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うちの4匹の愛猫たち

 我が家では4匹の保護猫がいる。この猫たちは私が2年かけてインドネシアから移住してきた猫たちだ。

 私はインドネシアに約10年暮らしていた。猫が大好きになったのもこの頃だ。一度に4匹飼ったわけではなく、年々増えた結果4匹となってしまった。

 インドネシアでは沢山の野良猫がいて、猫が街中どこでも歩いている。保護猫施設もあるが数は少ない。まだ社会問題にもなっていないのが現状だ。     私はインドネシアにいる間、1人保護猫活動家として、避妊手術や餌やりなどを積極的におこなってきた。何匹も子猫を里親を見つけて譲渡したり、保護猫施設へ資金援助をしたり、自分のできる範囲で活動してきた。

 ざっくり彼らとの出会いを説明しよう。私が保護した猫たちの出会いは、猫たちが私のところへやってきて私が受け入れた。まず最初に受け入れたのはFuku、2016年に母親と一緒に私のところへやってきた。この頃、ペットが欲しいと強く思っていた私は、子猫だったFukuを自分の部屋へ保護した。母親猫は必至にFukuを探していたのが心苦しかった。母親猫は避妊手術をさせて、放し飼いで多頭飼いしている猫好きの知人に、引き取ってもらった。
 2018年には栄養失調で倒れそうだった子猫のMikiがやってきて保護した。その後MikiはFukuの腹心の友となった。2020年には約1年半の野良猫生活していたSariを私の家族にし、同年10月に近所にいた母猫と子猫5匹を保護して、母親は避妊手術をして、4匹は里親を見つけ譲渡し、最後の未熟児で確実に死にそうだったBijitaを亡くなるまで面倒をみようとしたら、急に食べるようになり生きてしまったので、このまま私の家族にした。私が一時帰国で日本にいる間、インドネシアで暮らしていた2匹の猫は、お手伝いさんが世話をしてくれていた。いつの間にやらSariとBijitaは親友となっていった。

 2021年1月にFukuとMikiが日本へ移住し、2022年にSariとBijitaが日本へ
連れてきた。現在私は両親と猫たちと一緒に地元で生活をしている。両親と4匹の猫たちはうまくやっていけるのか。またこの猫たちは日本の生活が気に入るだろうか心配していたが、あっという間にこの不安は飛んでいってしまった。

 まずは、FukuとMikiは今では自分で引き戸を開けて散歩を覚えた。ちゃんとご飯どきには帰ってくる。そしてMIKIは羽毛布団が大好きなようで、父や母とほぼ毎日一緒に寝ている。
特に彼らは食事が気に入っているようで、父が時々地引網に参加した時に、もらってくる魚を茹でて、キャットフードにまぜてあげると、彼らは歓喜にわき、幸せそうに食べている。

 今年入国したSARIとBijita。SARIは野良猫歴が長かったから、両親が信頼できる人なのか、見極めるまで時間が必要だった。Bijitaはコミュニケーションの達人で、先輩のFuku,Miki、そして人間すべてに愛想よく一気にアイドルに登り詰めた。今ではさらに発展し、通行中の小学生のアイドルとして、朝の玄関に鎮座している。SARIは3ヶ月ほどたつと180度変わったように、父や母にべったり張り付くようになった。

 後期高齢者の両親には感謝しかない。辛抱強く猫たちと向き合い、時には猫たちの粗相をしかり、笑い、一緒に寝て猫なしの生活は考えられないくらいに猫たちとの共存を楽しんでいる。こんな両親だったのかと、新たなる発見をした私である。

 猫たちは特に何をするわけではないが、私たちにとっては必要で、この子たちがいなければ、無味感想な日本生活に突入していたことだろう。自然に笑いが生まれるのは難しい。しかし猫たちは軽々と私たちに笑いをもたらしてくれる。飛行機に乗ってわざわざやってきた猫たち、ようこそ我が家へ。
Have an enjoyable  cat's life! 
 

うちの猫たち


インドネシアのバティックの生地を使って、猫の首輪を作って販売しています。6月末から日本で販売しますので、よかったら、私のお店のぞいて見てください。 https://luculucucat.base.shop/