sw_r_cp_api_i_50-VEbS77123K


☆今井亮太郎『独奏〜at Hall〜』
2020.10.28(水)リリース!
¥2,500(税込)  MLDR-1011
※新星堂、山野楽器、タワーレコードなど全国CDショップ、Amazonなどwebショップにてご予約受付中♪

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Karen Tokita :https://karen.bossa.info
今井亮太郎:http://ryotaroimai.com

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