尼崎市歌

尼崎市歌

作曲:東京音楽学校(1940)
00:00 | 00:00
作詞:土井晩翠(1871-1952) 作曲:東京音楽学校
 1940年(昭和15年)制定。歌詞・曲とも著作権保護期間満了。
 戦後も国粋色の強い2番などを省略して歌われていたようだが、平成に入ってからは演奏されなくなった模様。現在では、1986年(昭和61年)に市制70周年を記念して作られた愛唱歌『ああ尼崎市民家族』(作詞:伊丹公子 作曲:キダ・タロー 歌:デューク・エイセス)の方が市民に馴染みがあるらしい。

一、 大阪湾を 前にして
   六甲山下 阪神の
   空に名高き 景勝地
   昭和うれしき 御代(みよ)の春
   市画(しかく)広まる 尼崎

二、 大陸かけて 国運の
   伸ぶるまさしく 天の時
   時に応じて 商工の
   業(わざ)の躍進 めざましく
   新たなるもの 尼崎

三、 名所旧蹟 数知れず
   明智を討てる 豊公の
   本陣据えし 場(にわ)含み
   世界の詩聖 近松の
   跡はた残る 尼崎

四、 文化の施設 備わりて
   市民互いに 睦み合い
   歌う音頭も 朗(ほがら)かに
   皆一斉に 向上の
   意気に燃え立つ 尼崎

五、 海を埋(うず)めて 陸となす
   郷(さと)の戸口(ここう)は 年を逐(お)い
   日を逐い増して 栄え行き
   来(きた)らん明日の 洋々の
   望(のぞみ)は無限 尼崎

   万歳 万歳 尼崎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?