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ラジオのハナシ #10 しゃべりは上手くないとダメなのか⁈問題 /<誰>に向けて<何>を発信する?(前編)

ラジオに限らず、「どんな人に」「何を」伝えたいのかという明確な【目的】がないと、相手に刺さらないと言われています。
今回と次回は、“誰に向けて何を伝えるのか”と、トークの形式別の注意点をお送りします。

「誰に」「何を」を明確にすることは、話のテーマを際立たせる

マーケティングで「ペルソナ」と呼ばれる【人物設定】をすることで、話の芯がぼやけなくなります。

なんて、私も最初の頃は「収録」と「編集」に必死でそんなことまで考える余裕なんかありませんでした。
まずは「自分が話したいこと」があって、その話をまとめていくだけで精一杯。

そのうち、反響のある回、反響のあるコーナーとそうじゃない回、コーナーがあることに気づきはじめたこと、そしてラジオ「きらっとすまいる」でラジオのコーナーを持ちたいけれど、何をどのように伝えたらいいかわからないと相談を受けるようになったことから、私自身もどのような人に何を伝えたいのかを意識するようになりました。

その人によって、ラジオで話すこと(今ならば音声配信や動画配信も含めて)で、それをどのように活用したいのか、は異なります。
単純に「メディアの実績づくり」もあれば、ユーザーを増やしたい、自分のやってきたことを「話すことによって」まとめたい・・・と、それぞれです。
どのような理由であれ、伝えたいことがあるなら言葉に出す。これは簡単なようでいて、続けることが意外と難しいことでもあります。

なぜなら、人はついつい「自分が話したいこと」をベースに話を組み立てるから。
「伝える」ではなく、「話す」になりがちだからこそ、【誰に】【何を】という軸は大切になっていきます。

話の【焦点】を合わせる

これは「写真」を例にするとわかりやすいでしょう。

撮影する時に焦点が合っていないとぼやけるように、話も焦点が合わないとぼやけます。

写真を撮るときに「あえて、ぼかす」こともありますが、全てがぼやけていると「何をぼかすことで、何を伝えたいのか」が見えてきません。
ただの“ピンボケ写真”でしかありませんよね。

話で伝えることも同じで、なんとなくまとまりがないまま話していたり、自分が伝えたいこと=芯になるものがないと、聞く側は「自分事には感じない」のです。
「どのような人の、どのような悩みを、どのような方法で解決する」とハッキリさせることで、該当しない人はスルーしますし、該当する人には刺さります。
そして、そこから次のアクションを起こすかどうかはまた別の話。

「ぼかす」のは、あくまでもテクニック。
よくわからずに「ぼかす」のと、目的が明確で、そこにあえて「ぼかし」を入れるのとでは、伝わりかたは雲泥の差、というのはわかりますよね。

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上の写真は全体的にフワッと加工していますが、手前のバラ以外をぼかすことで「バラ」を浮き上がらせています。
下の写真は花びらをぼかすことによって、奥行きを感じさせます。

「ぼかし」は表現のテクニック、ですよね。

【誰に】伝えるかを明確にする「ペルソナ設定」をしてみよう

あなたが話したい・伝えたい内容は、色んな世代の人に聞いてもらいたいことだろうと思います。
なので、ターゲットを決めてしまうことで、「対象者が狭まる=客層が狭まる」と不安になるかもしれません。

私も過去にある講座を受けたとき、初めて「ペルソナ」設定をしました。
説明を受けるままに考えていったのですが、どうしても決まらない。

これは後で気づいたことなのですが、「対象を狭める=客層を狭める」と勘違いしていたから、決めてしまうことに【不安】を感じていたのです。

伝えたい相手像を明確にすればするほど、伝えたいメッセージが明確になるので人に言葉の真意が伝わりやすいというだけのこと。

例えば、「伝えたい相手」を「30代の東京で未婚のキャリアウーマン・趣味なし・実家暮らし」と想定していたとして、実際は「40代で既婚、単身赴任しているパパ」が問い合わせてくるかもしれません。

それは、あなたが考えた「このような悩みを持った、このような立場・環境の人」にマッチしているから気になるわけです。

そう考えると、ターゲットを決める=ペルソナ設定をすることに不安を感じることもなくなります。

その上で、あなたが提供するサービスや商品で笑顔になってほしい人は「誰」なのかを考えてみてほしいのです。
その人に聞いてほしいこと、伝わってほしいこと。見えてきませんか?

お客様に提示するとき、そのお客様のニーズに合わせるでしょうし、さらにその方のバックグラウンドも考えてアプローチされるでしょう。

誰にでも同じ説明をすることはしないと思います。
誰にでも同じ、ということは、相手から見て「売れさえすれば、相手は誰でもよかったんだ」と思われてしまいますから。
”誰でもよかった、だから、君でもよかったのではなく、あなただから伝えたい”
それを意識して、話すことを考えてみてはいかがでしょうか。
(シンガーソングライター・鼻毛の森さんの曲『誰でもよかっただから君でもよかった』をもじってみました。新曲『STAY HOME』はサブスクで購入できます(宣伝してみた))

後編では、インタビューや、複数で番組を作る場合についてです。

ラジオや音声配信のことで気になること、質問がありましたら、コメント欄にお待ちしています。

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