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Paris Brest Paris2023 #2

#1で走り方を書きました 。#2ではその他について書きます。

睡眠


コントロールのベッドは3回利用しました。前述の通り前掛かりでしたのでBrestでは油断してのんびり食事をした後にベッド受付に行ったら埋まってました(TT)。このままリスタートすると眠気が絶対来るので、焦ってボランティアスタッフと予約できないか交渉してしまいました。決して怒鳴ったりはしませんでしたが、ちょっとしつこくしてしまい、ボランティアの方への敬意を欠いていたと反省しています。心よりメルシーボクー!寝たかったら、食べる前にベッドを予約するが鉄則かと思います。
ベッド3回中2回はシャワーも浴びましたが、最後の1回はシャワーを浴びなかったことも影響してか、着替えはしたのですが寒くなり、途中で起きて受付でもらったエマージェンシーシートを掛けて寝ました。エマージェンシーシートはカサカサ音がするのが困ったものです。今回はマットもしくはベッドで睡眠できましたが、以前にはキャンピング長椅子的なもので寝た時もあり、これは寒かったので要注意です。
起床したい時間を受付に伝えておけば起こしに来てくれますが、自分でもGarminWatchの振動アラームを掛けました。常備している耳栓は必須で、それに加えアイマスクも持参しこれも効果的でした。
日中も全工程で2,3回、コントロールの芝生の上などで15分程度の仮眠をしました。眠くなったら寝ろです。


深夜のBrestアーチ

食事と体調


序盤はバゲットサンドにしました。私は逆流性胃腸炎の持病がありますが、前2回のPBP同様に胃酸過多が発症しました。この原因は序盤のミートソースパスタのせいだとずっと思っていましたが、バゲットでも発症したのでミートソース容疑者はシロです。胃酸過多は前傾姿勢や水を飲むと発生します。これは食べ物というより出力がいつも以上に高いせいか、もしくは水かもしれません。胸焼けするから水を飲むのに酷くなるのは辛いです。対処策として持参した胃腸薬を早い段階で突っ込みました。
胸焼けするので食べなくなると、脚が回らなくなります。バゲットサンドは美味いのですが、時間がかかるのと顎が疲弊するのでスープが欲しくなります。レストランの行列は長くなかったのでコントロールのレストランでガッツリ食べることにしました。寝る前もしっかり摂ると回復に役立ちます。レストランでは人参のサラダとゆで卵とメインディッシュ、果物、ヨーグルトを中心に食べました。鶏肉はハズレ、魚はまあまあ、パスタとスープは美味かったです。デザートとしてパリブレストも棚に並んでいたりしますが、ゴールのパリブレストが一番美味しかったです。いつもは帰りのルディアックなどで食べているソーセージsaucisseのクレープを今回は見つけられず食べ損ねました。名物ですので走られる方は試してみてください。
フィジカルについて脚は問題ありませんでしたがお尻は擦れました。この擦れが痛くてかばうと膝を痛めますので、心を無にしお尻を慣らしながら安定したペダリングを心掛けました。

パスタ、にんじん、例のスープ、パリブレスト
とびきり美味しいオムレツを作ってもらった

私設エイド


コース上、Eau水や食べ物を提供してくださる私設エイドが本当にたくさんあります。今回は2箇所でクレープや飲み物をいただきました。クレープ美味しかった。お返しは働く子供達にAJのバッジをあげました。本当にメルシーボクーです。
フランス語はボンジュール、ボンソワ、メルシー、オーボワ、オウ、ウィ、ノくらいしか話せませんが、私設エイドではできるだけ使いました。

補給食をいただき、バッジをプレゼント メルシー
毎回お世話になっているPaul ROGUEさんのエイド メルシー

充電


今回は幸運にもベッド脇でコンセントが使え充電もできました。大容量のモバブーを持って行きましたが、Di2の充電とスマホの充電にそれぞれ一度使ったくらいでした。1回目のPBPやLELではHubダイナモからUSB給電してました。ですが、どうしてもHubの抵抗を感じて現在はモバブー給電にしています。今回はラッキーでしたが、コントロールでコンセントが使えない場合があるので、大容量のモバブーは有効かと思います。重たいですが。iPhoneのバッテリーも変えて望んだのですが、あまり変わらなかったのは期待はずれでした。
ETREXはリチウム乾電池運用しました。Brestまで電池交換なしで行けたのは大きかったです。しかし、電池と関係は不明ですが、行きのログが取れておらず(0byteのファイル)がっかりでした。

アフタヌーンティー

天候


今回は走りやすかったと思います。道中雨には一切降られませんでした。朝方は上だけレインウエア、下はレッグウォーマーを着て走りました。朝方、霧が出たりはしましたが、全く寒くはなかったです。これは開催日に寄るのでそのタイミングでのチェックが大事ですね。寒い年は21時くらいに日が落ちると3℃くらいまで冷える時がありましたので悪い方に予測した準備は必要かと思います。

朝焼け
霧が畑に留まる

装備


車体:Look785huezRS+Hunt52+Ultegra11Di2(5236x1130)、AgilistDuro28
サイコン:ETREX32X,GarminWatch,予備でedge530
バッグ:アピュディラサドルバッグ(着替え1式、輪行セット、ツール、雨具,
ウオーマ)+フレームバッグ(充電系を格納)
ボトル:ロング(PBP支給)、ノーマル(持参)
ライト:Volt800 x2 予備バッテリー x2,テールもCateye
GoPro4
次回行くとしたら何を変えるか?
TT バー追加
フレームバッグは使わない
ライト Volt800のマウントへのロックがへたっており、Volt400neoに変えたい
サドルバッグ新調
できたらエアロフレームにしてみたい

全装備
羽田まで自走
大丈夫です、養生してます
ベロモービルズ

ホテル、移動


前泊はサンカンタンのIBISベロドローム:ホテルは問題ありませんがスーパーに歩いて行くのが面倒なので次回は変更すると思います。
後泊はランブイエメルキュール:ここは最高。また泊まりたい。
飛行機はエールフランス、直行便で自転車積み替えリスク回避です。自転車は追加費用がかかります。
サンカンタンまではパリ北駅から全ての荷物を持って自転車で来ました。途中でツールドフランスの終着地点のシャンセリゼ通りやエッフェル塔の前を通り、並木が美しいベルサイユ前も通って来ました。前日受付とスタート当日の移動は電車を使いました。ランブイエまでの道は道が荒れており、パンクしたこともあったので電車にしています。また、スタート当日の電車は混むので早めに行って草の上で仮眠します。興奮と煩さで眠れませんが。
後泊にちゃんとしたホテルを予約したこともあり、ゴール後すぐ寝れるとの思いで早くゴールしたいと思ってました。スタート前に衣類の入ったリュックと参加賞のパネルをホテルに預かってもらいました。
メルキュールにはランドリーはなく、ちょっと歩いたところにコインランドリーがあります。ゴール後は洗濯し、翌朝スーパーで買ったワインや土産と共にパネルなど嵩張るものをランブイエの郵便局から日本へ郵送しました。箱込み5kg以内で€55でした。自宅への到着も早かったです。

ベロドローム
ここで寝るために走った
TGVでなければ自転車はそのまま乗せられます
身軽にする
コインランドリー

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