「胆嚢摘出」後の生活
2014年に、胆嚢を摘出しました。
よくある理由、胆石が原因です。
胆石だけ摘出する選択肢もありましたが、私の場合、胆嚢が正常に働けておらず、胆石を砕いたり摘出しても、また新しい石ができてしまうと。
検査して、医師によく話を聞いて、悩んだ結果、胆嚢を摘出するという選択をしました。
胆嚢の摘出方法は二種類あります。
・開腹手術(メスでガっと数cm切る)
・腹腔鏡手術(小さい穴を開けて、そこからズルっと胆嚢を抜く)
私は腹腔鏡手術だったので、入院は一週間弱。
更におへその穴から手術するので手術跡も目立たないという、有り難いパターンでした。
リスクについても説明いただきました。詳しい説明は面倒なのでググってください。
では、今日の本題にまいります。
手術後、数ヶ月はお腹がゆるくなることが多いと言われました。
手術後、7年経った今でも、ゆるっゆるです!
まず、朝ご飯は食べない派になりました。
朝が一番ひどいので、食べると30分後にはトイレの住人になります。一度済ませて、落ち着いたころにまたトイレさんがやってきます。
子どもの朝ごはんやら登校準備やらしつつ、朝の家事しつつ、自身の出勤準備しつつ、トイレを行ったり来たりする余裕はありません。
通勤中に、常にトイレを気にするのも憂鬱です。
それなら朝ご飯を抜くほうが、私は気が楽だったので、ここ数年は朝ご飯なしです。
午前中に出かける予定のない休日は食べることもある、くらい。
朝ご飯を食べてなくても、午前中に最低一回はトイレさんになります。
昼ご飯を食べて30分後にも、トイレさんです。
もう一回か二回くる日もあります。
おやつ食べたらトイレさんです。
こない日もあります。
夜ご飯食べたらトイレさんです。
大好きな珈琲もトイレさん案件です。
こない時もあります。
一日平均で、5回以上ではあると思います。
数えてないですけど。
外出するときは、歩きながらなんとなくトイレの位置を把握するのが習慣になりました。
電車は、なるべく各停に乗ります。
外食は苦手になりました。
効かないときもあるけれど、緊急用にストッパを持ち歩いています。
腹部を圧迫しそうな服は着ません。ベルトもしません。
氷の入った飲み物はなるべく飲みません。
不便な生活だなと思うときもあるけれど、胆石が動いて激痛!の生活よりも100万倍よいです。
予定のない休日には、マクドナルドだって食べちゃいます。もれなくトイレの住人ですが、好きなもの食べたい欲には勝てません!
油っこいものも、トイレタイムさえ取れるなら気にせず食べます。
我慢しすぎて気が滅入ると、身体はよくても精神が病みそうなので、うまくバランスを取っているつもりです。
私は本当に恵まれているなと感じることもあります。
親兄弟や親しい友人、職場の方々は、食後しばらくすると私が居なくなることをそっとしておいてくれます。
正直にすべて話してはあるので、職場は特に、トイレですとか言わなくてもいいような何気ない雰囲気作りをしてくれています。
持病や体質などで、多数派な生活から少し外れてしまう人は世の中多いはずです。
私は後天的に、多数派から少数派になった人間ですが、ここ数年で固まった私の考えはこれ。
まずは正直に話す。
こちらも努力できるところはする。
それでも理解が得られない場合は、
もうそこから離れる。
時間の無駄。
その結果、うまく今の体質と付き合いつつ、そこまで問題なく日々を過ごしております。
おわり。
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