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カフェの空間学

「また来たいな」って思えるカフェは、

美味しいドリンク

スタッフの素晴らしいサービス

心地良い雰囲気

が必ずあるんだそうです。

なるほど、確かにそうですよね〜。
お気に入りのカフェにもありませんか?


そこで今回は要素の1つ、
「心地良い雰囲気」についての書籍…


「カフェの空間学」世界のデザイン手法


を紹介したいと思います。

本書は3つのカテゴリー

「場所とのかかわり」
「人とのかかわり」
「時間とのかかわり」


に分かれて構成

紹介されているカフェはそれぞれ、平面図と写真を基本に、空間コンセプトについて書かれています。専門の知識がなくても読みやすい内容になってますので安心ください♪

カテゴリー…

「場所とのかかわり」 では、

「環境を借りる」
→自然環境や文化など場所のコンテクストに焦点をあわせ、そこを強調するようなデザインが見られるカフェ

「境界をぼかす」
→空間内部と外部の環境が曖昧。もしくは境界を見失ってしまうようなカフェ

「外との関係を断つ」
→空間内部と外部の関係性が絶たれたカフェ

「人とのかかわり」 では、

「人がつくるファザード」
→空間を取り巻くように人が留まり、人がファザードの一部になっているカフェ

「人をもてなす距離」
→人同士の距離を主軸にデザインしたカフェ

「営みの掛け算」
→異なる用途が共存するカフェ

「時間とのかかわり」 では、

「古い建物を生かす」
→リノベーションやコンバージョンで、特に既存建物を尊重することや、手を加えること自体がデザインの要素として捉えられるカフェ

「プロセスのデザイン」
→工程や所作を強調されるよなデザインが見られるカフェ

が紹介されています。

本書を読んでいると、ついつい見た目のオシャレさに目が行きがちですが、

何故にこういった空間になっているのか?

周りとどんな関係性を持ちたいのか?

そんな事を気付かせてくれる本だと思います。

カフェ巡りの楽しみが増える、
そんな一冊でした( ̄▽ ̄)

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