英国女王エリザベス2世 生誕記念コインのご紹介
こんにちは。コインコレクターズクラブです。英国女王エリザベス2世 生誕記念コインはご存じでしょうか。コイン好きな方であれば、一度はお目にかかったことがあるかもしれません。本記事では英国女王エリザベス2世 生誕記念コインについてご紹介いたします。
「生誕記念コイン」はその名の通り、女王の生誕を記念して発行されたコインで1952年に即位し、崩御した2022年までに合計4枚発行されました。最初に発行されたコインは1996年に発行され、その年から10年周期で発行されました。2021年だけ女王がご高齢だっとこともあり、2016年発行から5年後の2021年に発行されました。この年が最後の生誕記念コインになりました。
1996年：エリザベス2世生誕70周年記念
表面はラファエル・マクロウフ作の第3肖像「通称：ミドルエリザベス」です。裏面はアヴリル・ヴォーン作のウィンザー城と旗の都市景観のデザインです。背景にウィンザー城があり、エリザベス2世の生誕を祝うかの如く、王室の紋章の旗、女王誕生年の1926の旗・70周年である1996年の旗、 ユニオンジャックとエリザベス2世の旗などさまざまな旗が立っておりエリザベス女王の生誕を祝福するように表現されています。
・発行年 ：1996年
・発行国 ：イギリス
・発行枚数：2750枚
・重量 ：39.94g
・直径 ：38.61mm
2006年：エリザベス2世生誕80周年記念
表面はイアン・ランク・ブロードリー作の第4肖像「通称：オールドエリザベス」です。IRBの文字も刻印されています。裏面はダヌータ・ソロヴィエ作のファンファーレと旗を描いています。女王生誕を祝福しているがごとく、3つのトランペットが英国国紋章の旗をつけて、ファンファーレを鳴らしているのを描いたデザインになります。
・発行年 ：2006年
・発行国 ：イギリス
・発行枚数：2750枚
・重量 ：39.94g
・直径 ：38.61mm
2016年：エリザベス2世生誕90周年記念
表面はジョディー・クラーク作 エリザベス2世の第5肖像のデザインです。裏面は中心にEⅡRは90の文字があり、ラテン語でエリザベス2世を意味する Elizabeth II Regina と生誕から90周年を表しています。その周りをインペリアルステート「大英帝国王冠」と9つの薔薇が囲んでいます。薔薇はチューダー家の象徴とされており、エリザベス2世はその血統を引いています。古くはヨーク家は白い薔薇、ランカスター家は赤い薔薇をそれぞれのシンボルとしていましたが、両家は戦争になり、最終的にランカスター家のヘンリー7世が勝利し、その後、ヘンリー7世はヨーク家のエリザベス・オブ・ヨークと結婚し、両家を統合しました。
・発行年 ：2016年
・発行国 ：イギリス
・発行枚数：906枚
・重量 ：39.94g
・直径 ：38.61mm
2021年：エリザベス2世生誕95周年記念
表面は前作と同様にジョディー・クラーク作 エリザベス2世の第5肖像のデザインです。裏面はこちらも前作と同様に中心にEⅡRは90の文字があり、ラテン語でエリザベス2世を意味する Elizabeth II Regina を表しています。その周りをインペリアルステート「大英帝国王冠」とイギリス連合王国4か国の国花を束ねて4か国の結束を表現しています。それぞれイングランド - バラ (Rose)、スコットランド - アザミ (Thistle)、ウェールズ - リーキと水仙 (Leek and Daffodil)、北アイルランド - シャムロック (Shamrock)になります。
・発行年 ：2021年
・発行国 ：イギリス
・発行枚数：810枚
・重量 ：39.94g
・直径 ：38.61mm
エリザベス女王のコインは生誕記念コインに関わらずジュビリー記念コインシリーズなどさまざまなコインシリーズもございますので、ぜひご覧ください。
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