懺悔

まず始めに、僕は人より声が小さいです。生まれつきです。小さい時に誘拐されそうになり、助けてって叫んでも、声が小さくて話になりませんでした。その時は何とか振り切り、走って隠れて撒きました。そこで、助けてと言っても聞こえないから、自分の身は自分で守ろうと決めました。その時から少しずつ鍛え始めました。

今も変わらず声が小さいです。つい先日、ちょっと大きめの高校生に絡まれました。体型は、ムキムキという訳ではなく、でも柔道をやってそうないかつめの体格の方でした。その人からなんかお金ちょうだいみたいなこと言われ、拒否したら突き飛ばされました。その瞬間、逃げようと決めました。走って逃げたら、これが運が悪く、アニメでありがちのコンクリートの壁で逃げ道がなくなりました。なので、戦いました。もう身を守るとかいうためではなく、この人がこれ以上人からカツアゲをしないようにという思いで、戦いました。結果から言うと、多少の傷は負ったものの、勝ちました。相手はおそらくだいぶ重症かもしれません。僕の拳の指の付け根?のちょっと膨らんでる部分が人より大きいので、そこで、殴ってしまいました。1回や2回とかではなく、正直何回殴ってしまったかは分かりません。相手は余裕アピールをしていたように見えましたが、明らかに声が途切れ途切れで息も続いていないようでした。本当に申し訳ないです。その時、謝れば良かったんですが、謎の意地を張ってしまい、謝ることが出来ませんでした。お腹と頭と鎖骨と足を重点的に狙って攻撃していたので、彼が帰る時、壁伝いでした。もう可哀想という思いというか、すみませんでした。相手がカツアゲしてきたからといって暴力が許される訳ではありません。もし正当防衛が認められても、彼に怪我を負わせてしまった事は事実です。ここで懺悔します。

本当に申し訳ありませんでした。

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