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わたしの実験


最近、あたらしく自分に取り入れたアイデアがある。
ネットなどで性別をきかれることがあったら、“どちらでもない“ のようなはっきりしない選択肢を選ぶこと。
チェックを入れた時に自分がどう感じるか実験しているところ。
なんでネットでかというと、気軽だから。


そのきっかけは、あたらしいiPadの設定をしている時にやってきた。

性別   □男性  □女性  □どちらでもない

軽い気持ちで □どちらでもない にチェックを入れてみた。
なんだかすごく自由な気持ちになった。
その時から、性別ってなんだろうと思うと同時に、
性別について、なんか気になる、なんかひっかかる、エピソードもいろいろとあったことを思い出した。
ちょっと掘り返してみようと思う。


✳︎ 小学校の絵の具セット
小学校2年の時くらいかな。学校で絵の具セットを買うことになった。
水色とピンクと2種類あって、わたしは迷わず水色にした。
水色がすきだからだ。
絵の具セットが届いたらびっくり。
男子はみんな水色で女子はみんなピンク。女子で水色なのはわたし1人。
絵の具セットをしまう場所も男女分かれているものだから、ピンクの中でわたしの絵の具セットは目立っていた。
なんだか不思議だなあと感じていた。


✳︎ 謎のメンズファッション期
小学校高学年の頃、男っぽい格好を特に好んでしていた時期があった。
ジーパン、シャツ、パーカー、スニーカー
今思うとあれはなんだったんだろう?
女が嫌という訳ではないし、男になりたいという訳でもなかった。
今現在はというと、メンズものでもデザインやサイズさえ気に入れば買っている。
シャツとジーンズとか、誰が着てもいいようなファッションもすき。
でも、ワンピースやちょこっとフリルやくるみボタンのついた服もすき。


✳︎ 中性?
以前病院に勤めていた。
ある日、よく喋る患者さんから「あなたは中性だよね」と言われた。
どういうつもりで言ったのかは深くつっこまなかったけど。
「そんなことないもん」と思いつつ、なんかひっかかってネットで男脳・女脳診断というものがあったからやってみた。見事に「中性脳」という結果が出てきた。
脳の使い方が、男性的な使い方と女性的な使い方の間あたりという意味らしい。
その患者さんに結果を話して大笑いした。


✳︎ anone
Twitterでanoneというセクシャリティ分析を知り、なんとなくやってみたことがある。
こころの性、恋愛的指向、性的指向、表現したい性が分析される。
前にやったので結果ははっきりと憶えてないけど、自分のセクシャリティの傾向があいまいなところがあって、ちょっとびっくりした。
でも、性別って単純にからだやこころだけでは分けられないところがあるんだなあと知れたことはすごくよかった。
知らなかっただけで、性別ってあいまいで幅があって微妙で繊細なものなのかも知れない。

こんなことを思い返してみると、性別のことで不自由したことはないけど、性別に対してなんかひっかかる部分を持っていたみたい。


でもね、自分の性別を、“どちらでもない“ あるいは、“どちらでもある“ と、捉え直した時に、世界が今までとはちょっと違って見えてくるのかも。
(わたしの世界の中がね)

恋愛対象なんて最たるもの。
今まで自分は女だから男性としか恋愛しないと思い込んできたけれども、自分の性別をまっさらにしたら、女友だちのあの子だって恋愛対象として好きになっていたのかもしれないし、これから女性を好きになることがあるのかもしれない。
だって、すてきな人はすてきで、男とか女とか関係ないもんなあ。
まあ、今までの自分の傾向を見ると、ほぼほぼ男性を好きになるんだろうけど。
でも、ほんとうに好きだったら女性に恋心を持ってもいいし、その人がそれを受け入れてくれるのであれば、パートナーになってもいいのかもしれない。

そんな自由もあっていいんだと自分に許可したら、「これっくらい」と思っていた自分の人生にいきなり余白が生まれてきた。

2021年の2月に、わたしは “どちらでもない“ あるいは、“どちらでもある“ 性別をとりあえず実験的に生きてみることにしました。

まあ、今までの自分と大きくは変わらないんだけどね。

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