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【デレステ】限定SSRに抜擢されたアイドル「桐生つかさ」を、僕が大好きでいたい理由

こんにちは。

2019年11月4日、スターライトステージの限定ガチャの更新があった。その中で、一ノ瀬志希・星輝子といった有名アイドルと共に選出されたアイドルが桐生つかさだった。

正直に言うと、桐生つかさというアイドルはファンから万人受けするタイプではないと思っている。ギャル×JK×社長という圧倒的スペックと、超強気な性格、歯に衣着せぬ発言の連発。気に食わない、好きになれないプロデューサーがいても致し方ないと感じる。

でも、僕はそんな桐生つかさが大好きだ。いや、そんな桐生つかさだからこそ大好きだ。

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桐生つかさ。ギャル×JK×社長といった、属性てんこ盛りのアイドルであり、辻野あかりが登場するまでシンデレラガールズ最後のアイドルとされていたキャラクター。

僕はデレアニからシンデレラガールズに興味を持ち、その後デレステ→モバマスという順にハマっていったプロデューサーなので、つかさが追加された当時の状況は分からない。そんな僕が桐生つかさを見た第一印象は、「うわあ……こいつギャルだし偉そうだし絶対俺の苦手なタイプ」。発言が上から目線だし、元々ギャル属性のキャラは苦手な傾向があったことから、僕の推しになることはないんじゃないか……。そう考えていた。

はっきり言って、今の僕からすると、当時そう思っていた自分をぶん殴ってやりたい気分だ。彼女こそ、「人は見た目で判断せずに本質を見極めろ」と「見た目は人格の一番外側の部分」を両立しているアイドルだったのだから。また、彼女の本質を知れば知るほど、高飛車な態度も計算ずくの戦略だったように思えたから。

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ギャル属性が苦手、かつ上から目線の発言が苦手だった僕が認識を改めるきっかけになったのは、「桐生つかさ 名言」という検索サジェストを見たことがきっかけだ。桐生の発言……?名言……? そんな疑問を抱きつつ、桐生つかさの発言をもう一度見返すことにしてみた。

[無印R.R+]『自分の足で歩くヤツの方がカッコいいっしょ。お前は起業しないの?』『ま、アタシはトップに立つんで、OK?』『やっぱ、いきなりアイドルはちっとキツかったかな。でも人間死ぬ気になれば不可能とかないんで。お前も死ぬ気でプロデュースして。OK?』
[T.B.クリスマス]『死ぬ気で話す。死なねぇけど』『完璧じゃねーと満足しないの!』『あるよ失敗談。山ほど。今だって』『サンタ信じねぇの? そーやって幸せな嘘に目を背けて何見んの?』『名言吐けるの、本気な奴だけね』
[ランウェイのカリスマ](モバマス版)『ショーのランウェイを歩くなら、本気になるしかないだろ。アタシは商品だし、衣装の魅力を引き出すのが仕事なわけ。だからこそ、今のアタシは世界で一番輝いてるって信じて歩くんだよ。それが嘘でもな』『あー、吐きそう。緊張しすぎてヤバいわ。でもココで引いたりしねぇ』『…よし。行くわ。見てろよ。表舞台のアタシ、最高にカッコイイ予定だから』
[やさしいプライド]『最高の仕事? フツーにこなすし』『やれるかじゃねーの。やるの』『成功するまで諦めないのがコツな』『おぉ!? この大歓声…そ、想像以上だな…。って、なにビビってんだアタシ…。いいよ、やってやるよ。ここまで来たんだ、今更ひけねぇし』『ハンパな仕事がイチバン嫌いなんで』『本気だして全力でこいよ。全部受け止める器は持ってるからさ』

(上記セリフは『アイドルマスターシンデレラガールズwiki』より引用)

これらの発言を見て、僕はあることに気づいた。

桐生つかさは、決してアイドルをナメていない。むしろ彼女の根底にあるものは、「すべての分野でトップを目指す向上心」「アイドル活動に一切の妥協を許さず、完全な成功を求める姿勢」だ。

また、桐生つかさは、自分のことを『商品』と見る客観性も持ち合わせている。これは彼女が社長としてビジネスの最前線にいるからこそ成せる業だ。自分を『”桐生つかさ”というアイドル商品』としての価値を最大化するために、最高のパフォーマンスをし続ける。そのために、覚悟も努力も惜しまないし、あえて強気の態度を保ち続ける。弱気を見せた瞬間、自分だけでなく自分の衣装・自分が出たイベントの価値まで落としてしまうことを、彼女は痛いほど知っているから。

だからこそ、彼女は本番前にめちゃくちゃ緊張する。彼女が”最高の商品”であり続けるためには、失敗は許されないし、何より失敗する自分が許せないから。そのために築いてきた圧倒的な努力、圧倒的な取り組みがすべて無に帰してしまうかもしれないから。彼女ほど結果の重みを知るアイドルは他にいないはずだ。

彼女の上から目線で過剰なほど自信満々な発言も、アイドルをナメていたりプロデューサーを馬鹿にしている発言ではなかった。むしろ、つかさはプロデューサーのことを本気で高みに連れていける人間かテストしているように思えた。初期R+の『お前も死ぬ気でプロデュースして。OK?』がすべてを物語っているだろう。あえて強気な発言をして、つかさ自身の”本気”とプロデューサーの”本気”が釣り合っているかを探っているように感じた。

僕の桐生つかさの評価は逆転していった。「好き」に傾いていた。もっともっと彼女の言葉と行動に触れてみようと思うようになった。彼女の立ち振る舞いから、文字通り死ぬ気でトップを狙うものだからこそ紡ぎだせる美学を感じたからだ。

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モバマス・デレステのガチャで桐生つかさを引いたり、Twitterで画像を見るたびに、さらに僕が気づいた点があった。それは、特訓後イラストの圧倒的な美しさだ。

(SSR[オーダー・フォー・トップ]桐生つかさ+)

(SR[ランウェイのカリスマ]桐生つかさ+)

彼女の画像や3Dモデルには、有無を言わさぬ美しさがある。つかさの顔、メイク、表情、髪型、脚の綺麗さ、くびれ、衣装との調和度、etc.と、彼女自身がコントロールできる範囲の要素はすべて完璧に仕上げてきている。

さらに、彼女の特訓後画像を見てみると、舞台の演出までも、彼女の魅力を最大限に引き立てるような演出がなされている。もう一度前述の[ランウェイのカリスマ](モバマス版)のコメントを見返してみよう。

『みんな、そのままで聞いて! 今回のイベント、絶対成功させたいから協力頼むわ! チームで最高のイベント創ろうぜ! で、照明アゲて! そーそー、さすがプロ』『ショーはモデルと衣装だけじゃない。皿がなきゃカレー盛れないだろ』『アタシ一人でなんでもデキるとは思ってねぇし、スタッフを雑に扱うヤツはダサいだろ』

つまり、彼女は、舞台の演出・スタッフも含めて、最高の『桐生つかさ』を作っているのだ。”『アイドル・桐生つかさ』という商品”の価値を上げるためには、彼女はどこまでも貪欲だ。

彼女は社長であり、ビジネスマンだ。それゆえ、商品の見た目が綺麗でないと、客は中身を吟味してくれないことを肌感覚で分かっているはずだ。そうでなければ、自分自身の美しさを極限まで高め、周囲のスタッフやプロデューサーに対しても高いレベルを求めたりはしないだろう。

見た目の重要さを熟知しているからこそ、見た目に最大限にこだわる。そんな姿勢を見て、僕はますます彼女が好きになっていった。

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桐生つかさは、めちゃくちゃ頭のいい人間だと思う。

自分を商品として見れるほどの客観視能力があるのならば、おそらく彼女は自分自身が僻み・妬み・やっかみの対象になっていることも理解しているはずだ。それに対して、彼女は常に高圧的かつ歯に衣着せぬ発言をし続けることで、「強いJK女社長アイドル」という像を強化させ、批判に負けない商品価値を作り出している。

彼女は、負の感情を持つ人間は少しでも隙を見つけると徹底的に隙を突いて足を掬おうとするのも理解しているはずだ。だからこそ、彼女は「100%の精度で隙がない状態を作れば、絶対に足を掬われない」という考えを持っているはずだ。桐生つかさを見ていると、自分の発言・行動に説得力を持たせるために、圧倒的結果・カリスマ性・誰にも文句を言われないプロセスを保ち続けているように思える。それらもすべて誰からも文句を言われないようにする、彼女の最高の防衛策ではないか。

桐生つかさは常に本気だ。中途半端に媚を売るような真似はしたくないんだと思う。発言のあれこれも、直接メディアで言うと炎上しそうなものも数多くある。でも、よく話の内容を理解すると、どれもこれも物事やビジネスの本質をとらえたものばかりだ。それゆえ、炎上を煽るようにさえ見える発言によって、(劇中の)プロデューサーだけでなくファンに対しても、本気になれる人間かテストしているように感じた。

彼女にとっては、高飛車で高圧的な態度も、すべて計算ずくであり、最強の自衛策なのだ。

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2019年11月4日。桐生つかさは、季節に関係ない声なしアイドルとしては初めて限定SSRに抜擢されたアイドルになった。(※過去に声なしで限定SSRが出た茄子さん、イヴちゃんは、どちらもキャラモチーフの季節の節目にちなんだタイミングで限定SSRが実装されている)

僕はデレステ公式のツイートを見て、声なし限定の実質第1号が桐生つかさで本当によかったと思った。

桐生つかさは、JK×社長×アイドルという無理難題を自分の力で可能にしてきた女だ。おそらくデレマスの劇内世界では、新しいフィールドを作り出した先駆者として、相当な支持を集めているアイドルだろう。そんな彼女が「声なしでも限定SSRは出る」という新たな先駆者になった。今までの彼女の本気度が報われた瞬間だろう。

また、彼女なら、仮に今回の声なし限定SSR化によって批判を受けたとしても、気にせず走り続ける力があるだろう。むしろ、彼女は批判を受けても自分自身のバネにしてさらに成長するとさえ思える。「批判受けてる?じゃああいつらを一人残さず認めさせればいいんだろ?アタシの完璧なパフォーマンスで」とか言って。

彼女が音速でトップに向かって走り続ける姿は、人生で上を目指したいデレマスファンにとってもいい刺激になるはずだ。僕はそう信じている。

だからこそ僕は、桐生つかさを大好きでいたい桐生つかさがファンに投げかける「本気度テスト」についていける人間になりたいのだ。人生をまだ諦めたくないし、なんとか結果も残したい。充実させたい。そんな自分が、桐生つかさの持つ本気度と同じぐらいの熱量をもって生きていきたいのだ。

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ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!

少しでも彼女の魅力を知ってくれたならとても嬉しいです……!

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