ねおげお

NEOGEOの最初の印象は、ひたすらスト2のパクりだけでハードまで出して商売するとはまことにヌスタケ・ダケシィ、というものであった。
このやたら偏っていてやたら高いゲーム機とソフトを持っている友人が高校時代に二人いて、前述の印象そのままに「ケッ」などと言いながら、しかし珍品に対する興味でちょこっと触ったりしていた。

話は少し遡り、スト2ブームの時にSFC版は出てすぐ買った。

キャラがデケぇ!!デケぇスゲぇ!!

というような理由だったように思う。(PCエンジンはほぼノータッチ)

波動拳はどうにか出せたが、ミスらず連発するとかは無理なレベル。
同級生と撃ち合うがどちらかが三発目ぐらいまでにミスってくらう感じで、ひたすら弱P連打男やひたすらしゃがみ強K男が連勝するという低レベルな(あの当時のご家庭格闘はそんなもんとも思う)戦いをそれでも何度も繰り広げていた。

当然昇竜拳は思ったタイミングでは出ない。
しゃがみ強Pからキャンセル(初代でキャンセル出来たかは謎。うろ覚え)で昇竜拳なんてのを雑誌で見ても「こんなのはおれにゃ関係ねーな」で済んでた。

ザンギエフなんてなんのために存在するのか分からんぐらいの。

↑↗→↘↓↙←↖↑Pってなんだよ!

って思いながら幾度かジャンプしつつ、その前に通常投げが出来ねーよ!ってなもんで。

全然NEOGEOの話に辿り着かないがスト2ブームの頃にゲーセンで、こなれたリュウがコンボに波動拳を組み込んでたのを見た時の衝撃は忘れられない。

飛び道具を密着して出したぞ!!??

っていう。

まあそういうわけで、やっと話はNEOGEOれるんだけど、超必殺技を初めて見た時の印象はこうだ。

「操作してないのに動くの?それが出てる間は格ゲーじゃないじゃん!」

自分には出せそうもないという僻みが82%〜102%ほど含まれた発言である。

鉄拳の十連コンボにも当然似たような事を思ったよそりゃw

で、格ゲーは苦手という意識をガッチリ持っていたところにバーチャファイターが現れる。

初代VFはもうとにかく斬新さに衝撃を受けて「なんだこの未来の世界は!?」という感じであんまりゲームとして見てなかった。

格ゲー苦手意識をさらに加速させる「Gボタンの使い所がまるで分かんねー!」というのもあって敬意を持ちながら距離を置いたのもある。
(それを敬遠という)

そんでバーチャファイターが2になった時、何故かそれにハマった。

Gボタンの使い所を身につけるのにはもう少し時間がかかったような気がするが、とりあえずこれまでまるで狙って出せなかった投げ技がP+Gという入力方法になった事でなんか出来るようになった。

「これならおれも格ゲー出来るんじゃね?」

という気持ちになった。

これはほんとに最近気付いたんだけど、当たり判定食らい判定がそれまでの2D格闘と違ってかなり見た目通りだったのが良かった感もある。
ボタン押したタイミングと見た目と当たり判定の発生するタイミングも納得いく揃い具合だし。
あとあの技コマンドの直線的な感じ。

(NEOGEOの話はいつ始まるのか?)

そんなこんなで対戦で勝つ事も徐々に増え、バーチャファイター2により格ゲー苦手意識が消えた。

…ので、バーチャの息抜きにゲーセン仲間である八木ちゃんのやってたKOF'95をやってみたりもするわけだ。

相変わらず投げられないが、強Kで飛び込んでしゃがみKからの対空みたいな事は出来るように。

あれ?時系列を間違えたな。

あれはVF2にハマりかけの頃か。(ハローマックでサターンを予約してみたり)

例のNEOGEOオーナーの方っぽの家に行ったんだ。

そいつは高校生のくせにやたら落ち着いてて、子供がじいちゃんといる時みたいな気持ちにさせる男だった。

「昇竜コマンドすらままならんのに超必殺技なんて無理!wその前にスティックが無理!ww」

とか言ってたらハイパー穏やかに「ちょっと練習してみる?」とか言うの。

ちなみにあだ名はタカ。

そう、ここでそいつにワイングラス持ち?すくい?を勧められたんだからVFで格ゲー苦手意識払拭するきっかけも多分それだ。

というわけで、ワイングラス持ちでとりあえず昇竜コマンドをやってみたらバンバン出た。

そいつに言われるがままにそのまま続けてたらレイジングストームが出たりした。

今思うとあいつは凄い。

「キミのそのしょーもない安物アイバニーズと私のギブソンVを交換してあげよう」

と言ってあげても良かったぐらい凄いのかもしれん。

「スティックの持ち方」みたいな発想自体もスポーツをやらなかったおれにとってメカラウロコだった(←剣道やってたろお前?つーかそのタカは剣道部の友達だろ?)

で、なんだっけ?w

KOFは'95にやたら思い入れがあって、それにはこういう思い出が強く作用しているのであった。

そこで慣れた結果、リアルバウト餓狼伝説が出た頃に初見でワンコインクリアという思い入れも追加された。

この二作はVF2用に買ったサターンにいい感じに移植され、両方買った。拡張RAMなんつー無理矢理な周辺機器まで使ってまでPSユーザーにドヤれるのを出してくれたからなw
ポリゴン?知るか!!w

唐突ですが、とりとめを下さい。

そんな思い入れ思い出なやつらが収録されてるNEOGEOミニ。

「あーー!!買いたい!!」

「何を?」

「何をとかじゃない!衝動買いしたい!!」

とか思ってたところに値崩れで¥5,980-のを見つけた。

衝動を一旦持ち帰り、次の週にゲット!←

ちびっ子が一緒にやれるように(いやまだ無理だろ)後付出来るパッドも買った。

ここからやっと元々書こうとしてた事w

パクりまみれのラインナップながら、ファイナルファイトのパクりやらフロントラインのパクりやらの完成度の底辺が高い!

このへんは売ってしまえば勝ちのコンシューマークソゲーとは違って、ある程度の出来じゃないとインカムがまるで稼げないという事なんだろう。

ほんで、収録ソフトは家庭用NEOGEOの仕様だから難易度調整も出来て、4クレジットほどあるから四歳児とそこそこ長く同時プレイを楽しめるという嬉しい誤算。

マイクラを使いこなす四歳児は今日、意識して出す初の必殺技に成功した。

ゆり組にして中二病のヒーロー庵を使い、闇払いをどうにか発動!
そう言えば、あんと庵(いおり)だな。

余談だが、あんが初めて(無意識に)発動した必殺技は竜巻旋風脚で、それはあんの格ゲーデビューの開幕一打目でもあった。

申し子感。

ピンポーン♪

あ、誰か来た。

届け物?

荷物の中身はとりとめ?

ああ、なんだ神様からか。

↓↙←↙→P






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