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一心に。


“一心”
と、ググってみると
屋号で
焼肉屋さんが多くヒットして
居酒屋さんや和菓子屋さん
シティホテルにある
リッチな和食店もあったりしたのだが

実はうちの父の戒名でもある。

また父のネタだけれども
四十九日の法要まで
ひと月あるので記してみる。


コトバンクより
デジタル大辞泉では…
(以下コピペ)

いっ‐しん【一心】

1 多くの人々が心を一つにすること。同心。
2 心を一つの事に集中すること。また、その心。専念。「会いたい一心で探し続ける」
3 仏語。
㋐あらゆる現象の根源にある心。
㋑浄土真宗で、真実の信心。

と、ある。

うちは浄土真宗なので
仏語からとってくださってるのですが
人物的には
江戸時代の修験者やら
浪花節や歌舞伎などでも登場する
江戸っ子の魚屋さんの呼び名
などでもある。

名付けてくださったご老師さまは
息子さんに住職を任せるまでは
30年以上家に来てくださり
お勤めくださっていた。

父より3つ年下で
同世代でもあり
初七日の法要を
営んでくださったときのお話には
兄の様に思っていたと言われた。

父はどちらかといえば
頑固だった。
人の好き嫌いもハッキリしていたが
好きな人たちには
いろんな物を持って行ったりしていた。

家人としたら
外面(そとづら)が良かった(苦笑)
と思えることも多かったが。

なので

父は真っ直ぐだったり
ある意味真面目だったりするところを
浄土真宗での信心深さになぞる
言葉のように

「一心」と名付けられたとのこと。

亡くなった父は
どう思っているのかなぁ…?

でもって、

どうやら父はとてもいい亡くなり方で
生涯を終えたみたいだ。

築40年
自分が働いて建てた自宅で
母がご飯を食べさせている間に。

父は
最後まで「ありがとう」と
言って
この世を去っていった。

“一心”に…

わたしは
書きたいものを
思うように
表現し続けることが
できればいいなと思う。

『感じる書』アーティスト 石川呼穹

お別れの前に父と握手した。




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