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Weathering With You (天気の子のこと)


1

新海誠が物語の結末に迷った時に、
一年半前に届いていた野田洋一郎の二曲のうちのひとつ、
「大丈夫」に、答えが全て書かれていると「気づいた」。
野田洋一郎は、初めて新海誠が結末に対し、我を押し通したように感じた(だからこそ「大丈夫」を劇中で使用するには色が強すぎるから反対だったという)

それらの事が、小説版「天気の子」のあとがきに書かれている。

***

2

自分は、文書が書けなくなった。
アイデンティティだった、音楽を追うという事を、やめてしまった。
だけど、色眼鏡を外した世界は魅力的で、思い切って始めた事は理想とは遠いけれども、形になる事ができるのだと知った。


***

3

Alright、Kendrick Lamarによって呟かれた「大丈夫」の言霊の一片に、天気の子の結末が光ったように思う
その曲は諦めとは対極の事を、人々へと自然に促してしまった。

「これが俺たちの音楽だ。こうやって自分自身を表現してる。」
https://nme-jp.com/news/2580/

往年の何かと重なったからとかじゃなくて、東京の末路でもなくて、その気持ちの断片が刺さったから、天気の子に惹かれた。次の一歩のきっかけになりえる気がする。



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