見出し画像

おうちにいることが大好きすぎる。

こけし(32・女)無職。

今事件を起こしたらテレビで「無職の32歳の女」として報道されるのは間違いない。
それはあまりにも悲しいし親にも申し訳ないのでひっそりと生きています。

秋まではどうにか働いていたけれども、
会社にいたくなさ過ぎて昼休みになると消え、仕事中も誰とも話したくなくて春夏秋冬かまわずマスクを着用。
いつも風邪気味のこけしさん。とは私のことです。

世の中には仕事をしていることで生き生きと輝く人もいるのかもしれないけれど、弱小庶民の私にとっては仕事は一昔前の若者の言葉で表現するならば超超超ストレス。

毎日同じ時間の電車に乗り
グレーのオフィスで1日の大半の時間を過ごすことも
くだらないおやじに付き合わされることとか。

とりあえずストレス以外の何物でもなかった。

というわけで家にいるわけなのだが、
これが困ったことに最高に快適。
不規則な生活をしているにも関わらずお肌はつやつやで、髪の毛も心なしか増えてきた気がする。
なにより朝起きて暴言を吐かなくなった。

朝起きて、誰もいない壁に向かって
「みんな〇ね!!!!!!!」と叫んでいた時点で私は異常だったのかもしれない・・・。

気が付けば木々の葉っぱも色づくところを通り越して落ちて年末。
やばい。まだ仕事が決まっていない。

ここにきてようやく自分がやばいんじゃないかってことに気が付いた。
もっと早く気が付くべきであったかもしれないが
恐るべきおうちマジック。

毎日、のんきに起きて、本を読んだり、趣味の編み物をして
ご飯を作って。。こんな生活がこんなに私に幸せを与えてくれるとは思ってもみなかった。

お金を使わなくても家の中で幸せに暮らせるけれど、
次々と届く社会保険料や住民税の請求書。
生きているだけで金がかかる。それが日本という国だ。

だが、私みたいな弱小こけしではこの国でしか生きていけないかもしれない。