大阪からリモート参加の舞台監督補佐

お世話になっております。年末特別公演『通り過ぎてゆくものたちよ』で舞台監督補佐をしている高島丈です。

舞台監督補佐といっても、やっていることは予算管理など、お金周りに関することで、舞台の中身にはあんまり関われていないのです…悔しいけど大阪からのリモート参加(今は大阪で暮らしてます笑)なので仕方ないね…

そんなこんなでもう年末でしたが、今まで皆さんどのようにお過ごしいただきましたか?私は今年始めて会社で働くようになって、未知との遭遇の連続でございます…うまくいかないこともいっぱいあるけど、でも楽しいこともいっぱいある、そんな毎日です。


そういえば僕、会社では経理の仕事をしています。だから今回の公演でも金勘定に関することをやってほしいと言われていまの役割を与えられています笑

はたらく高島

僕が今やっているのは金銭出納(資金繰)と固定資産に関する業務です。

資金繰

僕のやっている資金繰というのは、事業部での資金移動を一ヶ月ごとに予測し、その通りに資金移動が行われているかを見届けるということ。
面白いのは、会社がいっぱいお金を持っている場合にはこの仕事ってミスしてもどうとでもカバーできる(というか大勢に影響ない)んだけど、資金繰りがギリギリな会社ではここをミスったりすると債務(払わなきゃいけないお金)が不渡りになって信用を失墜させてしまうということ。会社によって重要度が大きく異なる仕事なんですね。あと、お金の移動を通じてどのように事業が回されているのかもなんとなく知ることができる。会社に置かれているウォーターサーバーとか、こんくらいの値段なんだーって思ったりします笑


固定資産

固定資産については、固定資産の取得・管理・売却という業務を行っています。固定資産って一度持つと捨てるまでずーっと税金がかかり続けるうえに金額的インパクトも大きい、けっこう大変な業務なんです。
破損したときに大きな損失になってしまうから保険に入らなきゃいけないし、しかも正しく管理していないと保険が降りないこともある。1個だけなら管理ってラクかもだけど、固定資産の定義は1年以上使用する20万円以上の資産なので、会社の中には実はほぼ無限大といっていいほどの固定資産がある。それを管理し続けるのはすごい大変なんですね。
この業務で面白いのは、グレーゾーンが非常に広いということ。固定資産の認識について、ある基準に則ってこれは固定資産として認識するべきか、単純に消耗品としていいのか、と考えるのですが、その基準ってすごく曖昧で判断に迷う場面がたくさん出てくるんですね。しかもその判断によってかかってくる税金の額が大きく変わります。我々会社としては消耗品として認識したほうが払う税金が減っていいけれども、政府にとっては固定資産と認識したほうが得られる税金が増える。だから国税局の人間が「これは本当は固定資産なんじゃないか」と言ってくるんですね。ここで答え方を間違えると脱税と認識されて高額のペナルティを払わないといけなくなってくる。すごく大変だけどやりがいはある業務だと思います。


固定資産を写真に収める高島

最後に

さて、話が大きく脱線しましたが、『通り過ぎてゆくものたちよ』公開までもう何日もありません。1回きりの公演なので、ぜひ足をお運びくださいね。
実は僕もまだ台本でしかこの作品の中身を見たことがなくて、演出の堀木がどのようにこれを形にしていくのかすごく楽しみです。

寒くなってきましたが、体には気をつけて後少し乗り切りましょうね!


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