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『子供はわかってあげない』田島列島

春うららな火曜日。電車も楽になった事で余裕を持って出社できるようになったのですが、お弁当を食べてしばらくすると、あれよあれよと言う間にお腹が膨れて痛くなってきてしまいました。くの字でおトイレに向かったものの痛みは増すばかりで、仕方なしに現場リーダーや会社に連絡をして、早退を申し出たのでした。その足でお隣のビルのクリニックに向かったものの、お昼からの検診は3時からだとかで閉まっておりましたので、お隣の薬局でよろよろと「ふくぶぼーちょーの薬ありますか・・」と尋ねて、とぼしい財布からなけなしの野口英世を引っ張ってお薬を買い、初夏のような真昼間の道をふらふらと歩いて、空いた新開通の上野東京ラインで(薬を読んで痛みがひいて…) 読んでいたのが、「子どもはわかってあげない」の下巻でした。

自分のはなしばっかりで、すみません。ちょっとだけ感想。

新興宗教だとか、親がバツイチだとか、ややこしな部分を引っくるめて、軽快なやり取りがすごく、感覚的にも気持ちよく、すいすいすいっと読んでいった上巻。色々と何かが繋がっていく、ちょっとくすぐったくもある下巻。単純にとっても良かったです。へんなサブタイトルも、主人公のサクタさんも、もじくんも、他の登場人物みんな、読み終わったときに何だか親しい知り合いみたいに感じられる、そんな漫画でした。サクタさんみたいな彼女がいたらなー。

(ちょっとぶっそうなタイトルな漫画ですけど楽しいボーイミーツガール話です。感覚的にさくらももこっぽい感じでもありました)

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