見出し画像

【SASUKE】『SASUKE皆勤賞』山本進悟さんの未だ消えぬ灯火

こんにちは。

SASUKE2019(第37回大会)が、今年も大晦日に開催されることが決定しました。去年に続いて2度目の年末開催です。

20年前からSASUKEを見ている僕にとっては、SASUKEが大晦日に、しかもFINALを生放送でやってくれるなんて夢のような話です。

そんなSASUKEで僕が好きな選手はたくさんいますが、その中でも特に尊敬している選手の1人が山本進悟さんです。今回は、『SASUKE皆勤賞』の山本進悟さんについて、僕が抱いている想いを文章化していこうと思います。

------------------------------------------------

僕がSASUKEを見始めたのは第2回大会からでした。まだ山本さんは「ガソリンスタンド アルバイト」でしたが、軽やかな身のこなしで3rdのパイプスライダーまで進む姿が目に残っていました。

そして、僕の中で山本進悟さんの印象が決定的になった大会が、第5回大会でした。74人目まで1stクリアなし・1stクリアがたったの3人(他は竹田敏浩さん、山田勝己さん)、しかも残りの2人は2ndでリタイア。そんな中、肩に爆弾を抱えた進悟さんは、2ndを抜け、たった1人で初見の3rdに挑んでいました

のちの奥様が見守る中、新設されたボディプロップ(現3rdのプラネットブリッジの前身)も抜け、段差が付いたクリフも抜け……痛みが限界を迎えているはずなのに、とても楽しそうにSASUKEに挑む進悟さんの姿がありました。惜しくもパイプスライダーで落ちてしまいましたが、この大会は幼い僕の脳裏に刻まれ、何回も何回も見返し続ける大会になりました。

昇進して迎えた第6回大会は1stで落ちてしまったけど、次の第7回大会で進悟さんは初めて第2期FINALの扉を開けました。……なのに、神様のいたずらか開始数秒で肩を脱臼してしまった。あのシーンも一生忘れられません。

-------------------------------------------------

初期のSASUKEには、番組の方向性を決定づけた4人のスター選手がいたように感じます。

1人目はケインコスギさん。戦隊シリーズ出身の、まさしく「お茶の間のヒーロー」。2人目は山田勝己さん。自作セットを作り、人生をSASUKEに捧げた「ミスターSASUKE」。3人目は秋山和彦さん。弱視というハンディと闘いながら、完全制覇後もSASUKEに挑み続ける「雑草アスリート」。

そして4人目が山本進悟さん。僕が進悟さんを見ていて本当に尊敬している点が、”仕事とSASUKEを両立させつつ、どちらでも一流の結果を残す”点です。どちらか1つでさえ大変な中、仕事もSASUKEも、どちらかを言い訳にすることなく、相乗効果で双方を高めていく姿が、子供の頃から本当に好きでした。

実際に、SASUKE初登場の時はガソリンスタンドアルバイトだった進悟さんは、第26~27回にはガソリンスタンドの課長にまで昇進していました。また、第17回で登場した”SASUKE御殿”の存在や、勤務先のスタンドが人気店になるのを見て、SASUKEプレイヤーとしてだけでなく、1人の働く男性としてとても尊敬するようになりました

---------------------------------------------

山本進悟さんを僕がとても尊敬している理由は、「仕事とSASUKEを両立した第一人者」だけではありません。理由の1つに、『SASUKEオールスターズ』と呼ばれる大ベテランなのに、若手~中堅の選手たちともすごく親しげにしていることもとても大好きなのです。

完全制覇経験者でYouTube再生数トップの漆原裕治さんのチャンネルにも、進悟さんはよく出演しています。その中でも世代の垣根を越えてとても楽しそうに出演している姿がたくさんあります。

こういった姿を見ていると、一時期番組サイドが煽っていた『オールスターズvs新世代』なんて構図はなくて、みなSASUKEを愛するプレイヤー同士であり最高の友人同士なんだということを再認識させられます。SASUKEは人を繋ぐコンテンツであることも再認識させられました。

進悟さんが後輩プレイヤーから慕われているエピソードとしてこんなものがあります。週プレNEWS様で連載されていた『SASUKE放浪記』での、日置将士さんの言葉です。

『進悟さんは、本当にすごい。まず、一度も欠場していないということは、ケガをしないということですよね』
『そしてもっと重要なのが、35回分、周りの人たちから応援してもらい続けていたということです。あの皆勤賞は単に進悟さんがSASUKEを好きだということだけではなく、職場なり、家族なり、近しい人たちがみんな、進悟さんがSASUKEに情熱を傾けることを認めてくれていたという証拠なんです』
https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2018/12/04/107687/
(週プレNEWS 2018/12/4 『SASUKE界のキング・カズ"かく語りき。「疲れ慣れ」と「使命」と、「番組のこれから」と。【SASUKE放浪記 第6回 山本進悟】』より引用)

つまり、SASUKEに出続けること、大変な中でも仕事とSASUKEを両立していることの凄さは、一緒に出続けている後輩の方たちが一番良く知っているということなのです。それだけ進悟さんが偉大なプレイヤーである証拠なのです。

-------------------------------

僕が山本進悟さんを尊敬しているもう一つの理由は、毎回とても楽しそうにSASUKEに挑戦していることです。

進悟さんのSASUKE挑戦では、スタート台に上がって本番モードになる直前までとても笑顔にあふれた姿を毎回のように見ることができました。また、クリア後インタビューや出場前インタビューで、まるで少年のように目をキラキラさせながら抱負や感想を語る姿も何回も見てきました。

SASUKEは、濃厚な人生模様を映し出すヒューマンドラマの一面もあると思います。もちろん、僕もそういった面も好きです。

でも、それと同じくらい、SASUKE本来の”楽しさ”を思い起こしてくれる人たちも大好きです。進悟さんの挑戦を見ていると、いい意味でSASUKEは「人生を彩ってくれるもの」であることを感じさせてくれます。

-------------------------------

……でも、そんな山本進悟さんに対して、「もう1stクリアは見られないのかな……。」と思ってしまったことが2回ありました。

1回目は第18回~22回。第3期SASUKEが進化し、本人も安定感に苦しんでいた時期でした。2回目は第26~28回。特に28回で、「無職と紹介されたこと」「引退宣言したこと」は、1人のSASUKEファンとしてあまりにもショックでした…。

それでも進悟さんは帰ってきた。第23回大会で、6大会ぶりに1stクリアした時、進悟さんは心の底から嬉しさを湧き立たせているように見え、他のオールスターズの方々も心の底から祝福していました。また、第29回大会も、新たに『自動車整備士』として、予選から勝ち上がり初の1stクリア者になりました。

そのたびに、視聴者の僕まで「よかった………!!!!!!」と泣きそうになるくらい嬉しくなっていたのを今でも思い出します。もう2度と見られないかもしれないと思っていた、進悟さんの無邪気にSASUKEを楽しんでいる姿を、そして進悟さんの1stクリアをまた見れたのですから。

現在、2014年を最後に1stクリアから遠ざかってしまっていますが、僕だけでなく、多くのファンも、SASUKEプレイヤーの仲間も、もう1度1stステージをクリアして屈託のない笑顔と言葉でSASUKEの楽しさを表現している進悟さんの姿を待ち望んでいるはずです。

収録はもう終わり、結果はすでに出ています。あとは本放送でどうなっているのか。

もし本当に山本進悟さんがまた赤いボタンを押す姿を見れたなら……

おそらく僕にとって、SASUKEを愛する人たちにとって、最高の年末のプレゼントになるのかなって、そう思います。

------------------------

ご覧いただきありがとうございました!

本番に何が起こったか、今からとても楽しみです…!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?