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予備校初日

昨日は予備校初日だった。

みんな友達作りとかするのかなぁと思っていたが、元々友達だった人以外は一言も話す様子がない。

数学でわからないところがあったので、先生に質問に行こうかと思ったけど、せっかく話題があるので前の女の子に聞いてみた。

その子は親切に教えてくれた。その時私はわかったようなわからないような、という感じだったが、その後でもう一度考えたら理解できた。

とにかくその子が初対面の私に親切に教えてくれたのが嬉しかった。

こんな風に知らない人に話しかけたことを帰ってから母親に報告すると、ものすごく驚かれた。

それもそうだ。私はいつも新学期、

「どうやって話しかけようかな…よしシュミレーションしよう。私がこう言って、相手がこう言って、あー会話終わっちゃう!もう1回考えよう…」

そうしているうちに誰にも話しかけることができずに、結局話しかけられるのを待っている人間だった。

なぜこんなにも変わったのかと考えると、それは「良く見られたい」という気持ちが弱くなったからだと思う。

浪人生になったばかりなのだから勉強が出来なくてもしょうがないし、出来ない子だと思われたら、それはそれで「助けてあげなきゃ」と思って貰えることもある。


こうやって考えられるようになったのは、私の中で非常に大きな進歩だった。


授業に関して言うと、とても面白かった。毎時間新たな発見があり、高二の時は大嫌いだった数学の授業があまりに楽しくて、泣きそうになった。


放課後は復習で忙しいが、楽しかった授業をスルメを噛むように味わっているみたいでそれもまた楽しかった。


私はこうやって勉強に夢中になると、アドレナリンがドバドバ出てきて1週間くらい経った時にプッツリ切れてしまう事があるので、落ち着け落ち着けと言い聞かせているところだ。


新学期、まあまあ良いスタートを切れた気がする。この調子で頑張ろう。落ち着け落ち着け。

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