9月8日 夢

自分が追いかけられる、逃げる隠れる騙す全てをした夢を見た。
深夜の3時に寝て朝の8時に起きてしまった。
あまりにもストレスでもう見たくないとなってしまってしんどくてもがいて起きたような感覚。

私は詐欺師で知り合いの娘が誘拐されたのを知り合いが焦って相談しにきた事が発端の夢だった。焦った顔、どうしたらいいか分からない困惑した声色、動揺で汗をかいた手のひら。全て愛しく見えて誘拐されてるのを喜んだ。だってその情報を流すように仕組んだのは私だから。

私の恋人も詐欺師で、車の免許をもっている。知り合いの娘が誘拐されている場所までは車で3時間以上かかる。運転席に恋人、助手席に私、後部座席に知り合いの形で誘拐されている場所へ向かった。その間後ろの席では奥さんに電話する知り合いがいる。気に食わない。

私だけを見て欲しいから誘拐された情報を流したのに、奥さんに電話された私は気分が悪かった。
私は知り合いを独り占めする為だけにこの計画を練ったのになんで。助けを求めるなら私にして欲しかった。無意識にミラー越しに睨んで見ていた。

娘の誘拐場所までまだまだ時間はあるから途中気を紛らわす目的も含み早めに開店してるBARに行った。このBARに寄った事が後々の間違いになる。

BARでは身分証を出すことになり知り合いの苗字を初めて知った。私と恋人は偽装した身分証を提出して3人で中に入った。店内は薄暗く、テーブルに木材で作ったような椅子。メニュー表がテーブルに無造作に置かれていて席から大きな声を出して注文した。色んな商品があり色んな料理を食べた。

そんな中BARに異様なオーラを放つスーツの男が来て今日の会計に誤差がないか確認しにきた。どうやらあまり良くないお仕事の人だった。その男がBARのマスターに売上金を出させて去っていく途中、知り合いになにか分からない1枚の紙を渡した。
紙の中身が何なのか検討もつかない。でも知り合いは中身を見てどんどん怒っていった。そしてこちらへ紙を見せてどういう事だ、と怒りや悲しみ色んな感情が混ざった顔を向けてきた。その紙には恋人と私のSNSで話した内容が載っていた。
娘を誘拐した理由、この情報を流すタイミング、誘拐されている娘を助けに行く知り合いの手助けをする、そのような計画を練るための会話が丸々プリントアウトされた紙だった。

知り合いはすぐに奥さんに電話して事の真相を伝えた。電話を終えた後こちらを軽蔑した視線を向けて娘の場所へ連れていけと一言放ち、そのまま車へと乗り込んだ。お会計を済ませて車に恋人と私も乗った。知り合いは後部座席でだんまり。私と恋人はバレたからは仕方がないと開き直って会話をしていた。その状態のまま誘拐した場所まで着くと知り合いはドアをキツく閉めてその場所まで走っていった。
誘拐犯としてお願いしていたのは奥さんなのに。
その場に奥さんがいることにびっくりしていたが、安心が勝ったのか何も聞かず奥さんと娘を抱きしめていた。気分が悪い。

こんな光景望んでない。もっと絶望して私にすがりついて欲しかった。

そのまま恋人に車を発進させるよう言い知り合いの家族をよく分からない土地に置きっぱなしにして恋人と私は去った。

また計画を練ろう。次は更に綿密に。次はマインドコントロールをしよう。私にすがりついてくるように。そう思いながら2人でドライブを楽しんで家へ車を進ませた。

これが今日の騙す夢

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